読書は時空を越えることができます。
合ったことがない歴史上の人物と出合い,見たことがない未来や宇宙,深海を見ることができます。
また,体験したことがない冒険や恋愛も経験できるのです。
1冊の本との出合いが人生を変えることもあります。人生観を広げ,深めることができます。
そんな本との出合いのきっかけをつくるために,このページ「こんな本と出合ってきた」をつくりました。
この中の1冊が,あなたにとって素晴らしい出合いになることを願っています。
一気に読破しました。
漫画を読んで,猛烈に感動したのは,本当に久しぶりです。
巻が進むにつれて画力がアップし,スピードも増していきました。
僅か4ヶ月間の話ですが,主人公の桜木をはじめ湘北の部員たちが成長していく姿が感動を起こすのだと思います。
もう一つ,主人公である桜木花道という人物の背景をほとんど描いていないことに新鮮さを感じました。
花道の過去を知りたくなります。しかし,過去にとらわれることなく,自分の可能性だけを信じてバスケに突き進む生き方に力をもらった読者も多いことでしょう。
花道の過去を描いた部分は,父親のことが紹介されている1ページだけだったと思います。
読破後,涙が出ました。
漫画から教わる,漫画から元気をもらう,漫画から勇気をもら,漫画に若さをもらう。
漫画には大きな力があることを再確認できた,素晴らしい物語でした。
A中学校女子バスケ部の顧問をしていた頃に,この「スラムダンク」を読んでいたら,
部員への声かけも変わったものになったのかもしれません。 (2019年1月)
本号の特集は,「思考力を高める書く力」でした。
「書く」作業は,毎日のようにしていますが,どうやれば,思考力が高まるかまでは考えていませんでした。
現在の「書く」作業としては,以下のようなことをやっています。
①このブログ
②週に1回発行している校内研修通信
③サークルのレポート
④教師塾のレポート
⑤たまーに,フェイスブックの記事
これでは,書く力も身につかないでしょう。
例えば,パソコンやタブレットで文書を作成することは,書くことになるのでしょうか。
画面上の文字を見るだけでは,書く力は高まらないと思います。
プリントアウトして,推敲するなど客観的に読みなおすことが大切だと思います。
つまり,書いた後が重要になると思うのです。
ですから,思考を深めたり,思考を整理する時は,必ずノートに手書きしています。
手書きをすることで,構造的にまとめることができます。
今回も,ノート4ページにわたってまとめました。
「書く」ことについて,ここまで考えたことがありませんでしたから,今回の特集は,とても勉強になりました。(2019年1月)
日本にも無戸籍の人がいるということは知っていましたが,ここまで過酷な人生を送っているとは知りませんでした。
この世に存在しない人となっていますから,以下のように当たり前のことが当たり前ではないのです。
①学校へ行けない
②銀行口座がつくれない
③自動車免許がとれない
④就職が難しい
⑤選挙権がない
この問題を改善しようと献身的な努力を続ける井戸さんの姿に感動します。
無戸籍問題の事実を国民がもっと知るべきだと思います。(2019年1月)
本号の特集は「道徳科授業を楽しく」でした。
中学校では4月から教科書使用が始まります。
小学校では昨年の4月からすでに始まっています。
現場の教師は,道徳科についていろいろな不安や疑問や悩みを抱えています。
例えば以下のようなことです。
・必ず教科書を使用しなければいけないのか
・年間指導計画通りに実施しなければいけないのか
・めあてとまとめは必ず提示しなければいけないのか
・オリジナル教材は使用できないのか
・評価をどうすればいいのか
・通知表に記入する評価文と指導要録に記入する評価文とはどう違うのか
これらの疑問や不安に対しては,この機関誌を読めば,納得いく答えが得られると思います。
さて,代表の佐藤幸司先生も書ていましたが,教科書に使用されている教材が,無断で「とっておきの道徳授業」(日本標準)から借用されています。
私が作った道徳授業も無断で借用されていると思われるものもあります。
このことについて,代表は以下のように言っています。
〈引用始まり〉
各社の教科書で「これは,新しい教材だな・・」と思われる教材の多くが『とっておきの道徳授業』シリーズから無断で借用(抗議を込めて言えば盗用)されています。法的には,著作権はその出版社の版元(新聞社や絵本の発行社)にあります。けれども『とっておきの道徳授業』シリーズを参考にしているのは明らかです。しかも,道徳の教材として,です。私たちの授業実践ー日本で一番読まれているベストセラー『とっておきの道徳授業』シリーズですーを参考にしながら,その先行実践者に対して何の連絡もなく,あたかも自社のアイデアのようにして道徳教科書を掲載をしてしまう。これは思いっきり不道徳です。
〈引用終わり〉
教科書以外にも,研究授業の指導案を見ると明らかに『とっておきの道徳授業』を参考にしているものもたくさんあります。
教材だけでなく,発問やワークシートも私のものとほとんど同じという指導案もありました。
