読書は時空を越えることができます。
合ったことがない歴史上の人物と出合い,見たことがない未来や宇宙,深海を見ることができます。
また,体験したことがない冒険や恋愛も経験できるのです。
1冊の本との出合いが人生を変えることもあります。人生観を広げ,深めることができます。
そんな本との出合いのきっかけをつくるために,このページ「こんな本と出合ってきた」をつくりました。
この中の1冊が,あなたにとって素晴らしい出合いになることを願っています。
残念ながら昨年は100冊読破を達成できませんでした。
87冊読破で終わってしまいました。残念です。
私にとって読書は趣味なのですが,修業の1つなのです。
ですから,年間100冊読破という手枷足枷を作っているのです。
自由に読むという姿勢では,読まなくなってしまったり,自分の好きなジャンルばかりを読んだりしてしまうからです。
また,読書は修養のためにはなくてはならないものです。
教師として大切な教養を身につけるのです。
しかし,昨年は87冊でした。
冬休みに入ってから読書熱が冷めてしまい,一気にペースが落ちてしまったからです。
読書熱が上がってくると,同時に3冊ぐらいは読んでいます。並行読みをしながら,面白くないと思ったらその本は中断します。
時間がたってもう一度読破しようと頑張る本もありますが,一度中断した本はなかなか読破できないことが多いです。
さて,今年の読破1冊目は大好きな登山ものです。
日本が世界に誇る登山家の一人である長谷川恒夫さんの一生を描いたノンフィクションです。
昔から,登山もの冒険もの漂流もの遭難もの辺境旅行ものが大好きです。
椎名誠さんの影響も大きいのですが,人間が極限状態になると何を考え,どんな行動をするのかに興味を持っているからです。
この長谷川さんも生きる為に登山を続けた一人です。
登山をすることで自分の存在を確かめようとしたのです。
アルプス三大北壁(アイガー,グランドジョラス,マッターホルン)を冬季単独登攀を世界で初めて成功させたのがこの長谷川さんです。
「生き抜くことが冒険だ」と言いながらも,最後の未踏峰と言われたパキスタンのウルタルⅡ峰で雪崩に遭い亡くなってしまいました。
しかし,このような登山家が日本にいたことを誇りに思います。
ちなみに,写真はグランドジョラス(4208m)です。
こんなすごいところを登りつめたのですね。
私も100冊読破という頂に向かって第1歩を踏み出しました。
頑張ります。 (2016年1月)
今回の特集は,「特別の教科 道徳への15の提言」でした。
一番は,何と言っても野口先生のページでした。
野口先生が道徳の教科化について本音で書かれていました。
読みながらマーカーを入れた部分は,次です。
〈引用始まり〉
幼,小,中学校期の,まさにそれは人間としての「守」をきちんと身につけるべきときに,「多様な価値観」のそれぞれに「誠実に」「向き合い」「答えが一つではない道徳的な課題」を一人一人の生徒が自分自身の問題として捉え,向き合う」ことでよいのだろうか。幼,小,中学校期にあっては,時代を超えてゆるぎない人間としての不動,不変の正しく,善なる価値をこそ教えなければならないのではないか。
〈引用終わり〉
善なる価値を生徒に教えこむためには,教師の哲学が問われることになります。
教師が人間の生き方をどうのように考えているかが,重要となってきます。
そのためには,教師は様々な体験をし本を読み修養を重ねなければいけないのです。
(2016年1月)
今日は大雪のため,ほとんど家の中で過ごしました。
ほとんどの土日は部活で家にいませんので,久しぶりのことでした。
雪かきをしていましたが,次から次へと降ってくる雪のため断念しました。
しかたなく,水曜日に行う予定の道徳授業の準備を始めましたが,これも行き詰まり断念しました。
結局,読書にはまってしまい,1日で2冊読破しました。
その1冊が,この東野作品です。
脳死問題を扱っていて,人の死,臓器移植の問題点などについて考えさせられました。
テーマは,親の愛情だと思います。
明日は,学校も臨時休校となりました。
雪のため休校になるのは,教師になってから初めてのことです。きっと。
このまま,凍ってしまえば明日は私も学校へ
下村敦史にはずれなし。
3冊を読破しましたが,いずれもラストで驚かされます。また,とても読みやすいのも特徴です。
次回作がとても楽しみです。
さて,今日は,学校は大雪のため臨時休業でした。
自宅前の道路も凍っていて車が出せませんでしたので,1日休みをとり自宅での仕事と読書をしました。
おかげで,ゆっくりと仕事ができ,水曜日の道徳授業の資料作成はほぼ終わりました。
あとはリハーサルを行います。
