教師は話すのではなく,語らなければいけません。本音で話すことを「語る」と言います。
こんな時に,こんな「語り」をすれば,子どもの心に響きます。
「幸動力」を高めよう。「幸動」とは,私が作った言葉 です。周りの人が幸福になるような行動をとるという意味です。 この「幸動力」を学年キーワードとして,生徒をより良い方向 へ育てていきたいと思います。「幸動」とは,そんなに難しいこ とではありません。例えば,あいさつをき ちんとやる,きまりを守る,係の仕事や掃除をきちんとやる,悩 んでいる仲間に声をかける,困っている仲間を手伝うなど,あた り前のことをきちんとやることです。さらに,詳しく言えば,右のグラフで示したように,自分の幸福だけを優先させるのではなく,周りの人 たちの幸福も考えた行動をとることなのです。自分の幸福だけを優先 させる生き方を「自己中心的」と言います。自己中心的なことをやると自分の幸福は,70%にも80%にもなります。しかし,周りの幸福は30%や20%に下がるのです。自己中心的な生き方をし ている人は,信頼を得ることはできません。最終的には幸福にはなれ ないと思います。自分の幸福は50%程度,周りの幸福が50%程度を目指しましょう。 自分の幸福も大切にして,周りの人の幸福を考える ことが「幸動力」=「思いやり」だと思うのです。自己中心的な人間 ではなく,思いやりがある生徒に成長するために「幸動力」を高めてほしいと思います。
先生の名前を知っている人は手をあげて下さい。(数名が手をあげました。)
先生の名前は山中太と言います。名前以外で私のことを何か知っている人は手あげてください。(当然,誰もあげませんでした。)
今日初めて出会ったのですから,無理もありません。
つまり,皆さんは担任である山中太という人間について,ほとんど知らないと言って良いでしょう。これを数字で表すと0(ゼロ)ということになります。(黒板に0と大きく書きます。)
では,次に私は君たちのどんなことを知っていると思いますか。
実は,皆さんと同じように,君たちの名前ぐらいしか知らないのです。
小学校で,学級委員長をしたとか,何か悪さをしたとか,成績が良いとか,勉強が嫌いとか,全然知りません。つまり,先生も君たちについて,ほとんど知らないと言うことになります。これも数字で表すと0(ゼロ)ということになります。(黒板にさっき書いた0のすぐ横にくっつけて0を書きます。)
皆さん,黒板に注目して下さい。このような記号ができあがりました。
(∞ 注意 無限大の記号に似ているものが書いてあります。)
この記号の意味を知っている人は手をあげてください。(数名あげましたので,一人を指名しました。)
無限の言う意味です。その通りです。これは数学(算数)で使う無限大(限りない)という意味です。
今日ここで出会った,知らない先生の0(ゼロ)と知らない君たちの0(ゼロ)が1つになれば無限の力となるということなのです。
何もない0(ゼロ)がくっつけば無限の力となるのです。
今日,この出会いを大切にして,お互い0からのスタートをしますが,協力,団結して,無限の力でこの1年1組を中学校で1番素晴らしいクラスにしていきましょう。
君たちの無限の力を信じています。明日からがんばっていきましょう 。
今日の体育大会練習後,1年男子だけを残して,次のような話をしました。
集団演技の決めポーズを話し合い型をつくる時に,数名のリーダーが出てまとめようとしていました。
先生から言われずに出てきたことは素晴らしいことです。
しかし,そのリーダーがまとめようとしている時に,おしゃべりをしたり勝手な行動をとったりする人が多かったことはとても残念です。
集団にはリーダーが必ず必要です。
そのリーダーを育てるのは集団なのです。
良い集団であれば,リーダーがより良く成長します。
そうなれば,集団も益々よくなるのです。
これから,野外宿泊活動,職場体験学習,修学旅行があります。
より集団にするために,みんなで協力し,よりよいリーダーを育ててください。
入学式練習に行く前に,2年生全員を廊下に座らせて(入学式準備のためにイスは体育館に運んでい てありませんでした),私が次のような語りを行いました。
山中「入学式は誰のためにするのですか。」一人の生徒が手を挙げて「新入生のためです」と答えまし た。
山中「そうですね。でもそれだけですか。」この質問に対しては誰も手を挙げませんでした。
山中「新入生だけのために,練習や入学式本番で約一時間,姿勢を良くしてじっと動かないで,校歌合 唱で大きな声を出すことができますか。できる人は手を挙げてください」誰も手を挙げませんでした。
山中「なぜできないのでしょうか」生徒は黙っていました。
山中「それは,何かが足りないからです。入学式は新入生やその保護者のためにだけにするのではな く,自分のためにもするのです。だらしない格好で座ったり,式の最中におしゃべりをしたり,合唱 では声を出さなかったりする人は,何の成長も得られません。入学式やこれから行われる行事を自分 の成長のためだという考えをもって取り組んでほしいと思います。では,いまから入学式の練習に行 きます。自分が成長できるようにがんばってください。」
誰か号令をかけてくださいと言うと,1組 の吉村くんが元気よく号令をかけて挨拶をし,生徒は体育館に向かいました。
先週の木曜日に初めての学年集会を開きました。最初に,学級委員と学年委員がこんな学年にし たい,こんなところを伸ばしていきたいという決意を発表してくれました。初めてで緊張した部分 もありましたが,一生懸命に発表する姿を見てとても頼もしく思えました。 そして,2年生の先生たちからの話でした。最後に私がホワイトボードを使いながら話しました。 (70という数字を書きました)これは何の数字ですか?すると,ある男子生徒が「2年生の人数」 と答えました。「そうです。これは,2年生の生徒の数です。」 (70×1=と書きました)「答えはいくつですか?」ときくと,70という正解が出ました。 (70×2=と書きました)「答えはいくつですか?」ときくと,140という正解が出ました。 (69×1×0=と書きました)「答えはいくつですか?」これも0という正解が出ました。 「では,この式の意味が分かりますか?」「70×1=70というのは,2年生ひとり一人が「1」 の力を出せば,70の力になるという意味です。「70×2=140というのは,2年生ひとり一人が 「2」の力を出せば,140という大きな力になるという意味です。 「69×1×0=0は,2年生69人が力を出しても,たったひとりでも力を出さなければ,全体の 力は「0」になるのです。みんなが全力でがんばっていても,たった一人が手を抜いたり,問題行 動を起こしたりすると学年全体が0となってしまうのです。 次に割り算です。と言って式を書きました。 (70÷1=70)(70÷2=35)(70÷7=10)(70÷70=1) 「これはどんな意味でしょうか?」ときくと,手を挙げて自分の考えをしっかりと発表した生徒が 数名いて立派でした。「これは,一人の生徒が70の悩みを持っているとして,一人で悩んでも悩み は70のままです。しかし,2人で悩めば,半分の35に減ります。例えば,いじめられて悩んで いる人がいるとして,一人の仲間が声をかけてあげれば,悩みは半分になるのです。声をかけてあ げる仲間が6人いれば,悩みは10に減ります。一人の悩みを全員で考えるようになれば,悩みは 「1」になるのです。このかけ算と割り算を覚えていてほしいと思います。これからも,仲間を大 切にする学年になってほしいと思います。
(1) 練習も本番も全力を出して欲しい
運動能力は,人ぞれぞれです。足が速い人もいれば遅い人もいます。リズムよく踊れる人もい れば,あまり踊れない人もいます。できないからと言って手を抜くのではなく,自分が持ってい る力を全て出すことが大切なのです。全力を出せば,たとえ失敗したり負けたりしても必ず何を 学ぶことができます。 逆に,手を抜いて中途半端に取り組めば,自分の成長にはつながることはありません。また, 全力で何かに取り組んでいる姿は,周りで見ている人たちに感動を与えます。つまり,全力が周 りの人の幸福を生み出すこともあるのです。
(2) 仲間と協力して喜びを味わってほしい
ゲームを全部クリアした時,喜ぶ生徒もいると思います。本や映画で感動する生徒もいると思 います。これはたった一人で味わう喜びや感動です。このような喜びや感動も大切だと思います が,仲間と一緒に味わう喜びや感動を大切してほしいと思います。体育大会の結果発表の時,仲 間と一緒に喜び感動した人もいたと思います。仲間と一緒味わう喜びや感動は一人の時よりも何 倍もうれしいものです。また,負けて悔しい,悲しい思いをした人もいると思います。 しかし,仲間がいることで,悔しさや悲しみも薄らいだのではないでしょうか。 まさに,人は一人で泣くことはできますが,一人では心から笑うことはできないのです。 これから中学校では,野外宿泊活動・合唱コンクール・職場体験学習・修学旅行など様々な行 事が予定されています。これらの行事でも,「全力を出す」「仲間と一緒に思い出をつくる」こ とを大切にして欲しいと思います。
今回は「たいやきの心」を持ってほしいという話です。「たいやきの心」とは,「やりたくない」 や「どうせだめだ」などのマイナスの心ではなく「○○ したい」というプラスの心のことです。(下の図) この「たいやきの心」を持ってみんなが行動すれば周 りが幸福になり,自分も成長できるのです。
先日,ある 学級でとても心が温まる出来事がありましたので紹介し ます。学級委員や係が決まらずにちょっともめていた学 級がありました。そんな時に,「私がしてもいいですよ」 と言って立候補してくれた生徒がいました。また,給食の食器が足りない時にすぐに取りに行って くれた人がいました。これが「たいやきの心」なのです。実は,この「たいやきの心」は誰でも持 っているのです。ちょっとだけ勇気を出して行動することで,周りの人たちが幸福になるのです。
そんな人を「たいした」人だと褒めるのです。
先週,各学級で「こんな先輩になりたい」という題名で200字作文を書かせました。この文の中 にも「たいやきの心」がよく表れていますのでいくつかを紹介します。
〇私は,誰にでも優しく明るい先輩になりたいです。私は今まで,好きな友達には優しくできたけ ど,あまり関わっていない人には優しくできませんでした。でも冷たくされた人の気持ちを考えて みたら,嫌な気持ちになると思います。私はこの目標をもち,みんなに優しく接して,いい先輩に なれるように努力していきたいです。もう,1年生の先輩だという意識を持ち,生活面だけでなく 他の場面でもしっかりと努力していきたいです。
〇ぼくは,後輩に尊敬される先輩になりたいです。ぼくは,小学校の頃から,いろいろ先輩に頼っ てばかりでした。今の後輩は,たぶん前のぼくといっしょだと思います。だから,これからは,後 輩のお手本となって,後輩の憧れの先輩になれるように努力していきたいです。でも,ぼくは先輩 として,まだまだできていないところがあります。だから,今,ぼくができていないところを改善 して後輩のお手本になっていきたいです。
入学式の準備を始める前に,はじめての学年集会を開き,次のような話をしました。 ホワイトボードに下のように書きました。
「One for all」とはどんな意味ですか。生徒を指名して答えさせ ました。一人はみんなのためにという意味ですね。 では,「All for one」とはどんな意味ですか。これも指名して答えさせました。ひとりの女子が「み んなはひとりのために」と答えました。
ここで,A「One for all」とB「All for one」はどちらが 大切だと思いますか。AかBかどちらかに手を挙げましょうと言いました。