これも不道徳です。
せめて,指導案に「この授業をつくるにあたり,『とっておきの道徳授業』の〇〇先生の実践を参考にしました」ぐらいは書くべきでしょう。
いかにも,自分が教材開発をし,自分が発問を考え,ワークシートを作りましたと言わんばかりです。
道徳授業をやる教師が不道徳であってはいけないと痛感しました。(2019年1月)
私が幼い頃は,田舎ということもあって闇がありました。
特に,神社へ向かう石段は真っ暗で本当に怖かった記憶があります。
今では,要所要所に街灯があり,コンビニの明かりがあり,民家の窓からの明かりもあります。
現代人は,闇を忘れたと言ってもいいでしょう。
さて,この本は,その闇を体験するためにアラスカへでかけた冒険家の話です。
この本の中で,角幡さんは闇について次のように書いています。
〈引用始まり〉
光があると人間の存立基盤は空間領域において,安定し時間領域において安定し,心安らかに落ち着くことができる。光は人間に未来を見通す力と心の平安を与えるのである。それを人は希望という。つまり,光とは未来であり,希望だ。
ところが光がないと,心の平安の源である空間領域におけるリアルな実態把握が不可能となる。(中略)
闇に死の恐怖がつきまとうのは,この未来の感覚が喪失してしまうからではないだろうか。
〈引用終わり〉
闇を体験することで,人は生物的感覚を磨くことができるのではないでしょうか。
(2019年1月)
この作品がデビュー作です。
しかも,
『このミステリーがすごい!2018年版』第1位
『週刊文春』ミステリーベスト第1位
『2018本格ミステリ・ベスト10』第1位
の3冠を受賞しています。
設定は,いわゆる密室ものですが,物語の展開が予想を遙かに超えています。
しかし,トリックは緻密で解明後は納得させられます。
奇想天外な展開にも関わらず,ここまでうならせる推理小説はないと思います。
これ以上書くとネタばれになりそうなので,これぐらいにしておきます。
(2019年1月)
芥川賞を受賞したというニュースだけは知っていました。
しかし,一連の受賞作品はなかなか読みたいとは思いません。
「火花」もブームが去った頃に読みました。
この本は,たまたま図書室で見かけパラパラとめくってみたところ,大変読みやすく短時間で読破できると思ったからです。
予想どおり1時間弱で読破しました。
内容は,プライドが高い新人ボクサーが主人公です。
試合に臨むボクサーの心理とはこんなものかなと思いました。
主人公の性格にいらいらする部分もありましたが,青春像としてとらえれば,いい感じなのかもしれません。
せいぜい★3つです。(2019年2月)
最近は,テレビドラマをほとんど見なくなりました。
その理由は,気に入る脚本家がいないからです。
昔であれば,好きな脚本家のドラマはすべて見るぐらい気合いが入っていました。
例えば,
山田太一さん
早坂暁さん
池端俊作さん
黒土三男さん
などです。
これらの脚本が出版されれば購入し,月刊「ドラマ」という脚本についての雑誌も購入していました。
さて,この本は,好きな脚本家である倉本聰さんの多くの作品に関するエピソードを中心に書かれています。
教師は,話すことが仕事ですから,その場面に応じた「言葉」を選ぶことが重要となってくるはずです。その言葉について大切なことが5つあると考えています。
①相手の心に響く言葉をどれぐらい知っているか。
②普通の人が言わないような言葉の組み合わせができるか。
③できるだけ簡単な言葉で説明できるか。
④相手の心に響く短い言葉をどれぐらい知っているか。
⑤できるだけ言葉を捨てられるか。
倉本聰さんの脚本から,③と④と⑤を学びました。
身近で誰もが知っている短い言葉で感動させることができるのです。
特に「北の国から」の脚本からは言葉が持つ重さを学びました。
教師は,脚本からも学ぶべきだと思っています。
さて,この本で一番感動したのは,以下の部分です。
〈引用始まり〉
子供の頃に遊んで帰った,田舎の泥んこの一本道がある。やがて舗装されると人々が町へ出て行く。ふるさとは過疎になり,道にはペンペン草が生えてくる。それが登場人物たちの原風景なんです。そこに帰っていきたいという老夫婦を書きたいんですよ。
〈引用終わり〉
私の原風景も似たようなものです。最終的に人はその原風景に戻りたいと願うのではないでしょうか。(2019年2月)
昨晩届きました。
今日の入試引率の時,一気に読みました。
理由は,明日の校内研修で使いたかったからです。
道徳科の評価文例をここまで具体的に書いてあれば,忙しい現場教師は大いに助かります。
さっそく,明日校内職員に紹介します。(2019年2月)
この本は,教師となってから,どうすればいいかを丁寧に丁寧に書かれた本です。
初任者が1年もたたないうちに辞めていく現状を憂えて書かれたものです。
どうすれば,若手教師が教師となれるのかを具体例を数多く紹介されています。
できれば,教師になりたいと考えている大学生に読ませたい本です。
うちの学校に学習支援ボランティアで来ている大学生にも紹介しました。