生徒の反応がどうなるか,少し不安な部分もありますが,参観者に少しでもヒントを与えらればいいと思っています。
しかし,今も雪が降っています。(2016年1月)
最近,シーナ熱が再燃してネットで3冊も購入しました。
この本は,シーナさんが読んできた様々な面白本を紹介するものです。
世界の様々な辺境の地を旅してきてたシーナさんだから書けるルポにはまったのが,大学1年生の頃です。
それから30年も追い続けた作家です。
シーナさんが紹介する本もいろいろと読んできました。特に冒険もの,遭難もの,漂流もの,山岳ものなどです。
このブログのタイトルである「半径3m」という言葉もシーナさんからもらいました。
別の本で書いていましたが,世界中をいろいろと旅して気づくことがいろいろとあるそうですが,日本の犬と子供の目が一番生き生きと輝いていないそうです。
犬の目が一番輝いていたのが,モンゴルの犬だそうです。
もちろんモンゴルの犬はペットではありません。牧羊犬です。
羊を追いながら飼い主と一緒に大草原を旅するのです。
犬にとってこれほど本能をくすぐる行動はありません。
仕事を終えた犬たちは,大はしゃぎで大草原を走り回るのです。
では,日本の子供の目が輝いていないのはなぜでしょうか。
このあたりが,現在の日本の教育が抱える問題につながるのかもしれません。(2016年1月)
今朝,スーツに着替えている最中に,腰を痛めてしまいました。
痛みをこらえながら何とか4時間の授業を終えて,午後から2時間の休みをとり帰宅しました。
急に立ち上がったり座ったりすると痛みが走るのでずっとソファに横になっていました。
ということで,ゆっくりと読書をしました。
最近は,いくつかの仕事が同時進行していたこともあり,その疲れが腰に集中したのかもしれません。
久々にゆっくりと休むことができました。
ちびちびと読み進めていたこの本をようやく読破しました。
「ウルトラQ」は子供の頃から大好きで,怖いけど見たいという気持ちで毎回楽しみにしていました。
白黒番組ということもあり,怪獣の怖さが増していたように思います。
この番組に関わった人びとの熱い思いが伝わってくる本でした。
子供向けではなく,大人も納得するストーリーで文明社会に対する警鐘的な番組でした。
久々に録画していた全作品を見直そうと思います。 (2016年2月)
腰の痛みが引かなかったので,今日は1日休みをもらいました。
湿布を貼りほとんどベッドで過ごしました。
横になって仕事のプリントを読んだり,考えをまとめたり,本を読んだりしました。
ゆっくりと休めることはうれしいのですが,何となく気持ちがスッキリしません。
やはり学校で生徒と授業をし,接することで元気をもらっていることを痛感しました。
この本は,AKB48の総監督をしている高橋みなみさんが書いたものです。
人をまとめることの難しさを痛感しながら,一人ひとりを大切にしていく高橋さんの実践は,学校現場でも使えるものもありました。
話術についても,私の考えと共通する部分も多かったです。
高橋さんは,最後にこう書いています。
こんなことを思えるようになるためには,たくさん悩み,苦しみ,よろこび,泣いたんじゃないかと思います。
〈引用始まり〉
「私はなんのために、AKB48の中でリーダーとして活動してきたのか。「みんなのために」じゃない。「自分のために」だと思えたんです。」
〈引用終わり〉
明日は,コルセットを装着して出勤するつもりです。(2016年2月)
腰のほうも50%程度回復してきました。
立つ時に痛みがありますので,「よいしょ」と声を出しながらゆっくりと立っています。
ずっと立ちっぱなしの50分間の授業がいかに腰に負担をかけているか実感しています。
先日の長崎大学への往復運転で回復が遅れたようです。
「このミステリーがすごい」で上位にランキングされていましたので,さっそく読んでみました。
ある女性探偵が失踪した人物を探していくうちに,別の事件がリンクしていきます。
多くのネタが散りばめられてあり,この1冊で3冊は推理小説が書ける感じです。
シリアスな展開の中にも笑いがあり伏線も見事です。なかなかの作家だと思いました。
この作家の本を読んでみようと思います。(2016年2月)
腰のほうは,60%は回復してきました。
学校では,生徒たちから「大丈夫ですか」といたわりの声をかけてもらえます。
何と優しい生徒たちでしょう。
美しい心の後に,このような本について書くと不謹慎だと言われそうです。
こういったテーマについて正々堂々と書ける作家は,シーナさんだけでしょう。
特に,糞便についてはとても興味深く読みました。
世界のトイレ事情を詳しく書いてあるからです。