結果は,Aに手を挙げた 生徒がほとんどで,Bはわずか5人でした。では,Bに手を挙げた人は,どうして「みんなはひとり のために」が大切だと思うのですかとききました。すると,一人の男子が,「みんなで一人を支える ことができるからです」と答えました。素晴らしい答えでした。 先生は,3年生の年間キーワードを「個人力と学年力」に決めました。「個人力」と「学年力」で は,どちらが大切だと思いますかとたずねると,ほとんど全員「学年力」に手を挙げました。みんな は,「学年力」が大切だと思うのですね。
では,先生の考えを言いたいと思います。 先生は,「One for all」(ひとりはみんなのために)が大切だと思います。理由は,「All for one」 (みんなはひとりのために)は,確かに支え合うことも大切だと思いますが,自分が甘えてしまい, みんなの力に頼ってしまうことになりませんか。自分が全力を出さなくても誰かかが助けてくれると 思う人が出てきませんか。ですから,「One for all」が大切だと思うのです。ひとり一人のがんばり が,みんなの力につながっていき,大きな力となるのだと思います。 同じように,「学年力」よりも「個人力」のほうが大切だと思います。
3年生ひとり一人が全力を出 してほしいと思っているからです。例えば学習面です。例えば生活面です。例えば学校行事面です。 いろいろな場面でひとり一人が全力を出すことで,学年全体の力が高まっていくのだと思います。
学年キーワードである「個人力と学年力」を常に意識して1年間頑張っていきましょう。
雨のため延期となった体育大会が 23 日(水)に行われました。1年生にとっては,ようやく 中学校生活に慣れてきた頃でしたから,練習に対する不安や戸惑や疲労もたくさんあったと思い ます。本番を迎えるまで,体育大会で大切にしてほしいことを 2つを紹介します。
1 練習も本番も全力を出して欲しい
運動能力は,人ぞれぞれです。足が速い人もいれば遅い人もいます。リズムよく踊れる人もい れば,あまり踊れない人もいます。(下の写真)できないからと言って手を抜くのではなく,自分が持ってい る力を全て出すことが大切なのです。全力を出せば,たとえ失敗したり負けたりしても必ず何を 学ぶことができます。 逆に,手を抜いて中途半端に取り組めば,自分の成長にはつながることはありません。また, 全力で何かに取り組んでいる姿は,周りで見ている人たちに感動を与えます。つまり,全力が周 りの人の幸福を生み出すこともあるのです。
2 仲間と協力して喜びを味わってほしい
ゲームを全部クリアした時,喜ぶ生徒もいると思います。本や映画で感動する生徒もいると思 います。これはたった一人で味わう喜びや感動です。このような喜びや感動も大切だと思います が,仲間と一緒に味わう喜びや感動を大切してほしいと思います。体育大会の結果発表の時,仲 間と一緒に喜び感動した人もいたと思います。仲間と一緒味わう喜びや感動は一人の時よりも何 倍もうれしいものです。また,負けて悔しい,悲しい思いをした人もいると思います。 しかし,仲間がいることで,悔しさや悲しみも薄らいだのではないでしょうか。 まさに,人は一人で泣くことはできますが,一人では心から笑うことはできないのです。
これから中学校では,野外宿泊活動・合唱コンクール・職場体験学習・修学旅行など様々な行 事が予定されています。これらの行事でも,「全力を出す」「仲間と一緒に思い出をつくる」こ とを大切にして欲しいと思います。
初めての定期テストである中間テストが終わり,テストが返却されました。 1年1組で社会のテストを返した後で,こんな授業を行いました。黒板に右の表を書いて授業を進めました。 表の見方は次の通りです。
Aは,努力をしたので,テストの点が高かった人という意味です。
Bは,努力をしたが,テストの点が低かった人という意味です。
Cは,努力はしなかったが,テストの点が高かった人という意味です。
Dは,努力はしなかったので,テストの点が低かった人という意味です。
今回のテストで自分は,どれに当てはまるかA~Dの中から1つ選ばせて挙手 させました。その結果,Aが7人,Bが10人,Cが4人,Dが3人でした。 この4つのパターンを比べてみると,Aが一番良くて,Dが一番悪いと言えます。では,BとCで はどちらがいいと思うか意見を求めたところ,予想以上にいろいろな意見が出ましたので紹介します。
○「Bがいいと思います。理由は,今回は努力をしたところは出なかったけど,努力をしているので 次のテストで生かされると思うからです」
○「Cがいいと思います。理由は特に努力をしていないけど,授業中にしっかりと集中して学習して いるからいい点が取れたと思うからです」
○「Bがいいと思います。理由は,今回のテストではたまたま予想した部分が出ただけだから,勉強 していなければ次のテストではいい点が取れないと思うからです」
努力とテスト結果の関係について,いろいろな意見が出たことをとてもうれしく思います。仲間の 意見を聞くことで自分自身もいろいろ考えたことでしょう。わずか10分程度のミニ道徳授業でしたが, 多くの生徒が意欲的に意見を発表したことに驚きと喜びを感じました。意見がたくさん出るというこ とは,周りの人たちの聴く態度がきとんとできているからです。今後の道徳授業が楽しみです。
『 み や ざ き 中 央 新 聞 』 の 編 集 長 で あ る 水 谷 も り ひ と さ ん の ブ ロ グ の 中 に 書 い て あ っ た , 「人 生 で最 も不 幸 なことは成 長 しないことである」という 言 葉 が 印 象 に 残 っ て い ま す 。 も ち ろ ん こ こ で 言 う 成 長 と は 身 体 の 成 長 で は な く , 人 と し て の 成 長 の こ と だ と 思 い ま す 。 で は , 「 人 と し て 成 長 し な い 」 人 の 特 徴 は 何 で し ょ う か 。 思 い つ く ま ま に 挙 げ て み ま し た 。 そ れ ぞ れ に つ い て 説 明 し て い き ま す 。
① 自 分 中 心 の 人
周 り の 人 の こ と を 考 え ず に 自 分 勝 手 な こ と を す る 人 は 絶 対 に 感 謝 さ れ ま せ ん 。 そ れ ど こ ろ か , 他 人 に 迷 惑 を か け る こ と に も な り ま す 。人 は 感 謝 さ れ る こ と で 喜 び を 感 じ る も の で す 。こ の 喜 び が 成 長 の 大 き な 原 動 力 と な る の で す 。
② 他 者 か ら 学 ぼ う と し な い 人
授 業 中 に 私 語 を す る 生 徒 が い ま す 。こ の よ う な 生 徒 に 足 り な い も の は ,い ろ い ろ な こ と を 他 の 人 か ら 学 ぼ う と 言 う 姿 勢 で す 。授 業 で は ,知 識 や 技 術 を 身 に つ け る だ け で は あ り ま せ ん 。 先 生 た ち の 話 を 聞 く こ と で , 生 き 方 の 参 考 に な る 場 合 も あ る の で す 。 「 我 以 外 皆 師 」 の 言 葉 の 通 り , 自 分 以 外 の 人 々 ( 友 達 , 仲 間 , 親 , 地 域 の 人 々 な ど ) は す べ て 先 生 で あ り ,ど ん な 人 か ら も 学 ぼ う と す る 謙 虚 な 姿 勢 を 持 つ こ と が 大 切 な の で す 。
③ で き な い 理 由 を 探 す 人
何 か 頼 み ご と を す る と ,「 で も 」と か「 だ っ て 」と か い ろ い ろ な 言 い 訳 を す る 人 が い ま す 。前 向 き な 気 持 ち で や っ て み る こ と が 大 切 で す 。で き な い 理 由 を 探 す 前 に ま ず は や っ て み ま し ょ う 。例 え ば 失 敗 し て も「 や っ て よ か っ た 」と 心 が ス ッ キ リ と す る も の で す 。
④ 小 さ い こ と が で き な い 人
授業の 始 め と 終 わ り の あ い さ つ の 時 に , イ ス を き ち ん と 中 に 入 れ な い 生 徒 が い ま す 。 下 駄 箱 に 靴 や シ ュ ー ズ を き ち ん と 揃 え て 置 か な い 生 徒 が い ま す 。名 前 を 呼 ば れ て も 返 事 を し な い 生 徒 が い ま す 。授 業 を 受 け る 姿 勢 が 悪 い 生 徒 が い ま す( 足 を 投 げ 出 し て い る と か 足 を 組 ん で い る と か ) このような当たり前のことができないならば,大きなことができるわけがありませ ん 。ま ず は ,だ れ で も で き る 当 た り 前 の こ と を き ち ん と や る こ と か ら 始 ま る の で す 。ま さ に 凡 事 徹 底 が 大 切 な の で す 。
心 の 持 ち よ う を 少 し だ け 変 え れ ば ,成 長 す る こ と に つ な が る の で す 。 つ ま り 心 が 豊 か に な っ た こ と を 成 長 し た と い う の で す 。
これは,鍵山秀三郎さんの言葉です。
鍵山さんは1933年東京生まれ。自動車用品卸販売会社イエ ローハットの相談役をされている方です。1952年高校を卒業後,自動車用品を扱う会社に就職しま す。61年に独立し,自転車に商品を積んで行商の生活がはじまりました。さまざまな会社経営の苦 労の中で,自分の心を落ち着かせてくれたのが,トイレの掃除や会社周辺の掃除でした。鍵山さん が始めたこの運動は「日本を美しくする会」として,国内107カ所,海外ではブラジル,中国, アメリカ,台湾などにも広がっています。
この言葉のについて,鍵山さんはこう説明されています。
「これは禅宗のお坊さんから習った言 葉で,たらい一杯に汲んだ水の真ん中を細い箸1本で回せば,最初は箸しか回らない。しかしそれ を辛抱して回し続けると,箸の周りの水が少し渦になって回り始める。さらにそれを回し続けると, だんだんその渦が大きくなって,しまいには,たらい全体の水が回り始める,という意味です。た とえ自分一人の力が小さくても,あきらめずに継続をすることがいかに大きな力になりうるかとい うことを,掃除から学んだわけです。」
※参考『ラジオ深夜便こころの時代 第1号』(NHKサービスセンター )
先週の1組の社会科授業が始まるとすぐに,次の「なぞなぞ」を出しました。 「見えているのに,見えないものはなーに」
生徒たちは,「なぞなぞだ」から楽しそうにいろいろな答えを言いはじめました。
生徒「空気」
山中「違います」
生徒「目」
山中「違います」
するとある女子生徒が「気がつかないゴミ」と答えました。
山中「正解です」
この「なぞなぞ」を出したのは,次のような出来事があったからです。
授業が始まる5分前に教 室に行くと,床に紙ごみが1つ落ちていました。誰が見ても,ゴミとわかるものでした。すぐに拾 おうと思いましたが,しばらく生徒の様子を黙って見ていました。
生徒たちは,遊んだり,おしゃ べりしたりしていました。明らかにゴミの近くで遊んでいる生徒もいましたが,結局だれも拾いま せんでした。落ちているのに見えているのに,見えていないのです。
心がないと見えているのに,見えないのです。
職員室へ戻りその学級担任であるO先生にその様子を報告して,次の作戦の打ち合わせをちょっぴりしまし た。
そして,帰りの会でO先生が次の話をしました。
O先生「なぞなぞです」「見えないけれど,見えるものはなーに」
これもいろいろな答えが出たそうです。 正解が出ないまま,進めていくと朝,正解を出した女子生徒が次の答えを言ったそうです。
「心です」 なかなかするどい!