(2019年3月)
昔から,色について興味がありました。
例えば,自分が見ている「赤色」と他の人が見ている「赤色」は本当に同じ色なのかという疑問がずっとありました。
そのほか,信号の青色ではないのに,どうして「青」というのだろうか。
スズメバチの黒色と黄色は生物界では危険な色の組み合わせだそうですが,それは人間にとっても危険な色なのだろうか。
などです。
この本は,色について科学的に説明されていて,大変興味深かったです。
特に,秘密戦隊ゴレンジャーなどの戦隊ヒーローの色について考察が面白かったです。
これからは,ネクタイの色,付箋の色などを意識するようになると思います。
(2019年3月)
ノボさんとは,正岡子規の本名からとったあだ名です。
子規の本名は,正岡常規(つねのり)です。
この本は,子規と夏目漱石の友情を中心に描いてあります。
そのためでしょうか,子規の俳句や短歌は必要最小限で掲載されています。
ロンドン留学中の漱石は,子規の臨終を見届けることはできませんでした。
訃報の際,漱石がよんだ句が紹介されていました。
〈引用はじまり〉
「きりぎりすの昔を忍び帰るべし」
きりぎりす・・・の句はおそらく松山で二人で暮らしていた時に,どこかの草原を子規と散策したのだろう。その子規の姿とべーすぼーるに夢中だったと聞いた若き日の子規の姿が草を飛ぶ夏の虫のように思えたのではなかろうか。
子規よ,白球を追った草原へ帰りたまえ,という友への哀切が伝わってくる。
〈引用終わり〉
400ページをこえる大作でしたが,とても読みやすい文章でした。
最後は,やはり泣けます。(2019年3月)
タイトルどおり,俳句づくりについて分かりやすく書かれています。
夏井先生と素人編集者との会話形式ですすんでいきますので,読みやすかったです。
9時間の授業内容は以下の通りです。
①自分の俳号を考えよう
②俳句には二つの技がある
③「尻から俳句」で俳句デビュー
④「一二音日記」を書いてみよう
⑤完成した句をチェックしよう
⑥「切れ字」を使ってみよう
⑦季語を観察してみよう
⑧「一物仕立て」を仕分けしよう
⑨句会に出てみよう
特に③の「尻から俳句」については,なるほどと頷きました。
この技を使えば,素人でも簡単に俳句が作れそうです。
印象に残ったのは,夏井さんのあとがきです。
〈引用始まり〉
俳句における「学び」の近道があるとすれば「素直であること」かもしれない,ということです。柔道や剣道のように型があり,職人さんが弟子に伝えていくように技法を学ぶのが俳句という文芸。まずは,先達のいうことを聞いて,その通りに素直にやってみる。長年培ってきた定石や技術を謙虚に知ろうとする。その学びが俳人としての土台となり地力となっていくのだと,あらためて認識しました。世に中には,「型だの技法だのは無視していいのだ!」「すべての表現は自由であるべきだ!」と主張する向きもあるでしょうし,そのような考え方を不定するつもりもありませんが,それらはしっかりと基礎を身につけた後の議論ではないかと思うのです。まずは,「素直に学ぶ」。これが初心者にとっての学びの近道なのだと,秘英知(俳句素人の編集者の俳号)は本企画を通して,身体を張って教えてくれました。
〈引用おわり〉
この文は,教師にとってもまったく同じことが言えます。大学生や若手教師に常々言っていることと重なる部分が多いのです。「素直さは無敵です」
(2019年3月)
子供の頃からずっと円谷特撮シリーズが大好きでした。
ウルトラQから始まりウルトラマン,ウルトラセブン,怪奇大作戦などなどです。
単純にかっこいいウルトラマンに比べて,ウルトラセブンは子供の頭では理解できない部分もありました。
何よりも,対決シーンが意外と少なくてしかも,宇宙人があっさりと負けてしまうことが不満でした。
きっとセブンにマンを重ねて見ていたのでしょう。
しかし,この本を読むとウルトラセブン製作の苦悩が伝わってきました。
怪獣ブームから妖怪ブームへ
特撮による大きな負債
円谷プロダクションとテレビ局やスポンサーとの関係などの背景が細かく調べてあり,読み応えがありました。
やはり,ウルトラセブンは名作だと思います。(2019年4月)
奇怪な事件を科学の力で解決するチームS・R・Iが活躍する円谷プロの異色作と言ってもいいでしょう。
子供の私は怖い物見たさで見ていた記憶があります。
「散歩する首」
「かまいたち」
「人食い蛾」
など,怪奇現象ではなくトリックがあると分かっていても怖かったです。
「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」の陰に隠れて目立たない作品ですが,個人的には円谷作品の最高峰だと思っています。
しかし,欠番となった(内容が過激で放送禁止になった)「凶器人間」についても触れて欲しかったです。
再放送で見ましたが,やはり良く出来た作品であることを再認識しました。
NHKでリメイクされたものも見ましたが,やはりオリジナルがイイですね。(2019年4月)
中村先生の本は,とにかくわかりやすいです。
きっと,本音で書いてあるからでしょう。