今,世界にはトイレがない環境で生きる人が26億人くらいいるそうです。
また,インドには糞便の始末をするスカベンジャーが40万人〜120万人ぐらいいるそうです。
そんな中,日本のトイレ(特にウォシュレット)は世界で一番清潔だという事実。
こういった視点から,世界地理を教えても面白いと思います。
授業のネタとしては,抜群の驚き度です。
しかし,給食前には使えませんのであしからず。(2016年2月)
今日は部活の試合があり朝から出かけました。
とてもいい天気で体育館で試合をするのがもったいないくらいでした。
しかし,風が強くて外に出ると埃っぽく,しかも花粉が大量に飛んでいました。
さて,久々の米澤作品です。
「満願」で一気にファンになり,今回も本屋大賞やミステリー大賞にノミネートされたということでとても楽しみにしていました。
結果,肩透かしという感じで「満願」をこえられなかったと思います。
事件が起きるまでにネパールの様子を長く書きすぎたこともあり,間延びしていてしかも人物描写が浅いという感じでした。
まあ,どの作家でも当たり外れはありますからね。
残念です。 (2016年2月)
いわゆるエリートを数多く輩出している開成高校と灘高校を卒業した生徒が実際のところどのような人生を歩んでいるのかを調査した結果をまとめた本です。
東大や京大などを卒業したのち,医者や国家公務員になり,各分野でリーダーシップを発揮している学生が多いという勝手なイメージをもっていました。
確かに一般大卒よりも,医者や公務員や大学教員や研究者になった学生が多いという結果がでています。
しかし,次のような課題もあるそうです。<引用始まり>
開成や灘をはじめとする超進学校の大きな特徴は。生徒の自主性を重んじることにある。そして,この特徴を高く評価する卒業生は多い。ただ,自主性を尊重する環境では,個性は伸びたとしても,よほどの誘因が用意されない限り,社会を引っ張っていこうとする意欲は育たないのだろう。<引用終わり>
なかなか興味深い話です。
リーダーをどう育成するかという問題は,一般的な学校だけでなく超進学校でも問題になっているのです。
確かに昔に比べて,学級や部活動全体のことを考えた言動をとる生徒が少なくなってきたように思います。
学校現場では学力向上も大切ですが,リーダー育成も大切になっているのです。
(2016年4月)
今日は,歓迎遠足でした。
目的地に着くころには,気温が上がり汗ばむぐらいでした。
昼食が終わり,ベンチに座っていると少しだけ揺れた感じがしました。
やはり,昨日から続いている熊本地震の余震の影響でした。
早くおさまることを願っています。
さて,この本は漫画です。
しかし,普通の教育書よりもはるかに内容が充実していて分かりやすく面白いです。
何よりも主人公の吉良良介先生が私と同じ歳であることに親近感が持てました。
この吉良先生は
「学ぶとは何かに気づき,自分が変わること」と言っています。
なるほどと思いました。
また,この言葉に影響を受けた夏村ひかる先生が,
「子どもを変えるんじゃなくて,自分が変わることなんだ」
と言っています。
このことが分かっている教師がどれぐらいいるのでしょうか。
まさに謙虚さが大切なんです。
多くの教師に読んでもらいたい1冊です。(2016年4月)
年度初めの多忙な今の時期にこの本を読み,心が洗われました。
すべての生徒が素直であるわけではありません。
ですから時には厳しい指導もします。怒鳴ることもあります。ぶつかる時もあります。
そんなことが続くと,心が荒んでしまいます。
しかし,子供が持つ善良な部分に触れると本当に教師という仕事に喜びを感じます。
そんな子供の善良な部分を大切にしている先生が書かれた本です。
確かにそうだと納得することばかりでした。
自分の力不足を痛感した本でもあります。 (2016年4月)
植松さんは,童心をもった大人だと思います。
その童心が夢を叶えたのです。
童心つまり「りっしんべん」に「童」と書いて憧れと読むのです。
夢を持ち続けることの大切さをあらためて教えられました。
連休の中日,明日は学校です。
(2016年5月)
午前は,部活動。
午後は,妻と一緒に花屋へ。
今日は,母の日。
天国にいる母に感謝。
生きていれば85歳。
母がいなくても子供にとってはとても大切な日。 (2016年5月)
昨日の午前中は,育友会のおやじの会主催でイモ畑を耕す作業を行いました。
午後は,部活の練習試合でなかなかハードな1日でした。
その疲れのせいか明け方4時に起きてしまいました。
もう一度寝ようと思いましたが,展開が気になっていたこの本を読むことにしました。