人の心や気持ちは見えませんが,その人の行いを通して見えてきます。心を育てる教育という言葉 をよく耳にしますが,心が育つということは分かっているようで,実はよくわかっていなのではな いかと思います。理由は,心は見えないからです。心が育ったということは,その人がとった行動 でしか判断できないのではないでしょうか。
まさに,「心は見えないが,行いは見える」のです。
先週,1組の帰りの会に行きました。B日課だったので15時40分には着席して帰りの会を始め るようにと指示を出しておきました。時間になって教室に行ってみると,ほとんどの生徒が廊下でお しゃべりをしていました。これ以外にも学校生活では時間が守れていない場面を度々見かけます。遅 刻や授業開始,給食を食べ終わる時間などです。そこで,今回は時間の大切さについて考えます。
1 時間とはお金
飛行機や新幹線や高速道路を使うのはなぜでしょうか。これは目的地に少しでも早く到着するため です。つまり,お金を払って時間を買っ ているのです。「時は金なり」と言います,時間はお金と同じぐらい価値があるのです。以前読んだ 小説で,余命数週間を宣告され大富豪が「お金は好きなだけ払うから,1日でも多く長生きさせてく れ」という場面がありました。この大富豪にとって,お金よりも時間のほうがはるかに大切だという ことになります。
2 時間は命
人は誰でも1日でも長生きしたいと考えています。そのために,病院へ行ったり薬を飲んだりしま す。つまり,命とは時間であるということです。命(時間)があるからこそ,やりたいことがやれる のです。つまり時間を無駄に使うことは,命を無駄に使っていることと同じなのです。
3 時間は平等
時間はすべての人に平等に与えられています。男女の差,貧富の差,人種の差,地位の差などはありません。また,いつ終わるか誰もわからないという点でも平等なのです。
4 時間を守ることは思いやり
待ち合わせの時間に遅れたとしましょう。その待ち時間は相手にとって無駄な時間となります。 他人の大切な時間を奪ってしまっていることになるのです。また,提出物の期限を守らなかった場 合は,誰かに迷惑をかけることになります。まさに時間を守るということは思いやりなのです。
5 時間を守る人は信頼される
これは言うまでもありません。社会人ならば当然のことです。社会人が出勤時間に遅れたり,打ち 合わせの時間を忘れたり,期限を守らないとどうなるでしょうか。当然,信用を失います。時間にルーズな人に,重要な仕事を任せることもありません。
3年生の学年懇談会でこんな話をしました。
3年生の一番の悩みであり,目標である高校受検 に向けて大切な「3つのG」を紹介しました。
①元気
②がまん
③学力
特に 「がまん」を大切にしてほしいと思います。やりた いこと(スマホやゲームなど)やいろいろな誘惑が あると思いますが,これをぐっとがまんすることで 学習に集中することができ,しっかりとした生活習 慣が身につくのです。資料として,全家庭に進路スケジュールとH中学校年間行事計画を配布し ますので必ず確認してください。ご理解とご協力をよろしくお願いします。
今まで,いろいろな悪い行いをした生徒と話をしてきました。いじめ,暴力,恐喝,窃盗,喫 煙,飲酒などです。
このような悪い行いをした生徒にはどんな共通点があるか,わかりますか。 ・・・
それは,先を見通す力がないということです。こんなことをすればどうなるか がわからないのです。
例えば,足をかければ,つまづいてケガをする。窃盗をすれば,警察に逮 捕される。いじめをすれば,保護者が学校によばれるなどです。
今から,自分がやろうとしてい ることを,実際にやった場合はどうなるかという予測をしてください。最悪どうなるかを予測し てください。
みんなが,悪いことをすれば,かならず誰かが悲しい思いをするのです。
自分自身 だけでなく,保護者や友達や仲間や先生誰かが悲しむことになるのです。
これから,いろいろな良くない誘惑があったり,どうすればいいのか迷う時が来ると思います が,是非,自分自身の予測力を働かせて悪い方向へ行かないようにしてください。
~道端に咲く草花に目を向ける~
5月も終わりに近づいていますが,山々の緑がまぶしくなってきていて草花が一生懸命に 生きようとしていることを実感します。さて,今回は草花にまつわる3つの話を紹介します。
その1 桜(さくら)
桜には「友を待つ桜」という話があります。桜の花は,1本の木にたくさんの花がついてい ます。どれくらいついているのかは知りませんが,この桜の花は一斉には咲かないで,順番に 咲いていくそうです。しかし,最初に咲いた花は最後の花が咲くまでは,決して花を落とさな いそうです。
最後の最後の仲間が咲くまで待つ。2年生の仲間みんなができるようになるまで 待つ。そんな桜のような心があればもっと素敵な学年になると思います。
その2 蒲公英(たんぽぽ)
たんぽぽの種は綿毛です。公園や道ばたにある綿毛に息を吹きかけて飛ばした経験は誰でも あると思います。
この綿毛は風が吹くと飛んでいきます。
これは,母親たんぽぽができるだけ 子供たち(綿毛)を自分から遠くに離そうとしているように見えます。
子育ての一番大きな目 標は何かと言われたら,子供を自立させることだと答えます。
子供が,将来自分一人で生きて いく力を育むことの大切さをタンポポは教えてくれているのではないでしょうか。
その3 栗(くり)
栗の実はイガイガに包まれています。このイガイガはどうしてついているのでしょうか。動物から大切な栗の実を食べられないようにするためというのは想像できます。
それ以外に こんな話を聞いたことがあります。
イガイガをつけた実が熟すと木から落ちます。地面に落ち るとイガイガが衝撃を和らげてくれます。
また,このイガイガのおかげでひとつひとつ実は, いろいろな方向に転がっていきます。
つまり,実が一カ所に集まらないようにしているのです。 一カ所に集まってしまうと,全部が腐ってしまう可能性もあります。
また,お互いが栄養分を 取り合ってしまい大きな栗の木に成長できないことにもなります。
こんなことを知ると栗って すごいなと驚いてしまいます。
先週の火曜日に学年朝会の行いました。
目的は,前期前半を振り返り夏休みを前に気持ちを引き 締めるためでした。
内容は,
①各学級の様子(良かった点と改善点)
②各専門部長からの報告
③ 生活面や学習面の自己評価(プリントに A・B・C で記入させました)でした。
最後に私が,夏休みに特に注意して欲しいこと話をしました。
「(最初に,黒板にN D P Rと書きました。)これは何でしょうか。どこかでみたことがあり ものです。最初は分からない様子でしたが,ヒントを出すにうちに,一人の男子が「車の??」と いう意見を言いました。そうです,これは車のギアに書いてある文字ですね。
Rは何ですか。さす がにこれは正解がすぐに出ました。そうバックですね。
では,バックギアは何のためについている のでしょうか。
(後ろに下がるため,駐車場に止めるためなどの意見がでました。)
もちろんそうで すが,バックは後ろに下がるためだけではありません。
方向転換をするためでもあります。行き止 まりや道を間違ったり,障害物にぶつかったりした時に,一旦後ろに下がってから別の方向に進む ためです。
前期前半を振り返ると,2年生の大きな問題やケガや事故はありませんでした。しかし, 夏休みになると気分が開放的になり,無断外泊,深夜徘徊,花火などの火遊び,携帯やパソコンな どを使ったメールでのトラブルなどが起きやすくなります。そんな悪い誘惑に負けそうな時は,一 旦停止をして,ギアをバックに入れてください。そして方向転換をするのです。
バックギアは勉強 も同じことが言えます。
夏休みを利用して,自分がどこでつまづいたか,どこでわからなくなった のかを知るためにも,一旦停止して,後ろに下がりましょう。もちろん小学校の学習まで下がって いもいいのです。そこから,方向転換をすると,次第にわかるようになってくるのです。
日頃,周りの大人たちから,前に向かって進むことが良いことのように言われます。しかし,間 違った前方に進むよりも,一旦後方に下がり,正しい方向に向きを変えることも大切なことなので す。 夏休みは,是非,このバックギアを意識して生活して欲しいと思います。8月9日に心も体も 元気に再会しましょう 。
6月12日に体育館で,職場体験学習のガイダンスを行いました。
2年生全員に,目的と24事業所 の紹介と仕事内容の説明を行いました。
ガイダンスのはじめに私が次のような話をしました。
小さい頃の希望の職業に就けた人はどれぐらいいると思いますか?
つまり子供の頃の夢が実現し た人はどれぐらいかということです。
私が読んだ本には,約15%という数字が出ていました。
100人中15人ぐらいの人が,小さい頃の希望の職業に就くことができたということです。
逆 に言えば,85人は希望の仕事に就くことができなかったということになります。
私もそうです。私も小さい頃は教師になりたいと考えたこともありませんでした。もっと言えば, 自分は教師という仕事には絶対向いていないと思っていました。しかし,実際,教師になってみる と,この仕事の面白さや厳しさややりがいなどを知ることができました。
これから,どの職場に行きたいか希望をとります。もちろん好きな仕事,将来なりたい仕事,興 味ある仕事を選んでもいいと思います。
しかし,興味がない,将来の希望には入っていない仕事を 選んでみてもいいのかなと思います。
実際に,職場体験をしてみると,嫌いだった仕事,興味がな い仕事の面白さや大切さなどがわかるかもしれません。
この職場体験学習をきっかけにして,自分 の将来の進路についてしっかりと考え てほしいと思います。」
させられる努力ではなくて,自分から進んで動く努力をせよ。そういう言葉です。
「よりよい努力」について子どもたちにイメージさせるのに分かりやすい言葉です。
もうすぐ夏休み。「やれでやるより,やるでやれ!」「させられる努力は,報われない。」
子どもたちへ!君たちが,自分からすすんで動く夏休みになりますように!!