中には,そこまで言い切っていいのだろうかという部分もあります。
しかし,その通りなので逆に爽快感もあります。
ということで,保護者対応術について学び直そうと思い購入しました。
大いに参考になりました。
中村先生ありがとうございました。(2019年4月)
掃除指導について,ここまで細かく書かれた本はないと言えるぐらいの内容です。
掃除をきちんとさせることができる教師は本物だと思っています。
正直,私は苦手です。
褒めたり,叱ったり,区域で分けたり,チェックさせたり,道徳授業で扱ったり,掃除する権利を取りあげたり,効率良い道具を与えるなどなど30年間,いろいろな指導を試みましたが,100%成功した指導方法はないと思います。
特に,「掃除の権利を取りあげる」という方法については,「何だこれ?」と気になる方も多いことでしょう。
後日,このブログで紹介します。
今の掃除指導では,掃除機を使わせてもよいと思うのですが,いかがでしょうか。
(2019年4月)
自分の中学時代が輝いて見えたことは一度もありません。
ですから,中学生の頃の自分に戻りたいと思ったこともありません。
この本の主人公である神山くんのような中学時代を送っていれば,人生が大きく変わったのかもしれません。
さて,久々の感動本でした。
最後の最後にグッとくる場面が用意されています。
是非,中学生に読んでもらいたい青春の一冊です。(2019年5月)
「掃除指導」についで,ここまで細かく具体的に書かれた本はなかったと思います。特に,アレルギー対策については,エピペンの練習方法なども紹介されていますので,校内研修でも使えます。
給食中は,生徒の素顔が見えやすい時間だと思います。
ですから,準備中から食事中,片付けまで,一緒に活動せずに生徒一人一人の様子を観察しています。
(2019年5月)
東日本大震災で被災した小学5年生の3人が16歳の高校生になり,「あの日」のことを
語り継ぐ努力をしています。
テレビで流れるニュースは,大人目線のものが多く,遠く離れた佐世保の中学生の心にどれぐらい届くのか疑問に思っていました。
そこで,同じ中学生がつくった俳句をもとにして,道徳授業「こいのぼり」をつくり実践しました。
この本も,テレビでは流されない,子供目線の震災の実体験が語られています。
3人の語りを読んでいくと,心が痛くなります。しかし,この本で道徳授業をつくり目の前の中学生に東日本大震災について,あらためて考えてほしいと思いました。
あと数回読んで,道徳授業づくりに取りかかろうと思います。
それぐらい強烈な内容でした。
3人が語り部をするきっかけとなったのが,当時,中学校教師だった佐藤俊郎先生です。
この佐藤先生は,震災後,中学生に俳句をつくろうと呼びかけた先生です。
ここにも,何か深いつながりを感じました。
(2019年5月)
生麦事件の全容が詳しく分かりました。
教科書では,薩摩藩の大名行列を横切ったイギリス人が殺傷された事件という感じで紹介されています。
そのイギリス人は,男性か女性か,一般人なのか領事館の関係者なのか全く知りませんでした。
しかし,この漫画を読むと映画を観るような感じで理解できます。
殺傷されたのは4人です。
マーガレット・ワトソン・ボラデール夫人(28歳)結婚2年目
ウィリアム・マーシャル(35歳)マーガレットの義兄
チャールズ・レノックス・リチャードソン(29歳)
ウッドソープ・クラーク(28歳)
英国貿易商人です。
目的は,休日の観光で川﨑厄除け大師に行く途中だったそうです。
歴史の教材研究は,この漫画でやると本当に面白いです。
ネタも満載です。(2019年6月)
インターネットの動画上で,政治・経済や国際関係など様々なニュースやコメントを見ることができる時代です。
子供の頃は,このようなメディアがなかったので,新聞やテレビのニュースが情報源でした。
ということは,新聞やテレビのニュースをすべて真実と捉えていたことになります。
ニュースがすべて正しいと考えていました。
見事に煽動されていたことになります。
1970年代を小中学生として過ごしてきました。
当時の教師が政治的にリベラルだったかと言えば,そうではありません。左翼系の日教組教員が大勢いました。
そのような教師の授業を受けてきましたので,何らかの影響を受けてきたと思っています。
右翼,左翼と極端な話ではなく,バランス感覚が大切だと思います。
例えば,問題となるような国会中継はNHKで一部を見るのではなく,ネット配信動画ですべて見るようにしています。
批判的に見る姿勢を持つことが大切という点でも,この本をとても興味深く読みました。
(2019年6月)
今回の特集は,「チカラをつける教科書活用法」でした。
ほとんどの教師は,教科書を使って授業をしていると思います。
しかし,どこまで教科書を研究し,読み取っているのでしょうか。
教科書をじっくり観察するといろいろな疑問が湧いてきます。
どうして,この写真を掲載しているのか
どうして,このタイトルにしたのか
どうして,このような単元構成になっているのか
果たして,この言葉の意味を生徒は理解できるのか