結局朝の6時に読破し,さわやかな感動を噛みしめながら散歩に出かけました。
ストーリーは単純なのですが,こんなに感動するとは思いませんでした。
前回読んだ「泣いたらアカンで通天閣」よりもこの本のほうが感動しました。
この感動が覚めないうちにと思い,さっそく追加で坂井さんの本を5冊注文しました。
久々に5つ★本です。
畑作業のせいで太ももが痛いです。(2016年5月)
今日は,市中学校体育大会の代休でした。
久々に部活動がない休みを過ごしました。
今日の読売新聞に,次の記事がありました。
〈引用始まり〉
文部科学省は13日,教員の長時間労働を改善する方策をまとめた。特に部活動について,中学で週2日以上,高校で週1日以上を目安に「休養日」の設定を徹底し,教員の負担を軽減するよう各学校に求める。
〈引用終わり〉
通知だけですから,どこまで徹底するか分かりません。
おそらく土日は公式戦や練習試合が数多く入ってくるため,平日に2日間の休みをとる教員が出てくる可能性もあります。
最悪の場合は,平日に2日間の休養をとり生徒だけで練習をさせる教員も出てくるかもしれません。
中学校現場の忙しさは異常だと思います。これを改善しない限り,十分な教材研究やリフレッシュする時間は生まれないと思っています。
さて,休みの今日は久々にリフレッシュするために読書をし1冊を読破しました。
今一番,気にっている坂井さんの本です。
「ヒーローインタビュー」でもそうでしたが,読後にさわやかな感動が残ります。
坂井さんの本が手元にあと3冊あります。
内容が楽しみです。
しかし,昨日の応援で日焼けした腕が痛いです。すぐに冷やすことを忘れてしまった結果です。
子供の頃,家族で行った海水浴で背中や腕が痛くなったことを思い出しました。
痛さが懐かしいなんて,ちょっと変ですが・・・・(2016年6月)
始まりはちょっとどきつい感じでしたが,読み進めていくうちになかなかいい話になっていきます。
それそれが痛みを感じながら暮らしているバラバラの家族が,やがてひとつになっていく様子を描いています。
坂井さんの本は,最後で心がほっとします。
まだまだ坂井作品を読み続けます。 (2016年7月)
ある雑誌で,アイスの「ガリガリ君」を作っている赤城乳業について読みました。
なかなか面白い会社なので,さっそく買って読んでみました。
この本のサブタイトルは「ガリガリ君の赤城乳業が躍進する秘密」とあります。
ガリガリ君と言えば,最近では「ナポリタン」味がまずくて有名になりました。
こういった商品を世に出すのは,この会社の「失敗を恐れない」と「遊び心」という社風があったからです。
また,この本のタイトルどおり,役職に関係なく誰もが気軽にモノを言えるという土壌が出来上がっているのだそうです。
他にも,興味深い話が紹介されていました。
例えば,5Sです。
「整理」…余計な不必要品は身の回り,設備周囲に置かない
「整頓」…綺麗に揃える。元に戻すときは以前と同じように戻す
「清掃」…清掃とは点検。清掃して,傷や不良箇所を見つけたら対策を講じる
「清潔」…不快感を覚えないこと。常にピカピカであること
「しつけ」…礼儀正しさ,モラルなどから出る行動の美しさを磨く
この5つのSは,学校でも使えそうです。
もちろん生徒ばかりではなく,職員にも徹底させたいものもあります。
東京から600キロ南に位置する鳥島は,江戸,明治にかけて多くの漂流民が流れ着き,サバイバル生活をしていた島です。
火山島であるため,草木がほとんど生えていないので,唯一の食料は島に生息しているアホウドリでした。
この本は,鳥島にある洞窟を調査し,漂流民たちの事実を突き止めようとするノンフィクションです。
今までに,数多くの漂流に関する小説やノンフィクションを読んできました。その理由は,極限状態に置かれた人間が,生き延びるためにどんなことを考え,どんな行動をとるのかについて,とても興味があるからです。
この本をきっかけにして,冒険もの,遭難もの,山岳もの,漂流ものを読みたくなりましたので,さきほど2冊注文をしました。
今日から8月ですね。ちなみに午後から部活をやっている体育館内の温度計は38度を指していました。 (2016年8月)
図書室に行き,読みたい本を物色している時に見つけました。
ポプラブックボックスというものです。
1冊が30ページ程度の薄い本が,1つのボックスに20冊入っています。
いろいろな作家,いろいろなジャンル,もちろんマンガも入っていて,分厚い本が苦手な人でも気軽に読める内容となっています。
さて,今回はその中から1つを紹介します。
武士道で有名な新渡戸稲造さんが書いた「教育の目的」です。
堅い文章でしたが,なかなか面白いことが書いてありました。