せっかく同じことをするなら,気持ちよく自分から動いたほうが,家族みんなが幸せになります よ。
そして,必ず君たちの力になります。
先週の金曜日に文化発表会がありました。午前中は合唱コンクールがあり,全学級素晴らしい 歌声を聴かせてくれました。
金賞を獲得した4組のみなさんおめでとうございます。みなさんの 元気ある歌声が評価されたのだと思います。
残念ながら金賞を逃してしまった1組,2組,3組 のみなさん,お疲れ様でした。学級のまとまりと一人一人の成長が感じられる歌声でした。
さて,すべての学級で合唱コンクール本番を迎えるまでにいろいろなことがあったと思います。 どんなことがあったか,ちょっと思いだしてみましょう。こんなことはありませんでしたか。
①学級がまとまり素晴らしいハーモニーが生まれた瞬間があった。
②普段よくわかっていない仲間の良いところをあらたに発見した。
③集団をまとめることの難しさを感じた。
④練習をする時に,クラス全員がそろわないことがあった。
⑤担任の先生から,怒られたり厳しく指導されたりした。
⑥仲間のことを意識しながら歌う努力をした。
⑦練習を重ねるうちに少しずつ学級がまとまっていくことを実感した。
⑧金賞というひとつの目標に向かって,学級が一つになること大切さを理解した。
これらすべての体験は,とても貴重なことなのです。合唱コンクールがあったからこそ,こう いった体験をすることができたのです。
仲間と一緒に一つのことに取り組んだからこそ,プラス の体験やマイナスの体験ができたのです。
こんなことは,カラオケで歌ったり,ゲームをしたり しても絶対に体験できないことなのです。
仲間と一緒にできる体験をするために学校があると言 ってもいいのです。
こういった体験を重ねていくことで,子供から大人へと成長することができ ると思います 。
現在の 中学 生た ち は,「 3年 B組 金八 先生」 とい うテ レ ビドラ マを 知っ て いる の でしょうか。1979 年 10 月に放送が始まり 2011 年の最終回まで続いた人気番組でした。
それま での学校を舞台にしたテ レビドラマと違う点は,金八先生が生徒たちにいろいろな語りをするということ です。
私が教師に なったのが 1987 年ですからドラマの中で起こる事件や出来事と重なり見える こともありました。教 師になっていろいろ悩むことが数多くありました。時には「金八先生」の言葉に 励まされましたこ ともありました。そんな金八先生の語りの中から,生徒に紹介したい言葉をいく つかを紹介します。
○「私たちはどんな苦しいこと,悲しいことがあっても自分の苦しみや悲しみを, 死という言葉で,死にたいとい う言葉で苦しみや悲しみを飾ってはいけません。
なぜなら私たちには明日があり ます。あさってがあります。
そし て君たちには 21 世紀が広がっています。
どんなにつらくても死という言葉を使 ってはなりません。」
(1999 年第5シリーズ第 10 話より)
○「寒い寒いとぐちばっかり言っていないでね,どうぞ自分の体を使って薪(た きぎ)を割る人になってください。
暖炉(だんろ)であったまる人はたった一度しか温まることができない。
暖炉の 前に行った時だけ。でも薪を割る 人は二度温まることができます。
1度は薪を割るその時。2度目は,薪を燃やす ときです。
どうぞ薪を割る人を目 指してください。」
(1995 年第4シリーズ第 15 話より)
○「いいか,流されないで今こそしっかり自分を見つめること。一流の大学,世 界的に有名な学者さん,ならなく てけっこうです。
しかし, 30 年後,30 年後です。
え,あいつが?というよう なヤツがすばらしい大事業をやって,
え,あの子が?と言っている子がだんなさんを助けて,だんなさんに素晴らしい 仕事をさせてあげているかもしれ ない。
要するにみんな本物になれるんだよ。だから自分の本物の人生をしっかり とその手でつかみ取れ」
(1979 年第1シリーズ第 13 話より)
○「はい,今日は皆さんと希望について話し合いましょう。希望とは私たちが生 きていく力です。希望とはあした を夢見る力です。
あしたがあれば,あしたがあれば,人は生きていけます。
あし たを夢見る力があればこそ,私た ちはここまで生きてこれたのです。
はい,いいか,忘れるなよ。」
( 2001 年第6 シリーズ第 23 話より)
○「棚からボタモチ,楽して生きる。そんな人生は,世の中に転がっていません。
頭も使って耳も使って,目も使 っ て , 口 も 使 っ て , 手 も 足 も 全 部 使 っ て 人 間 は 毎 日 毎 日 生 き て い く ん で す 。」
(1988 年第3シリーズ第4話より)
「大変」とは,たいへんと読みます。漢字の意味で考えると,「大きく変わる」ということです。 いろいろな場面で「大変」な方を選ぶと「大きく変わる」ということです。
では,学校生活で考え てみましょう。
①授業中
私語をせずに授業に集中して勉強したり意欲的に発表したりするのと,おしゃべりをしたり居 眠りをしたりするのでは,どちらが自分にとって大変なことですか。
周りの雰囲気に流されずに 集中することが大変だと考える生徒が多いと思います。
これができる生徒は大きく変われます。
②ゴミが落ちている時
廊下を歩いていたらゴミが落ちていました。拾うか,拾わないか。どちらの選択もできます。 自分にとって大変なのはどっちでしょうか。
そんな大きなことではないでしょうが,ゴミを拾 う方が大変だと思います。
ゴミを拾うとどうなるでしょうか。学校がキレイになります。それを 見た人がちょっぴり幸福になります。大きく変わることはないでしょうが,これが広がっていけ ば大きく変わることになります。
③掃除の時
掃除を一生懸命やるか,適当にさぼるのかどちらが大変でしょうか。
④テスト勉強をする時
計画を立てて決めた時間毎日勉強するか,サボって遊ぶか。どちらが大変でしょうか。
⑤部活動の時
早めに行って準備をして熱心に練習をするか,ダラダラとして適当に練習をするか。どちらが 大変でしょうか。
これだけは言えます。大変な方に価値があるのです。大変な方を選ぶと確かに苦しくきついこと になるかもしれません。時にはやりとげることができないまま終わることになるかもしれません。
しかし,その分,成長することができると思うのです。まさにピンチはチャンスなのです。
自分の成長のために,できるだけ大変な方を選ぶという意識を持つことも大切なのです。
充実した夏休みにするのは自分自身です 来週から夏休みに入ります。
充実した夏休みにするために次のことをしっかりと考えてください。
1 家の手伝いを1つ決めて,必ず毎日実行しましょう
風呂洗い,食器洗い,掃除など自分にできる手伝いを決めましょう。大きな病気やケガなどを除い て,風邪程度ならば実行しましょう。休まずに毎日やりきることが大切なのです。
やりきった時に, 充実感や満足感を味わうことができます。これが心の成長につながるのです。
2 悪い誘惑に対しては,「3D作戦」で逃げましょう
夏休みは,いろいろな誘惑がある時期です。友人宅への外泊,深夜外出,喫煙,飲酒,薬物などで す。
先輩や卒業生などからしつこく迫られた場合には,「3D作戦」で逃げましょう。
「3D作戦」と は,誘いに対して「どうして…」「だって…」「でも…」を繰り返すことです。
とにかくひたすら繰り 返すことで,誘ってきた相手は,嫌になり誘わなくなります。
戦艦「大和」…全長263m,横幅38.9m,満載排水量72,000トン。沖縄を助けるために十分な燃料 もなく航空支援もなく水上特攻という無謀な作戦で出撃し,昭和20年4月7日午後2時23分東シナ 海に沈没。大和に乗り込んでいた3,232人のうち戦死者は3,056人で死亡率は91.7%。
作家の門田隆 将さんは,沈没した大和から奇跡的に生還した17名にインタビューし『太平洋戦争最後の証言~大和沈没編~』を書いています。
その中に,沈んだ大和からの遺品引きあげに立ち会った元乗組員の 紫垣宗吉さんの話が載っています。
私は,紫垣さんの次の言葉に心打たれました。(以下引用)
「特別攻撃隊という使命を帯びて大和で沖縄に行かれた方たちが,その足元におられるわけです。 私は,3千人からの人が,一つの塊(かたまり)となって,沖縄へ行こうとしたことがすごいと 思うんですよ。それだけの人が国を救おうと思うて行ったんじゃからね。
そういうことを国民の 皆さんにも,よく覚えていて欲しいと思んですよ。
あり合わせ燃料を詰めて,3千人からの人が 国のために一丸となった精神を見せてくれた。
日本がこんだけ平和になったのも,礎(いしづえ) になってくれたこういう人がおってくれたわけじゃから。 私はその大和の精神は不滅だと思うと ります。」
戦争が終わって今年で67年になります。年々,戦争経験者が少なくなっています。戦争 を知らない我々は,戦争と言われても大過去すぎて想像もできないと思います。
しかし,しなけれ ばならないことがあります。それは毎日,自分ができることを真面目にやり,利他(自分以外の人 々のことを大切すること)の心をはぐくみ,命ある限り精一杯生きることだと思います。それが, 戦争で亡くなった多くの方々への弔いになるのだと思っています。
9月1日は,朝から全校朝会がありました。校長先生や生徒指導の先生からの話が終わった後で, 3年生だけを残して,話をしました。
9月1日をどのようにとらえますか。次の3つの中から1つ選んでくださいと言いました。
①RE-SET
②RE-START
③RE-TRY
①はリセットです。ゲームなどでよく使う言葉ですね。
②は再スタートと言 ってもいいでしょう。
③は再チャレンジのことです。できなかったことにも う一度,取り組むことです。
この説明のあとで,どれか1つに手を挙げまし ょうをと言って,手を挙げさせました。
その結果,①が7人,②が48人,③が9人でした。 ②が一番多かったようですが,私も②かなと思います。
長い夏休みが終わり新しい気持ちで頑張 るという意味でRE-STARTがいいのかもしれません。
しかし,3年生にとっての9月1日は③の RE-TRYだと思います。
①のRE-SETは,最初にもどす,つまり0になるということで,絶対に違 います。今までひとり一人が頑張ってきた積み重ねが0になるようなことであってはいけません。
RE-TRYがふさわしいと思う理由は,学習面,生活面,行事面でもう一度やる気を出して頑張っ てほしいからです。できなかった問題にRE-TRYしましょう。規則正しい生活ができるようにRETRYしましょう。修学旅行が成功させるために,自分にできることを必ずやり通すこにRE-TRY しましょう。
ただし,残念なことに,夏休みの課題提出ができていない人がいます。こんな状態で は,修学旅行を成功させることができません。嫌な気持ちをもったまま,修学旅行に行くことにな るからです。
できていない人は,夏休みの課題にRE-TRYして是非,完璧に終わらせるように努力 しましょう。
来週,9月17日(火)から20日(金)まで職場体験学習を実施します。市内の24事業所で,4日 間様々な仕事を体験することになります。7月に行った職場体験学習の事前指導で,働くことにつ いて次のような話をしました。
職場体験学習でどの職場にしようかという時に,ほとんどの人が
「好きな仕事だから」
「興味が ある仕事だから」
「将来,希望している仕事だから」など理由を挙げると思います。
確かにその通 りでしょう。しかし,自分がこれから生きていく中で,体験できる職場の数はそんなに多くはない と思います。
私も教師になる前は,2年間程,土木作業の仕事をしていましたので体験した職場の 数はわずか2つです。大学生のアルバイトを加えても,職場の数は5つぐらいです。