などです。
この本にも何回か登場した,鈴木健二先生の言葉です。
「教科書を面白がる」必要があると痛感しました。(2019年6月)
前回読んだ「夏の陰」で感動しましたので,岩井さんのデビュー作を読んでみました。
若き天才数学者が主人公です。
全編,苦悩と悲哀で覆われている青春小説です。しかし,最後に光が射します。岩井さんの作品は,2冊しか出ていませんが,今後注目に値する作家だと思います。
(2019年7月)
下村さんほど,いろいろジャンルを書ける若手作家はいないと思っています。
警察もの,登山もの,冒険もの,少女もの,感涙ものなどです。
今回は,感涙ものです。
一家心中で生き残った幸子と育児に悩み子供たちと一緒に心中を図り,自分だけが生き残った母親である雪絵と出会います。
被害者と加害者は,心を通い合わせることができるのでしょうか。
これで終わりと思っていたら,最後の最後で明かされる真実。
次はどんな作品を世に出してくれるか,とても楽しみです。(2019年7月)
堀先生の魂がこもった道徳授業「はまなす」が掲載されています。
このような道徳授業を普通の教師は創れませんし,実践もできません。
堀先生しかできない道徳授業だと思います。
しかし,後半は教科書を使った道徳授業の具体例を紹介してあり,参考になります。
あとがきにこんなことが書かれていました。
〈引用始まり〉
道徳授業研究は,実は「人の結びつき」をも強くするのではないか。
互いの「人間」に対する理解を他の手法では考えられないほどに深めるのではないか。そう思わざるを得なかった。(中略)
私の周りでは,なにか目に見えない「道徳研究のサイクル」が動き出しているように感じている。そして道徳の授業が生徒たちにも同じような効果をもつことをも感じ始めているのである。
〈引用終わり〉
私も同じように感じています。
いろいろな教師がいろいろな道徳授業を創りだし,目の前の生徒たちの人生を豊かにしていくことが大切だと思います。(2019年7月)
内田ブームというのがありました。
月に1冊は新刊が出ていたのではないでしょうか。
私もブームにのって「街場の教育論」や「下流思考」や「先生はえらい」「橋本治と内田樹」などを読んだ記憶があります。
内田さんの本は,気合いを入れて読まないと私の頭にはすんなりと入ってきません。
しかし,この本は自伝的エッセーですから,とても読みやすかったです。
この本で,内田さんのユニークな人生が分かりました。
小学校で登校拒否,高校中退,家出,大学院3浪,32大学大学教員公募に不合格,離婚,父子家庭などなど。
内田さんもあとがきで書いていましたが,この本を読みながら椎名誠さんの「哀愁の町に霧が降るのだ」を思い出しました。昭和時代を知るには参考になる2冊だと思います。
題名の「そのうちなんとかなるだろう」という考えも大切であると内田さんの人生から学びました。(2019年7月)
50ページほどの薄い本ですが,内容はとても面白かったです。
防災,減災に必要なことは,道徳教育であるという内容です。
災害が発生した時に,一番頼りになるのが近所の人々です。つまり,近所の人々との関係がしっかりとしていれば,被害を減らすことができるのだそうです。
確かに,お互いが顔を知っているので,声もかけやすいのです。
道徳授業を作りたくなる1冊です。(2019年7月)
とにかく刺激的な本です。
お互いが尊敬しあっているからこそ,このような討論ができると思います。
宇佐美先生の哲学的なつっこみ,野口先生の実践に基づく理論による切り返し。
目には見えませんが,ページをめくるごとに火花がはじけ飛んでいます。
お二人から多くのことを学ばさせていただいている私にとっては,たまらない本です。
ページをめくる指が少し震えたぐらいです。
以前読んだ「道徳の研究授業」(日本教育技術学会編 明治図書)には,宇佐美先生が小学5年生に道徳の研究授業を実践された記録とその後の研究討議の様子が掲載されています。研究討議のメンバーがものすごいです。
大西忠治先生,藤岡信勝先生,野口芳宏先生,向山洋一先生などです。
この中で野口先生は,以下のように書かれています。
〈引用始まり〉p124
今回の宇佐美先生のご授業は,研究者自らが,批判の座を降りて,敢えて批判を受ける授業者にまわり日頃のご見解を実地に証明されようとした点においてまことに大きな意義があると思う。このようになってこそ,研究者と実践者とが本物の連帯を生み得ることになるのだと思う。
〈引用終わり〉
ここに書かれているように,「教育と授業」は,研究者と実践者との連帯を生み出した1冊であることに大きな意義があると思います。(2019年8月)
任侠に生きる昔気質のヤクザが赤字の私立高校を建て直す話です。
荒れている学校をどうやってよくしていくのか。
及び腰だった教師たちを尻目に,ヤクザたちは本気で生徒に向き合っていきます。
礼儀を重んじる,恥を知る,厳格な縦社会のヤクザの世界があながち間違っていないように思えます。
現在の教育に欠けていることかもしれません。
展開が気になり一気に読むことができる1冊です。