今になって, もっといろいろな職場を体験しておけば良かったと思います。
そこで,みんなには職場を選ぶ時に 「好きだから」や「興味があるから」だけでなく,「あまり興味がないから」や「やりたくないか ら」とかいう理由も加えて欲しいのです。
みんなには,いろいろな職場を体験して欲しいのです。全然 興味がない職場で4日間働く中で,その仕事の素晴らしさや社会的意義を見つけるかもしれません。 また,実際に仕事をやってみると,新たに自分が得意な部分に気づくかもしれないのです。
このことについて,東京大学の玄田有史(げんだゆうじ)先生は次のように言っています。「自 分にしかできない,できないものを持っているのは,自分自身の他の人にはない存在意義(希少価 値)を生むし,それはないよりもあるほうがいいに決まっている。でも,本当の個性や専門性なん て,そんなに簡単に見つかったり,得られるものでは絶対にないんだよということを言いたいので す。むしろ,個性や専門性なんて,何年も試行錯誤しながら,やっとのことでなんとか身につける ものなんです。一部の特別な運動能力を持つ人とか,アーティストとして恵まれた才能がある人と か,天才的な頭脳を持つ人を除けば,十代や二十代では,個性的であるとか,専門的であるなんて 不可能なんです。(中略)大事なのは,自分も知らない本当の自分の個性や専門性をいつか身につ けたいと思い続けること,そのために行動し続けることだけです。」(『14歳からの仕事道』理論社)
自分のやりたいことや好きなことばかりではなく,あまり好きではない興味がないことを経験す ることで,自分の個性や専門性が見えてくることもあるのです。
職場体験学習で,第一希望の職場 に入れなかった人もいるでしょう。
しかし,その職場で嫌々ながら働くのではなく,自分の個性を 見つける大きなチャンスと考えて意欲的にいろいろな仕事をこなして欲しいのです。
このような考 えから,職場体験学習の日数を昨年度より1日伸ばして4日にしたのです。
この4日間,自分が社 会にどれだけ通用するのか,また自分がどれだけ社会に役に立つのかを実感して欲しいと思います。
先週 25 日(水)の夜,校内進路説明会を開催しました ところ,1・2年の保護者を含 めて 80 名近い参加者がありました。お忙しい中,本当にありがとうございました。
今, 高校入試を目標として毎日勉強をがんばっている生徒も多いことでしょう。しかし, 高 校合格を最終目標に設定してしまうと,大切なことを見失ってしまう可能性もあります。
長い人生の中で高校合格後の人生のほうがはるかに長いのです。進路を考えるという ことは,これからの自分の人生をどう生きるかを考えることだと思います。そこで, 今 回は生き方のヒントになるかもしれない著名人の名言を紹介します。
①イエローハットの創業者・鍵山秀三郎さんの言葉。
「成功のコツは2つある。そのコツとは,コツとコツ。つまりコツコツ 。」
②メジャーリーガー・イチローさんの言葉。
「高校の3年間、僕は寝る前の10分間素振りをしていました。それを1年365日、 欠かさず続けました。それが僕の誰にも負けないと思える努力です。」
③京セラ名誉会長・稲盛和夫さんの 言葉
「神さまが、こいつはこれだけ努力しているんだから,何とかしてやらなくてはと思っ ていただけるくらい、努力しなきゃいかん。」
④サッカー元日本女子代表監督・佐々木則夫さんの 言葉
「《伸びる選手とは》自分が伸びたいと思うかどうか。到達したい目標へかける思いや 決意が本物かどうか。」
⑤元ビートルズ・ジョン・レノンさんの言葉
「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる 。」
以前から言っていることですが,「やる気スイッチ」を 押すの は保護者や先生ではなく生徒自身なのです。周りの人に言われ て「やる気」になっても,継続するはずがありません。どうか, できるだけ早く,自分自身の心の中にある「やる気スイッチ」を 押してほしいと思います。上の5つの言葉の中のどれか1つでも, 生徒の「やる気スイ ッチ」を押すきっかけになってくれたらいいなと思います。
先週の木曜日に初めての学年集会を開きました。
最初に,学級委員と学年委員がこんな学年にし たい,こんなところを伸ばしていきたいという決意を発表してくれました。初めてで緊張した部分 もありましたが,一生懸命に発表する姿を見てとても頼もしく思えました。 そして,2年生の先生たちからの話でした。
最後に私がホワイトボードを使いながら話しました。
(70という数字を書きました)これは何の数字ですか?すると,ある男子生徒が「2年生の人数」 と答えました。「そうです。これは,2年生の生徒の数です。」
(70×1=と書きました)
「答えはいくつですか?」ときくと,70という正解が出ました。
(70×2=と書きました)「答えはいくつですか?」ときくと,140という正解が出ました。
(69×1×0=と書きました)「答えはいくつですか?」これも0という正解が出ました。
「では,この式の意味が分かりますか?」
「70×1=70というのは,2年生ひとり一人が「1」 の力を出せば,70の力になるという意味です。
「70×2=140というのは,2年生ひとり一人が 「2」の力を出せば,140という大きな力になるという意味です。
「69×1×0=0は,2年生69人が力を出しても,たったひとりでも力を出さなければ,全体の 力は「0」になるのです。みんなが全力でがんばっていても,たった一人が手を抜いたり,問題行 動を起こしたりすると学年全体が0となってしまうのです。
次に割り算です。と言って式を書きました。
(70÷1=70)
(70÷2=35)
(70÷7=10)
(70÷70=1)
「これはどんな意味でしょうか?」ときくと,手を挙げて自分の考えをしっかりと発表した生徒が 数名いて立派でした。
「これは,一人の生徒が70の悩みを持っているとして,一人で悩んでも悩み は70のままです。しかし,2人で悩めば,半分の35に減ります。例えば,いじめられて悩んで いる人がいるとして,一人の仲間が声をかけてあげれば,悩みは半分になるのです。声をかけてあ げる仲間が6人いれば,悩みは10に減ります。一人の悩みを全員で考えるようになれば,悩みは 「1」になるのです。
このかけ算と割り算を覚えていてほしいと思います。
これからも,仲間を大 切にする学年になってほしいと思います。 生徒は,最後まで真剣にきいていました。 こんなところにも2年生の素晴らしさが見えました。
来週,9月17日(火)から20日(金)まで職場体験学習を実施します。市内の24事業所で,4日 間様々な仕事を体験することになります。
7月に行った職場体験学習の事前指導で,働くことにつ いて次のような話をしました。
「職場体験学習でどの職場にしようかという時に,ほとんどの人が「好きな仕事だから」,
「興味が ある仕事だから」,
「将来,希望している仕事だから」など理由を挙げると思います。
確かにその通 りでしょう。しかし,自分がこれから生きていく中で,体験できる職場の数はそんなに多くはない と思います。
私も教師になる前は,2年間程,土木作業の仕事をしていましたので体験した職場の 数はわずか2つです。大学生のアルバイトを加えても,職場の数は5つぐらいです。今になって, もっといろいろな職場を体験しておけば良かったと思います。そこで,みんなには職場を選ぶ時に 「好きだから」や「興味があるから」だけでなく,「あまり興味がないから」や「やりたくないか ら」とかいう理由も加えて欲しいのです。みんなには,いろいろな職場をして欲しいのです。全然 興味がない職場で4日間働く中で,その仕事の素晴らしさや社会的意義を見つけるかもしれません。 また,実際に仕事をやってみると,新たに自分が得意な部分に気づくかもしれないのです。
このことについて,東京大学の玄田有史(げんだゆうじ)先生は次のように言っています。
「自 分にしかできない,できないものを持っているのは,自分自身の他の人にはない存在意義(希少価 値)を生むし,それはないよりもあるほうがいいに決まっている。でも,本当の個性や専門性なん て,そんなに簡単に見つかったり,得られるものでは絶対にないんだよということを言いたいので す。むしろ,個性や専門性なんて,何年も試行錯誤しながら,やっとのことでなんとか身につける ものなんです。一部の特別な運動能力を持つ人とか,アーティストとして恵まれた才能がある人と か,天才的な頭脳を持つ人を除けば,十代や二十代では,個性的であるとか,専門的であるなんて 不可能なんです。(中略)大事なのは,自分も知らない本当の自分の個性や専門性をいつか身につ けたいと思い続けること,そのために行動し続けることだけです。」(『14歳からの仕事道』理論社)
自分のやりたいことや好きなことばかりではなく,あまり好きではない興味がないことを経験す ることで,自分の個性や専門性が見えてくることもあるのです。
職場体験学習で,第一希望の職場 に入れなかった人もいるでしょう。しかし,その職場で嫌々ながら働くのではなく,自分の個性を 見つける大きなチャンスと考えて意欲的にいろいろな仕事をこなして欲しいのです。
このような考 えから,職場体験学習の日数を昨年度より1日伸ばして4日にしたのです。この4日間,自分が社 会にどれだけ通用するのか,また自分がどれだけ社会に役に立つのかを実感して欲しいと思います。
『 み や ざ き 中 央 新 聞 』 の 編 集 長 で あ る 水 谷 も り ひ と さ ん の ブ ロ グ の 中 に 書 い て あ っ た , 「人 生 で最 も不 幸 なことは成 長 しないことである」という 言 葉 が 印 象 に 残 っ て い ま す 。 も ち ろ ん こ こ で 言 う 成 長 と は 身 体 の 成 長 で は な く , 人 と し て の 成 長 の こ と だ と 思 い ま す 。
で は , 「 人 と し て 成 長 し な い 」 人 の 特 徴 は 何 で し ょ う か 。 思 い つ く ま ま に 挙 げ て み ま し た 。
① 自 分 中 心 の 人
周 り の 人 の こ と を 考 え ず に 自 分 勝 手 な こ と を す る 人 は 絶 対 に 感 謝 さ れ ま せ ん 。 そ れ ど こ ろ か , 他 人 に 迷 惑 を か け る こ と に も な り ま す 。人 は 感 謝 さ れ る こ と で 喜 び を 感 じ る も の で す 。こ の 喜 び が 成 長 の 大 き な 原 動 力 と な る の で す 。
② 他 者 か ら 学 ぼ う と し な い
人 授 業 中 に 私 語 を す る 生 徒 が い ま す 。こ の よ う な 生 徒 に 足 り な い も の は ,い ろ い ろ な こ と を 他 の 人 か ら 学 ぼ う と 言 う 姿 勢 で す 。授 業 で は ,知 識 や 技 術 を 身 に つ け る だ け で は あ り ま せ ん 。 先 生 た ち の 話 を 聞 く こ と で , 生 き 方 の 参 考 に な る 場 合 も あ る の で す 。 「 我 以 外 皆 師 」 の 言 葉 の 通 り , 自 分 以 外 の 人 々 ( 友 達 , 仲 間 , 親 , 地 域 の 人 々 な ど ) は す べ て 先 生 で あ り ,ど ん な 人 か ら も 学 ぼ う と す る 謙 虚 な 姿 勢 を 持 つ こ と が 大 切 な の で す 。
③ で き な い 理 由 を 探 す 人