「任侠書房」「任侠病院」「任侠浴場」のシリーズがありますから,一気に読んでみようと思います。(2019年8月)
久々に★5つ本です。中編小説が2編収録されています。
「青空のルーレット」は高所窓硝子特殊清掃作業員の話です。
つまり,高層ビルの窓磨きをしている若者が主人公の青春小説です。
この話に登場する人々は,夢を持っています。音楽。小説家。芝居。漫画。
夢と現実の狭間で苦悩する若者たちですが,暗い話ではありません。ラストでは元気がもらえます。
この小説で心が揺れた言葉を紹介します。
「夢を叶えるよりも,夢を見る事で,人間は人間になれるんだ」
特に2編目の「多華子ちゃん」はラストで涙が出ました。
とても静かで優しくなれる小説です。
この小説で心が揺れた言葉を紹介します。
「花。人間は誰でも,いつか,そんな花を,ふと胸に持つ。そして誰もが,いつかしらその花を見失う。けれど,ふと見上げた空の高くには,そんな花がきっと幾つも咲いている」
何とキレイな言葉でしょうか。
生徒に伝えたい言葉です。(2019年8月)
日中の猛暑は変わりませんが,明け方エアコンを消して窓を開けてみると少しだけ涼しく感じるようになりました。
そんな中,5時過ぎに眼が覚めますので,読書を楽しむという日々です。
小一時間読書を楽しんだ後,散歩を40分ほどしています。
歩き始めは涼しく感じますが,ラスト10分間は急な登坂がありますのでここで一気に大汗が出ます。
帰宅後,すぐにシャワーを浴び妻が起き朝食の準備ができるまでの間,再び読書を楽しんでいます。
さて,今日の読破本は,検事,佐方貞人シリーズの1冊です。
現在4冊出ていますが,この本で4冊すべて読破したことになります。
シリーズを通して,正義とは何かについて描かれています。
今回は,佐方の父親のエピソード,佐方の中高生時代のエピソードなどが収録されていて、ますます魅力的な人物となりました。
5冊目が出たら,また読みたいと思います。
面白い本と出逢えたことに感謝します。(2019年8月)
「ぜっしょう」と読みます。
莫大な遺産を残して亡くなった父。その遺産を巡って子供たちの争いが起こります。
しかし,亡くなったはずの父がブログの更新を行っています。
これが,絶声なのです。
これでは,遺産は手に入りません。さあ,子供たちはどうするのか。
最後まで読むと,絶対にまた読み返すことになります。
下村さんが得意とする,伏線の妙を堪能できる1冊です。
(2019年8月)
「青空のルーレット」を読んでとても気に入りました。感動しました。
そこで,辻内さんの本を3冊購入しました。
読み始めるととても読みやすく一気に読んでしましました。
衝撃的な展開。
心が救われるラスト。
辻内さんの作品は,どうしてここまで心を惹きつけるのでしょうか。
言葉一つ一つをとても大切にしている作家さんだと思います。
こんな言葉をメモしました。
「ながらえるって事には確かに必要だが,しかし,生きるってことは,また少し違うじゃないかなぁ」
「人間はよ,カナシクなるほどに,色んな事に気がつくものさ。カナシクなりゃなるほど,色んなものがみえて来もする。日が暮れるにつれて星の光にふと気づく様なものなのかもしれないな。
「全てを想い出す事は,全てを忘れ去る事よりも,或いは苦しい事であるのかも知れない。」
さあ,次の作品を読むぞ。
(2019年8月)
夏休み中は,教育に関する記事をあまり書いていません。
ネタがあるときは書こうという気持ちになりますが,授業がないこともありなかなか書けないでいます。
そのかわり,フェイスブックには教育に関して少々突っ込んだ記事を書いています。
ということで最近,このブログでは読破本の紹介が中心となっています。
このミステリーは,刑事コロンボや古畑任三郎と同じように,初めから犯人がわかっている,倒叙ミステリ-です。
刑事コロンボも古畑任三郎も大好きでしたから,この本もとても楽しめました。
犯人との会話の中で,怪しい点を見つけ追求していきます。
五つの短編が収録されていますので,短時間でも楽しめる作品となっています。
(2019年8月)
辻内さんの作品の3冊目を読破しました。
どの作品を読んでも心が優しくなります。
辻内さんは,作品を通して,優しく幸福な生きかたとはどんなものなのかを描いていると思います。
そして,自然の美しさ(特に青空,星空の魅力)をあらためて感じさせてくれます。
この本にも素敵な言葉が見つかりましたので,一部を紹介します。
〈引用始まり〉
「これをする為に自分は生きてるんだ,なんて思うな。
生きているから,こうしてるんだとその事を考えろ」
「見えないものが見えたとしたら,いろんな事に気づける。気づいた分だけ,すきになれる。すきになれたら,やさしくなれる。やさしくなれたら,見えないものにやさしくして貰える。」
今回は,奥深い言葉に出逢えたことに感謝します。
折りにふれて,こんな素敵な言葉を生徒たちに語ってあげたいなと思います。
(2019年8月)
本日開催予定でした道徳部会評価部会は,昨晩から続いた集中豪雨のため中止となりました。
ということで1日休みをとりました。