何 か 頼 み ご と を す る と ,「 で も 」と か「 だ っ て 」と か い ろ い ろ な 言 い 訳 を す る 人 が い ま す 。前 向 き な 気 持 ち で や っ て み る こ と が 大 切 で す 。で き な い 理 由 を 探 す 前 に ま ず は や っ て み ま し ょ う 。例 え ば 失 敗 し て も「 や っ て よ か っ た 」と 心 が ス ッ キ リ と す る も の で す 。
④ 小 さ い こ と が で き な い 人
授業の 始 め と 終 わ り の あ い さ つ の 時 に , イ ス を き ち ん と 中 に 入 れ な い 生 徒 が い ま す 。 下 駄 箱 に 靴 や シ ュ ー ズ を き ち ん と 揃 え て 置 か な い 生 徒 が い ま す 。名 前 を 呼 ば れ て も 返 事 を し な い 生 徒 が い ま す 。授 業 を 受 け る 姿 勢 が 悪 い 生 徒 が い ま す( 足 を 投 げ 出 し て い る と か 足 を 組 ん で い る と か ) このような当たり前のことができないならば,大きなことができるわけがありませ ん 。ま ず は ,だ れ で も で き る 当 た り 前 の こ と を き ち ん と や る こ と か ら 始 ま る の で す 。ま さ に 凡 事 徹 底 が 大 切 な の で す 。
心 の 持 ち よ う を 少 し だ け 変 え れ ば ,成 長 す る こ と に つ な が る の で す 。
つ ま り 心 が 豊 か に な っ た こ と を 成 長 し た と い う の で す 。
今日は,3年生の授業が2クラスありました。
授業が始まって10分程度,昨日の合唱コンクールについて語りました。主な内容は,
①1週間前とは違って全学級素晴らしい歌声になっていたこと。
②みんなに成長が見られたこと。
③3年3組は,3年生全員の「仲間ぢから」で金賞をとれたこと。
④合唱コンクールで確認した「仲間ぢから」で高校入試に向かっていくこと。
⑤3年生にとってすべての行事が最後であること。
⑥3年間の最終ゴールである卒業式に向かって仲間と一緒に進んでいくこと。
大切な授業時間を削って,関係ない話をするなと叱られそうですが,35年間やってきたことです。
大きな行事の後は,必ず私の思いを生徒に語ってきました。
生徒も教師の語りを待っているのだと思っています。
こうやって教師と生徒との関係づくりをやってきたのです。
時には,教師は話すのではなく,語る必要があると思っています。
借りて来た言葉やどこかで聞いたような言葉ではなく,自分の言葉で本音で語るということです。
今日の昼食時に生徒会役員選挙の結果が発表されました。
1年生8名の立候補者の中から,男女各1名の当選者が決まりました。
その後,昼休みに8名全員を集めてこんなことを話しました。
①36年間で一番良演説だった。
②応援演説をしてくれた仲間に感謝しよう。
③立候補しようと思った,その時の気持ちをこれからも持ち続けてほしい。
④この選挙活動は自分の成長のためには大きなプラスだった。
⑤生徒会役員だけが,学校を変えられる訳ではない。
⑥来年,再来年の役員選挙でも挑戦して欲しい。
この8名が中心となり,1年生がこれからどんな風に成長していくかとても楽しみです。
新しい年のはじめは,生徒の心を変える大きなチャンスです。
新しいことを始めたり,自分を変えようとしたりする生徒は少なくないからです。
このタイミングを逃さずに,生徒の心に響く語りをしましょう。
時間は誰にも平等に与えられています。
しかも,その終わりがいつくるか誰も知らないという点でも平等でです。
だからこそ,1秒1秒を無駄に使ってはいけません。
悲しい1秒よりも楽しい1秒,
人を悲しませる1秒よりも楽しませる1秒,
やらずに終わる1秒よりもやる1秒
そんな大切な1秒を積み重ねた人生にしてほしいと思います。
今日と明日は実力テストです。
勉強しない普段の力が実力だと勘違いして,やる気を出さない生徒もいます。
そこで,1年生にはこんな話をしました。
「実力テスト」という名前では,気合が入りません。
そこで名前を変えます。これからは,「実力テスト」ではなく「全力テスト」と言いましょう。
最後の1秒まで,あきらめずに全力でテストにぶつかっていくのです。
ちなみに1年,2年生の社会は明日ですから,6クラス分の採点が大変です。
今日の放課後に高校合格内定者への指導がありました。
進路指導主事が,今後の生活と学習や部活動の参加の仕方について話しました。
その後,私が3分程度話をしました。その内容は以下の通りです。
「高校の合格内定をもらってうれしかった人は,手を挙げます」
(全員挙手しました)
「では,内定前と内定後で学習時間が増えた人は,手を挙げます」
(全員挙手しませんでした)
「その理由は,高校合格をゴールにしているからなのです」
「高校合格が人生のゴールではないはずです」
「その先のゴールに向かって,今日から頑張るべきなのです」
「先のゴールを設定している人は,今,努力ができるはずです」
その後,学年主任が,感謝することの大切さについて語りました。
こうやって,いろいろな教師がいろいろな視点で生徒に語ることが大切だと思います。
本市では,明日まで通常登校し明後日から臨時休業となります。
最初,学年通信にひなまつりについて書いてほぼ完成していました。
しかし,急遽内容を変更し今日の空き時間に臨時長期休業について書きました。
■臨時長期休業をどうすごすか~「自分の敵は自分」~
突然の臨時長期休業ということで,ご家庭でも不安や戸惑いも多いことと思います。
もちろん,生徒たちも戸惑っています。学校も生徒の気持ちが整理されないままに,休みになることで不安を抱えています。
この期間中,生徒は自宅で過ごす時間が増えることで,自由な時間が増えます。
この自由な時間の過ごし方で新しい学年である2年生のスタートがきちんとできるかどうかが決まるのです。
自由な時間が多ければ多いほど,自分の責任が大きくなってくるのです。
具体的には,起床時間,食事の時間,学習時間がしっかりと確保できるかどうか,自分で考え決めて,実際に行動しなければいけないのです。
①生活の計画表をつくり,時間通り生活する。
②朝食,昼食は定時に必ずとる。
③学習時間を確保し各教科の課題にしっかり取り組む。
④毎晩,「やりとり帳」を必ず記入し,一日を振り返る。
⑤不要な外出を避けて,人が集まる場所には近づかない。
⑥予定の変更がある可能性があるので,学校の公式ホームページや安心メールを毎日,確認する。
⑦デマや風評などを簡単に信じ込まないようにするために,ニュースで毎日確認する。
マンガ『宇宙兄弟』(小山宙哉 講談社)で宇宙飛行士を目指している南波六太は,NASAの面接試験官にこんなことを言います。
「俺の敵は だいたい俺です」
臨時長期休業中の生徒の「敵」は自分自身ということだと思います。
自分の中にある「甘えの心」「楽に流れる心」などが「敵」なのです。
その「敵」に負けることなく,日々をしっかりと大切に過ごしてください。
卒業式や修了式の登校については,学校から正式なプリントやメールが届きますので,そちらをご覧ください。
次の登校日で,元気な生徒と会える日を楽しみにしています。
令和2年度の修了式と離任式があり,久々に体育館に全校生徒が集まりました。(もちろん間隔をとって)
そして,全校生徒による校歌斉唱(もちろんマスクをつけて)。
本当に本当に久しぶりでした。
声は小さかったですが,離任される先生たちにとっては,素敵な贈り物になったことでしょう。
離任式が終わると2年生だけ残して,私が話をしました。こんな内容です。
「みなさんは,4月から最高学年になると思っているでしょう。
しかし,そうではありません。
みなさんは,今から,この瞬間から最高学年になるのです。
H中学校の最高学年として行動することになるのです。
単なる3年生ではなく,最高の学年になるのです。
来年の3月は高校受験があります。
この中で志望校に絶対合格できると思う人は手を挙げてください。(誰も挙げませんでした)
そうなんです,みんな不安なんです。
心配なんです。
みんな不安だからこそ,仲間の気持ちが分かるのです。
気持ちが分かるから仲間を支えることができるのです。
仲間が1つになることで,みんなの夢が実現するのです。
それが,最高の学年ということです。」
離任式で別れを悲しむ時間も必要だと思いますが,気持ちを切りかえるために,こんな話をしました。
今年度最後の職員会議。
そして職員とのお別れ式。
弥生,3月,別れの季節です。
こんな時期に2つのドラマのセリフを紹介します。
1つは,「北の国から」で竹下景子さんのセリフです。
「人と人とが別れるっていうこと。それは本当にたいへんな出来事よ。」
2つは,「3年B組金八先生」の武田鉄矢さんのセリフです。
「太陽と米の飯と子供の声がない所はない。」
4 月 1 日から 1 週間,私たちは,新入生 113 名に会うことを心待ちにしていました。
入学式の朝, 受付で様子を見ていましたが,緊張の中にも新しいスタートだから頑張ろうという気持ちが表情か らうかがえました。
入学式では,新入生はとても元気良い返事ができ,頭がふらつくこともなく立 派な態度で臨むことができたことをうれしく思います。
これから,どれぐらい成長するかとても楽 しみになりました。
H中学校の正門へ続く桜坂の桜の花も,入学式を待ってくれていましたが, 思いのほか温かくなり満開の時期が過ぎてしまったことが残念でした。
さて,桜には「友を待つ桜」という話があります。
桜の花は一斉に咲きません。順に咲いていき ます。
しかし,最初に咲いた花は,最後の花が咲くまでは決して花を落とさないそうです。
最後の 花,つまり最後の仲間が咲くまで待つ。
みんなができるようになるまで待つ。
そんな桜のような優 しい心,仲間を大切にする心が1年生に育ってくれることを願っています。
入学式が無事に終わりました。
約40分間の式でしたが立派な態度で臨むことができ,新入生呼名では,全員気持ちが良い返事をすることができました。
これからの成長が楽しみです。
新入生が退場した後,会場に残った保護者に向けて約10分間,学年経営とどんな生徒に育てたいかについて話しました。
1つを紹介すると,
「家庭と学校は車の両輪です。
2つの車輪が同じように回らないと進みません。
どちらかが止まったり,逆回転したりすると車は同じ場所でくるくる回るだけで前進はできないのです。
子供を良い方向へと成長させるためは,家庭と学校の協力が不可欠なのです。
どうぞ,よろしくお願いします。」
あるIT企業の社長さんの言葉です。
結局1番大事なのは,
正直、誠実、素直、信頼、仲間みたいな
小学校のときに道徳の授業で耳にタコができるほど教えられて
1ミリも心に響かなくてばかにしてたようなことなんだよな
大事なことを心から理解できるまでにはものすごく時間がかかる
その時の自分の器によって受け入れれることが変わる。
この社長さんは,子どもの頃に教師から教えられた言葉が心に響かなかったのです。
つまり,心のコップが下向きだったのです。
大切なことは,自分の心のコップを上向きにすることです。
今日は,副担任として1年1組の生徒へ次のような語りかけをしました。<黒板に大きさの違う○まるを4つほど書きました>
「これは何ですか」(数名の生徒を指名して答えさせました。)
「ボール」(と答えたので,「ボールです」と言い直させました。)
「まるです」
「これは,一人一人が持っているチカラです」
「例えば,足が速い人は,大きい○です。足が遅い人は小さい○です」
「絵がうまい人は大きい○です」「計算が苦手な人は小さい○です」
「このように,みんなが持っているチカラには,差があるのです」
「それが現実です」
「しかし,大切なのは○の大きさではありません」
「大切なのは,自分が持っているチカラをすべて出すことです」
「例えば,走るのが速い人は,限界までチカラの出すことです」
「自分が出せる,大きな声で返事をすることです」
「しっかりとまっすぐに手を挙げることです」
「掃除を手を抜かず,しっかりとやることです」
「これを漢字2文字で何といいますか」
「そうです。全力ですね」
「全力を出すと,どんないいことがありますか」
「成長できるのです」
「例えば,10のチカラがあるのに5ぐらいか出さないのは,手抜きです」
「手抜きをすると成長できません。小学生に戻ってしまいます。幼稚園児に戻ってしまうかもしれません」
「これから1年間,みんなはいろいろなことに全力でぶつかっていってほしいと思います」
「みんなの成長がとても楽しみです」
今朝の学年集会で,「やる気スイッチ」の話をしました。ポイントだけ紹介します。
①「みんなのやる気スイッチは,どこにありますか」
②「すべての人のやる気スイッチは同じところにあるのです」
③「それは,みんなの心の中です」
④「そのスイッチを押すのはだれだと思いますか」
⑤「自分自身です」
⑥「押すために必要なものは何だと思いますか」
⑦「家の人や先生,仲間や先輩など周りの人たちの言葉を素直に受け入れることです」
⑧「自分だけの力でスイッチを押せる人は多くはありません。ですから他の人のチカラを借りて押すことになるのです」
⑨「それが,周りの人の言葉です。励ましやアドバイス,注意などを素直に受け入れて,自分のやる気スイッチをオンにしてください」
100名近い生徒たちは真剣に聞いていました。
■子育ての目標〜学年懇談会で話したこと〜
先週16日火曜日は,今年度初めての授業参観と学年懇談会がありました。授業を見に行きましたがたくさんの保護者が参観されていていました。その後,学年懇談会がありましたが,そこで話した子育ての目標について紹介します。(懇談会は23名の参加でした。)
1つめは「自律」です。広辞苑で調べると「自分の行為を主体的に規制すること。外部からの支配や制御から脱して,自身の立てた規範に従って行動すること」とあります。これを子育てと関連付けて考えると,自分の言葉,自分の行動に責任を持たせることだと思います。自分勝手な言動を慎むことをしっかりと身につけさせることが大切なのです。これが,周りの人との協調性を持つもとにつながります。
2つめは「自立」です。広辞苑では「他の援助や支配を受けず,自分の力で判断したり身を立てたりすること。ひとりだち。」とあります。これを一言でいえば,親離れをさせることだと思います。子供自身が一人でできることをどんどん増やしていくことです。これには,親自身が次第に「子離れ」していくことが必要です。いつまでも幼児のような扱いをしては,社会人にはなれません。このことを花まる学習会代表の高濱正伸さんは,次のように言っています。「私が育てたいのは、受験を勝ち抜く人間じゃない。どんな時代にも、一人でメシが食える大人なんです。この国は(自分の力で)「メシが食えない大人」を量産しているのではないか。そんな問題意識を持って私は20年前に学習塾を立ち上げた。自立できなかった人の共通の特徴は「自信がない」こと。塾や予備校であらゆる学年の子を教えていくうち、その「残念な結果」の土台は、小学校低学年までに培われると確信した。何とか子供たちが、将来自立できるよう自信をつけさせたい。」(産経ビズより)
この2つの目標を達成させるためには,学校の力だけではかなり難しいというのが現状です。また,家庭の力だけでも厳しい部分があるのではないでしょうか。そこで,学校と家庭が同じ方向を向いて子供を導き育てることが重要だと考えます。そして,学校の力と家庭の力に地域の力が加わることで補充できると思います。少々生意気なことを書きましたが,時流に流されることなく子育てにじっくりと考える,きっかけになればと思います。お忙しい中,ご参会ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
今日の1時間目。3年1組の授業開始すぐにこんな話をしました。
「今日から6月です。今朝,起きて居間のカレンダーを1枚めくりました。めくる瞬間にどんなことを考えたと思いますか。先生は,何かいいことがあればいいなあ,と考えます。新しい月になると,いつも,何かいいことがないかなあと考えます。前の月の嫌なことを忘れて,新しい月にちょっぴり期待したいのです。そして,その期待を元にしてやる気が出ます。ということで,今日の授業はいつもと違ってやる気全開でいきます。」
教師は,授業だけをやればいいとは思いません。折に触れて,生徒に語ることが大切なのです。案外,生徒たちは教師の語りを待っているのかもしれないのです。
自分がこれからやろうとしていることが,最悪どうなるかを考える力のことです。例えば,授業開始が遅れると最悪どうなるか,トイレのスリッパが乱れていたら最悪どうなるか,SNSで仲間の悪口を送ると最悪どうなるか,休み時間に廊下を走ると最悪どうなるかなどを予想する力を今の君たちは身につける必要があるのです。
市中体が終わり,部活動を引退する生徒が増えます。ということは,今まで部活動に使っていた時間が使えることになります。
そこで,授業の最初にこんな話をしました。元ネタは,漫画の「ドラゴン桜」です。
今日から,部活動に行かない人が増えます。ということは,今まで部活動に使っていた時間が,そのまま空き時間となるのです。スマホやゲームやネットに使うこともできます。漫画を読むこともできます。ダラダラと過ごすこともできます。受験生にとって,大切なことは「時間の管理です」漫画の「ドラゴン桜」でもこんなエピソードが紹介されていました。朝の登校状況を見れば,その高校の大学合格率がわかる。遅刻者が多い高校は,不合格者が多くなり,遅刻者が少ない高校は,合格者が多くなる。
自分で時間の管理がしっかりとできる生徒は合格し,時間管理ができない生徒は不合格となるのです。それほど,時間管理が大切だということです。今日から勉強するではダメです。今からやる人はきっと合格できると思います。まずは,第1回テストに向けて,計画表をしっかりとつくることが重要となるのです。
今日は,1年4組の担任が不在でしたから代わりに行きました。
日直の仕事が終わり,最後に私が話をしました。
「先生は,落ち着いた帰りの会にしてほしいと思います。
理由は,2つあります。
1つは,今日1日をしっかりと振り返って欲しいからです。今日1日楽しいことはなかったか,うれしいことはなかったかなどプラスのことを思い出して欲しいのです。マイナスではなく,プラスのことを思い出すと明日,学校へ行こうという気持ちが高まるからです。
2つは,縁起でもありませんが,学校から帰る途中で交通事故に遭うかもしれません。災害が起きるかもしれません。そうなると二度と会えなくなる人もいます。ですから,「さようなら」は心を込めて元気よく言って欲しいからです。
この話を生徒たちは静かに真剣に聞いていました。
そして,「さようなら」と全員がとても気持ち良くあいさつをして帰りました。
合唱コンクールが終わりました。コロナの影響で十分な練習ができない,そしてマスクを付けたままという制約が多い中でしたが,3年生全員本当にがんばったと言えます。1週間前の学年練習では,3年生の歌声とは言えないようなものでした。そこで,私が3分間ほど話をしました。「今日の練習で自分の力を出し切った人は手を挙げます。(一人も手を挙げませんでした)3年間みんなの成長を見て来た私は,こんな歌声では納得できません。この程度の歌声では感動できません。」
そして,コンクール前直に再び私が話をしました。
「2年半前,中学校に入学した時,どんな気持ちでしたか?みんな不安だったと思います。しかし,今その不安はないと思います。その理由は,仲間のことが分かっているからです。自分のことを分かってくれる仲間がいるからです。その仲間を信じて歌って欲しいと思います。」
そして,今日の歌声。
3学級すべて良かったです。成長していました。1年生の頃と比べると本当に成長したことを実感できる歌声でした。ここまで成長したことに素直に感動しました。3年間持ち上がり成長を見届けることができるのは,この学年で最後です。いわば,3年間を見通した教育の集大成と言ってもいいです。この生徒たちと一緒に生活できたことに喜びを感じます。また一つ大きな行事が終わりました。卒業式まで89日です。次は修学旅行です。
今日は,3年生の授業が2クラスありました。授業が始まって10分程度,昨日の合唱コンクールについて語りました。主な内容は,
①1週間前とは違って全学級素晴らしい歌声になっていたこと。
②みんなに成長が見られたこと。
③3年3組は,3年生全員の「仲間ぢから」で金賞をとれたこと。
④合唱コンクールで確認した「仲間ぢから」で高校入試に向かっていくこと。
⑤3年生にとってすべての行事が最後であること。
⑥3年間の最終ゴールである卒業式に向かって仲間と一緒に進んでいくこと。
大切な授業時間を削って,関係ない話をするなと叱られそうですが,35年間やってきたことです。
大きな行事の後は,必ず私の思いを生徒に語ってきました。
生徒も教師の語りを待っているのだと思っています。
こうやって教師と生徒との関係づくりをやってきました。
時には,教師は話すのではなく,語る必要があると思っています。借りて来た言葉やどこかで聞いたような言葉ではなく,自分の言葉で本音で語るということです。
1泊2日の修学旅行が無事に終わり,帰宅しました。今日は終日ハウステンボスでの自由活動でした。この自由活動が3年間の集大成と考えていました。1年生の時から,「自由は与えられるものではなく,勝ち取るものだ」「自由には責任が伴うものだ」とずっと話してきました。1年生の野外宿泊活動では50%,2年生の環境体験学習では60%,そして3年生の修学旅行では80%の自由を与えようと考えていたのです。これまでの生徒の活動を振り返ると,自分たちの力で何とか頑張ってきたということ,着実に成長してきたこと,多くの幸動をしてきたことから,今回は80%の自由を与えようと思いました。具体的には,ハウステンボスでの活動は,学級の枠と班の枠を取り払い,最低2人(カップルは禁止)での活動を許可したのです。
その結果,生徒は責任ある活動ができました。まさに,自由を勝ち取ったのです。3年間で本当に成長した姿を多く見られた修学旅行でした。教師人生の記憶に残る素晴らしい修学旅行でした。生徒に感謝したいです。
今朝の学年打ち合わせで,今週は生徒をしっかりと観察してほしいという話をしました。休み時間や昼休みも交代しながら目を離さないでほしいということです。2週目になるとボチボチとトラブルが発生するので,できるだけ隙間の時間をつくらないためです。ということで私も1日中,1年生の廊下を歩きまわっていました。
2時間目に学年集会でこんな話をしました。
〇1学年キーワード「仲間と成長する」
〇仲間とは同じ目標に向かって協力する人たち
〇1年生113名は仲間である
〇中学校3年間のゴールは立派な卒業式
〇3年間の大きなハードルは高校受験
〇この卒業式と高校受験という目標を達成させるためには、ひとりの力では不可能
〇仲間の力が必要
〇この3年間仲間と協力し、仲間を支え、仲間を大切にして成長してほしい
生徒はうなづきながらしっかりと聞くことができました。
今日部活では,部員14人の総当たりのリーグ戦を行いました。
総当たりですから,1年生と3年生が試合をすることもあります。
試合が終わってから,次のような話をしました。
「勝ちには,ダメな勝ちといい勝ちがあります。同じように負けにもダメな負けと良い負けがあります。ダメな勝ちとはどんな勝ちかわかりますか?