雨も激しく外出もままなりませんでしたから,自宅で原稿書きをしました。
機関紙「道徳のチカラ」の道徳授業を斬る!」の原稿です。
道徳授業実践記録を読み,感想や批判,そして代案を書くのです。
これがなかなか大変です。ノートに考えを書き出していきますが,まとまりません。途中であきらめて読書をしました。
今一番のお気に入りの作家さん辻内さんの作品です。
やはり読破後,心が優しくなれました。
解説で映画監督の平山秀幸さんが,辻内さんは「青空フェチ」に違いないと書いていましたが,その通りだと思います。
辻内さんの作品には,必ず青空の描写があります。
人は青空から生きる力をもらえるんだ,そんなことを考えました。
(2019年8月)
夏休みが終わろうとしています。
この夏は読書の夏といっていいほど,よく本を読みました。
特に小説が多かったです。
新しい作家さん,新しい小説,新しい言葉と出逢えたことに感謝です。
小説を読むと素敵な言葉と出逢うことがあります。
その素敵な言葉を折りに触れて生徒に話してあげたいなと思います。
辻内さんの小説には,そんな言葉がちりばめられています。
「野の風」より
〈引用始まり〉
社会というこの装置も,きっと初めの頃は,人間の願いや憧れや志や,そんなものが動力になっていたんだと思う。だけどいつからなんだろう。気がついたら,この巨大な装置を機能させているいる動力は欲望,ただ,それだけのものになってしまったような気がする。
〈引用終わり〉
「花」より
〈引用始まり〉
あの空を想えば,私は,いつも,この世界じゅうがいとおしくて,たまらなくなる
〈引用終わり〉
何だか,アニメ「この世界の片隅に」を想い出しました。
辻内さんの小説がこの夏一番の宝物になりました。
(2019年8月)
電子書籍の2冊目を読破しました。
紙の本を読み終えると「読破」という言葉があいますが,電子書籍を読み終えても「読破」といいにくく感じます。
キンドルでは下にページ数や残りの%が出ますので,少々残念でした。
そろそろ解決編が始まるなとかもう殺人は起きないなとか予想してしまうからです。
しかし,背景色やフォント,1ページあたりの文字数が変更できますから,一目で読める文字数に設定しておけば,読むスピードも速くなります。
何よりも,書斎の本が増えません。手元に置いておきたい教育書や道徳授業づくりの資料本以外は,電子書籍がいいという実感を持ちました。
内容は,密室あり暗号あり時間トリックありの本格推理小説でした。
愛読書である横溝正史へのオマージュ的な作品でした。
次は,「月光ゲーム」を購入しようと思います。
(2019年9月)
特集が「学び続ける力を育てる」でした。
この特集で自分に依頼があったらどんな原稿を書くのかを考えてみました。
①生徒が学びたくなるためには何が大切か。
つまり,前から書いている学びのモチベーションをどうやって高めるかということです。
例えば,黒板に「めあて」と「まとめ」を書けば,学びのモチベーションは高まるのか。
例えば,班学習による交流を取り入れれば,高まるのか。など。
②学びたくなることをさらなる学びにつなげるためには何か必要か。
授業で学んだことを自宅で更に調べる,もっと難しい問題にチャレンジする。
関連する本を読む。それをノートにまとめるなど。
①では,その根本に授業が楽しいと思わせる手立てがあるかということです。
②では,教師の生徒に対するきちんとしたフォローがあるかということです。
私の授業では,自学ノートの提出は自由としています。
しかし,毎日,授業で学習した内容を再びまとめ直したり,教科書に登場した人物を更に調べたり,授業中,調べるヒントを提示すると自分で調べまとめてくる生徒がいます。
これが,学び続ける力になりそうです。
しかし,まだまだ具体的実践が少ないです。
ですから,今回の特集は大いに参考になり,ヒントをもらうことができました。
(2019年9月)
高校生と20歳以上の年の差がある元漫画家の女性との恋愛を描いています。
純愛小説を期待して読み進めましたが,途中で興ざめという感じでした。
どうして,そこを描くのか納得できません。
タイトルはいいのですが。
「ランドルト環」とは,視力検査で使う,少しだけ隙間があいているマークです。
遠くからみればつながっているように見えますが実際は隙間が空いている,つまり、この2人の恋愛を象徴しているのです。きっと。
(2019年10月)
著者は,幻冬舎の編集者です。
熱量がすごく,全編にわたり常識を打ち破ることが大切であると言っています。
60歳近い私にとっては賛同しかねる部分も多々ありましたが,若さとはそういうものなのかもしれません。
しかし,なるほどとうなづく言葉のありました。
例えば,「好きで仕事をすることすら,制限されてしまう世の中は少しおかしい」
現在の働き方改革に少しの疑問を持っている私には,この言葉が刺さりました。好きでやっている仕事に制限を加えられると教師の質が下がるのではないかと思っています。
調べてみると,このブログに書き始めてからちょうど700冊を読破したことになります。
とりあえず定年までに1000冊読破を目指します。