それは,勝った時に相手のことを馬鹿にするような態度をすることです。
次に良い負けとは,負けから学ぶということです。悔しさをバネにすることです。相手が強かったとか調子が悪かったと言い訳をしないことです。
試合ですから,必ず勝敗がつきます。明日の公式戦では,勝っても負けても良い勝ちと良い負けをして欲しいと思います。」
毎年6月29日に平和集会を実施しています。1945年6月29日に佐世保空襲があったのです。その学習の一環として,全校生徒が平和についてのメッセージを書きました。その中から3年生女子の作品を2つ紹介します。この生徒たちは,以前,私が言ったことをしっかりと心に留めていました。
来年度の新入生を対象にした,中学校説明会を行った。参加したのは,小6の児童19名とその保護者17名。中学校からは,校長,生徒指導主事,生徒会役員そして教務主任の私だった。校長のあいさつ,生徒会役員からの中学校生活のプレゼン,生徒指導主事から生活面などの話があった。 私は,教育課程の概要について説明する前に次のような話を約5分間行った。
〇小学校と中学校の大きな違いは何だと思いますか。(数名を指名)
英語という新しい教科が始まるとか,教科別に先生が変わるとか,授業が5分伸びて50分間になるとかいろいろあるでしょう。しかし,先生が考える大きな違いは,中学校3年間は,大人になる準備をしておく時期であるということです。高校生になって一人暮らしをしたり,中卒で就職したりする人もいます。もちろん,高校生活では,みなさんは子供扱いはされません。そのためには,中学校3年間で成長しておくことです。楽しいとか,面白いとか,好きとかだけではなく,きついとか,やりたくないとか,嫌いだとかいうことを我慢して乗り越える必要があります。乗り越えた時に成長できるのです。できないことではありません。みなさんの先輩も乗り越えていったのです。それができれば,大きな喜びや楽しさなどを得ることができます。わずか5分程度の話だったが,会場が引き締まった雰囲気になった。
秋になると子供の頃は,近所の農家のところへ行き,柿もぎをしていました。
あの頃の子どものほとんどが,スイスイと木登りができました。
高い所にあってどうしてもとれない柿は,竹竿の先端を鉈で割り,そこへ木
棒を差し込んだ道具を使っていました。
木の棒を差し込んでいるので,先端が少し開いているのです。
そこへ,柿が実っている小枝を入れて,ぐるっと回すと枝が折れて柿がとれるという具合です。
そんな柿もぎをしているところへ,おばあちゃんがやってきて,
「全部の柿をとったらいけないよ。2つは残しておくように」と言っていました。
「どうして」とたずねると
「1つは,鳥のためもう一つは神様のためにとっておくんだよ」
と教えてくれました。
これを,
「木守の柿」ということを,倉本聰さんの本「流れ星,破れた」(幻冬舎)で知りました。
近所の柿の木にも,ボチボチと実っています。
しかし,これは渋柿っぽいです。
渋柿は,吊るし柿にすると甘くておいしくなります。
これも,子供のころ,おばあちゃんに教えてもらいました。
遠い昔の懐かしい話です。
先週から始まった体育大会の練習が本格的になってきた。残暑が厳しい中,生徒も教師も練習を重ねていっている。しかし,生徒の動きが今ひとつである。メリハリがない,教師にやらされているという感じが強い。そこで,今日,社会科の授業の残り15分間を使い,生徒の心に語りかける授業を行った。その流れを紹介する。
●黒板に次の文を書く。
「想い出は,役に立つのか」
●役に立つと思うか,立たないと思うか,自分の考えを決めよ。
その結果,役に立つ…31名,役に立たない…2名。
●役に立たないと思った理由を聞いた。
○忘れてしまうから。
○役に立つかどうか,わからないから。
●役に立つと思った理由を聞いた。
○楽しいことを思い出すと元気になるから。
○悲しい時に,友だちとの想い出があるとうれしくなるから。
ここで私の体験した話を紹介した。
●「私の教え子のA子の家が、4月に全焼しました。とにかく、着の身着のままで逃げましたので、手元には何も残りませんでした。幸いにも、家族全員無事だったとのことです。それから数日後、A子の同級生B男から私に電話があり、アルバムのあまりはないかとのことでした。彼は、火事で何も残っていないA子に、中学校3年間の思い出がいっぱいつまったアルバムを渡そうと考えたのです。しかし、私のアルバムを渡すわけにはいきませんし、前任校へ問い合わせましたが、 残部はないとのことでした。
●「そこで、B男くんはどうしたと思いますか。」
○「自分のアルバムをやった」
○「もう一度,ひとりひとり写真を撮りにいった」
○「もう一回、昔の同級生で記念撮影をした。」
●「正解は、「自分のアルバムをカラーコピーした。」です。
そして、こう付け足しました。それから数日後、A子から手紙が届き次のように書いてありました。 「ありがとうございました。アルバムすごくうれしかったです。○○中を思い出せて、励みになりました。一度は、将来の夢をあきらめそうになったけど、アルバムを見て、もう一度、がんばってみる気持ちになりました。」
その後A子は中学校からの夢だった航空自衛隊に合格しました。
●今度ある体育大会をみんなのいい想い出にしたいと思うなら,今のようなやらされている練習ではダメです。あと一年半で,このメンバーはバラバラになってしまいます。残りの中学校生活でいい想い出を作りたいと思うなら,今日の練習から自分たちの動きを変えていかなければいけません。生徒の心に響く語りをし,動きを変えていくことは本当に難しい。
昨日の体育大会について,私は次のような感想をもった。生徒たちは,全力を出していない。全体的には無難に終わったという感じ。そこで,今日の社会科の授業のはじめに次のような話を行った。
●昨日の体育大会で自分はどれぐらいの力を出したか。次の中から1つ選んでください。
50% 60% 70% 80% 90% 100% その他。
●では,手を挙げてもらいます。(数字をそれぞれ板書していった)
○50%…1人,60%…0人,70%…3人,80%…8人,90%…20人,100%…1人
●100%以外の人は,どうして全力を出さなかったのですか。その理由を言える人?
○まわりのお客さんがいろいろ言ってくるので,ラジオ体操を手をぬいたから。90%
○1500m走の途中で,まだ早く走れそうだったけど,走らなかったから。90%
○途中で,体がきつくなったから。80%
○腰が痛かったから。90%
因みに50%の生徒は,係の仕事の最中に担当職員とトラブルがあったためやる気が失せたのだ。
●はっきり言って先生も, すべてが終わったあと,涙が出るような感動はしませんでした。 その理由は,みんなが全力を出していなかったからです。たとえ足が遅くても,たとえラジオ体操が下手でも,たとえ組体操が苦手でも,一生懸命やっている姿に観客は感動するのだと思う。
人は自分が持っている力をすべて出しきった時,何かを得ることができる。
例えば,コップに水を注いでいき,コップの縁まで水は溜まったとする。
ここがこのコップの100%ということになります。これ以上水は入らないでしょうか。
そうではありません。もう少し水を注いでもこぼれることはありません。
つまり100%以上のプラスαの水が入ることになるのです。みんなも自分が持っている力をすべて出し,100%に達した後,プラスαを得ることができるのです。来年はいよいよみんなは3年生となります。体育大会をはじめすべての行事で後輩を引っ張っていく学年です。どうか,みんなが全力を出しきり,その後のプラスαを感じてほしいと思います。
先日,4日半行った職場体験学習の事後指導を行った。11の事業所で体験したことを一人ひとりが発表した。
その中には,
●とてもいい経験ができた。
●働くことの大変さがよくわかった。
●きつい仕事だったけど,「ありがとう」と言ってもらってとてもうれしかった。
などの感想があった。
このあと,学校長の言葉あり,最後に私がまとめをした。
「何のために働くのかと尋ねたら,だいたいつぎの2つの答えが返ってきます。
一つは,お金のためです。
二つめは,自分の特性を発揮するためです。つまり,自分が得意な点を出すのです。歌がうまい人が歌手になったり,野球が得意な人がプロ野球選手になるようにです。
しかし,みんなはこの4日半の職場体験学習で,三つめの大切なことを学んだと思います。
誰かの感想にもありましたが,なんだかわかりますか。
それは,他人を幸せにするために働くということです。
老人介護施設で働いた人が,入浴介助がとてもきつかったけど,おばあちゃんがありがとうと言ってくれたことがとてもうれしかったと言っていましたね。これが,他人を幸福にしたことになるのです。どうか,これからみんなが,仕事を選ぶとき,前の二つのことも大切ですが,三つめのことを忘れないで欲しいと思います。4日半お疲れ様でした。
離任式で次の話をしました。
「コンビニに行ったら,店員さんがいらっしゃいませ,こんにちはと言いますね。みんなはどうしていますか」(ステージ上から一人の生徒を指名し発表させました。その生徒は,スルーしますと答えました。)
「ファミレスで店員さんがメニューを持って来ました。みなさんはどうしていますか」(これに対しても指名しました)
「夕食の時に,お母さんがご飯のおかわりを食卓に持ってきました。みんなはどうしていますか」
「先生が,ノートを返してくれました。みなさんはどうしていますか」
「前の席の人がプリントを自分へまわしてくれました。みんなはどうしていますか」
「どうして,みんなは何も言わないのでしょう。何もしないのでしょう。それは,すべて当たり前だと思っているからです。」
「当たり前と思っているから,何も言わないんです。何もしないんです。」
「朝起きたら,手が動く。歩いて登校できる。野球ができる。ご飯が食べられる。こんなことをみんな当たり前だと思っているんですよ」
「当たり前の反対は何でしょうか」(一人の生徒を指名しましたが,答えられませんでした)
「当たり前の反対は,ありがたいです」
「コンビニもファミレスもおかわりもノートもプリントもみんな当たり前だと思っているから,何も言わないのです」
「この当たり前をありがたいに変えることができれば,世の中はもっと良くなるはずです」
「みんなは人として成長できるはずです」
「4年間お世話になりました。ありがとうございました。さようなら。」
先週の出来事。2年生で使用している更衣室の施錠ができておらず,放課後も,入口が開いたままの状態でした。そこで,学級委員4名を集め,どうするかを話し合わせました。その結果,日替わり当番で,最後の施錠をするという対策を立てました。その後,緊急で学年集会を開き,学級委員から,更衣室の現状を報告とその対策を発表させました。普通であれば,帰りの会などで,各クラスで伝達してもらえば済むのですが,自分たちのこととして考えさせる習慣をつけさせるために,集会を開いたのです。その後,私が3分間ほど,語りました。
「きまりは多い方がいいと思う人は手をあげます」(手を挙げた生徒は0名でした)
「きまりは少ないほうがいいと思う人は手を挙げます」(全員が手を挙げました)
「どうして,きまりが少ないほうがいいのですか?」(1名を指名し答えさせました)
「きまりが多いと,自由がなくなりますね。楽しくなくなりますね」
「では,きまりを少なくするためには,どうすればいいでしょうか」
「一人ひとりが,責任ある行動をとればいいのいです。そうすれば,新しいきまりをつくることは必要ありません」
「一人ひとりが責任ある行動をとれなかったから,更衣室の問題が起こり,新しいきまりをつくることになってしまったのです」
「これから皆さん一人ひとりが責任ある行動ができれば,職場体験や修学旅行など校外学習でも,多くのきまりをつくることはないと思います。そうすれば,自由が増えます。楽しい行事になります。がんばってください」
新生徒会執行部(会長,副会長,書記)による専門委員長選考面接が終わりました。
専門委員長(生活部や保体部,給食部など)は会長の委嘱となっているため,立候補者と面接を行い,いくつかの質問をしながら選考するのです。
全員が2年生ですから,学年主任である私も立ちあったという次第です。
どの立候補者が選考されても大丈夫だと思いますが,選考するのが難しいと思います。
そこで,会長にこんなアドバイスをしました。
「同じクラス,同じ部活,仲がいいという理由で選ぶのではなく,この人と一緒に生徒会活の仕事がしたいかどうかで選ぶんだよ」
どんな生徒会メンバーが決定するか楽しみです。