(2019年10月)
ジャニー喜多川さんの人材育成に興味がありますので,読んでみました。
読み始めるとすぐに単なるアイドル論ではないことに気づきます。
タイトルどおり,ジャニーズ事務所のアイドルたちの共通点は,すべてが努力を惜しまないということです。
中居正広・木村拓哉,櫻井翔,岡田准一など16名のアイドルの素顔がわかります。
それと同時にジャニー喜多川さんの人材育成の方法が一面がわかりました。
いい言葉が多いので,ノートに書きだしていくと,4ページにもなりました。
是非,学年通信などで紹介したいと思います。
たとえば,
「ユーに10あげるから1返しなさい。チャンスや環境すべてを与える。挨拶は1だから,最低限挨拶はしなさい」
「踊りのうまい下手は関係ない。うまく踊れるならレッスンに出る必要はないでしょう。それよりも人間性。やる気があって人間的に素晴らしければ誰でもいいんです」
なかなか奥深い,ジャニー喜多川さんの言葉です。
(2019年10月)
漫画の「ドラゴン桜」(三田紀房 講談社)の主人公である桜木健二が案内人となって,教科別に学ぶことについて深く考察していきます。
読みながらメモしていくと4ページにもなりました。
その中からいくつかを紹介します。
①国語(坂本聰)
絵から文へ 文から絵へ 「媒体変換」で理解力が磨かれる。
②数学(牛瀧文宏)
「暗黙知」(説明できない知識)を増やす。
小学2年生までに計算を「何とかできる」ではなく,完璧にできるようにしておく。
計算するより暗記するという感じ。
数の感覚がわかると図形の感覚が得られる。
③社会科(伊藤賀一)
社会科こそ読解力。
歴史の流れや関連性。「なぜ」「どのように」を理解し説明できるか。
歴史はストーリーを読み解く。点を線にし,面にしていく。
頭の中を倉庫ではく,図書館にしておく。
とても刺激的な内容で,学びについて新たな視点を得ることができました。
漫画の「ドラゴン桜」は読みましたが,「ドラゴン桜2」はまだです。
是非,読んでみたくなりました。
(2019年11月)
早朝の散歩では,必ずコンビニに立ち寄ります。
パンや牛乳を買う目的もありますが,新商品のチェックや雑誌の立ち読みなどをするためです。
そんな立ち読みの結果,とても参考になる雑誌と出会いました。
「プレジデント」です。今回の特集は「話が面白い人,退屈な人」でした。
これがとても面白いです。
以前から話術に興味を持ち,ちょっとした話術の勉強をしてきました。野口芳宏先生の講座での話をメモしたり,落語や漫才などを注意して聞いたりしてきました。そこで学んだことを授業や集会時の講話やセミナーなどに生かしてきたつもりです。
今回のこの雑誌の特集では,話術についての新たな視点を得ることができました。ポイントをノートに書きだすと6ページにもなりました。
そのポイントを2つだけ紹介します。
「起→承→転→結」ではなく
「結→起→結→承→結」で話し,結論を何度も繰り返すことで印象に残すことができる。(中村圭さん コピーライター)
話が絶望的につまらない人(野呂エイシロウさん 放送作家)
①自慢話 ②謙虚すぎ ③みんなが知っている話 ④定型文
⑤自己紹介が下手 ⑥押しつけ ⑦デリカシーがない
学んだことを明日から実践してみます。
(2019年11月)
この小説のベースになっているのは,百田さんが実際に子供のころに体験した出来事だと思います。年齢的には,違いがありますが小説に描かれているものが,とても懐かしいことばかりでした。
例えば,山の中の秘密基地。自転車を手に入れたことで行動範囲が広がったこと。
教室に必ずいた,大人びた女子,老けた男子,男勝りの女子などです。
映画の「スタンド・バイミー」のようなお話です。
1日がとても長く,楽しく,子供の時間が永遠に続くと考えていた眩しく輝いていた時のお話です。
勇気とは何か。教えてくれる青春小説です。
(2019年12月)
現在,学校が抱える問題
①体罰
②セクハラ
③部活動
④いじめ
⑤組体操
について,内田先生が冷静な姿勢で論を展開されています。
特に部活動の問題については,内田先生が声を上げてから改善の方向へと動きました。
部活動指導で悩む教師や忙しすぎる教師の現状をリアルに取り上げて,苦しい状況を世間に訴えてくれました。
しかし,まだまだです。
部活動の意義はよくわかります。
しかし,したくない部活動や専門外の部活動,指導についての保護者からのクレームなどで悩む苦しんでいる教師が数多くいます。
ですから,学校と保護者と地域が協力して部活動のフレームを変える時期に来ていると思います。
学校と部活動を切り離し,部活動をしたい教師が顧問になり,したくない教師はしなくてもいいという選択権を与えるというフレームにしてほしいのです。
内田先生は,こう書かれています。
「一定数の犠牲の上にはじめて成り立つような活動であれば,少なくとも学校教育としては不適当である。部活動に関わることを希望する者すべてが,倒れることなく楽しく活動を展開できるような方途を探ることが,今後の部活動改革の課題である。」
その通りです。
(2019年12月)