一部を紹介します。
教育の目的には5つある。
①職業
②道楽
③装飾
④真理追求
⑤人格修養
目的と言いながら5つもあるのは,面白いところです。
5つの中で,ユニークなのは③です。
装飾をするために学ぶというのは,どんな意味でしょうか。
新渡戸さんは,つぎのように言っています。
<引用始まり>
ちょっとした昔の歌を入れてみたり,古人の言行を挙げてみたりすると議論そのものが別にどうなるものではなくても,ちょっと装飾がついて耳で聞き目で見てはなはだ面白くなる。
個人より言えば,各自日常の談話においても,自然とそこに装飾ができて万事円滑にいくのである。
<引用終わり>
⑤は教育基本法の目的を重なる部分もあり,正統派の考えです。
もちろん①と④も正統派の考えです。
しかし,教育というのは正統派だけではつまらない味気ないものなのです。
やはり,遊びが大切なのです。余裕が大切なのです。
それを新渡戸さんは②道楽,③装飾と言ったのだと思います。
なかなか的を射た言葉だと思います。
(2016年8月)
冒険や探検などでは,まさに命がけとなる場面が多々あるそうです。
例えば,雪山で遭難した人が1枚の板チョコで生き延びた話は有名です。
この本には,いろいろな道具が登場します。命を救った道具だけなく,こんなものが役に立つのかというものも紹介されています。
例えば,シャワーキャップです。
ホテルに置いてありますが,使ったことはありません。
では,このシャワーキャップがどうして役に立つのでしょうか。
高橋さんは次のように書いています。
①雨よけ
②突然降り出す雨からカメラなどを守る。
③食品保存
④火事の時の防煙マスク
⑤虫を捕まえる
などです。
今度から,ホテルに宿泊した時は,シャワーキャップをもらっておこうと思いました。
私がいつも車に乗せているものが2つあります。
1つは,ガムテープです。
2つは,大きめのポリ袋です。
また,バッグにいつも入れているものは,カッターナイフです。
万が一ではなく,ちょくちょく使っています。 (2016年8月)
今日の午後は,部活の練習試合でM市まで行きました。
猛暑の中,4試合も行い生徒たちも疲れたと思います。
夜は,シーサードフェスタで花火が上がるので,この後で出かけるという生徒もいました。
若さのパワーはすごいものがあります。
さて,この花火とはまったく違う話です。
大学生の頃,仲間と酒を飲みながら中島敦の「山月記」の話になったことがあります。
酒を飲みながら,「山月記」を暗唱する友人もいました。
「山月記」を読むとわかるのですが,とても格調が高くしかもリズミカルで味があります。
出だしは,こんな感じです。音読してみてください。
〈引用始まり〉
隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自みずから恃(たの)むところ頗(すこぶる)厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよし)としなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山(こざん)かくりゃくに帰臥(きがし)、人と交まじわりを絶って、ひたすら詩作に耽((ふけ)った。
〈引用終わり〉
私が好きな理由は,もうひとつあります。それは主人公,李徴が発狂し虎になるという怪異なストーリーです。
青空文庫でも全読めますので,どうぞ
(2016年8月)
中学の社会科教科書では,歴史上の人物が数多く出てきますが,一人ひとりの魅力が伝わってきません。
その人物がどこで生まれ,どんなことを成し遂げ,そしてどうやって亡くなったのかなどを生徒に紹介することで,興味をもつかもしれません。
ですから,授業中のちょっとした時間を利用して,今までに読んだ本にはどんな人物で描いてあったかを紹介することもあります。
そんな時に,一番役立つものがみなもと太郎さんのマンガ「風雲児たち」(リイド社)です。
マンガですが,江戸時代から幕末まで,教科書ではあまり紹介されていないエピソードや出来事などが数多く載っています。
さて,今回は,大好きな冒険・探検ものです。
教科書では,間宮林蔵よりも最上徳内のほうが大きく扱われている感じがします。
吉村昭さんの「間宮林蔵」は読みましたが,別の角度から見た間宮像が興味深かったです。
特によかったのは,独身とされている間宮林蔵がアイヌと結婚していたらしいということです。
ということで,間宮林蔵の血がつながった人が今もいるのです。その人たちへのインタビューも収録されています。
極寒の樺太,アムール川の探検,現地の人々の交流,1つのことを成し遂げようとする間宮さんの意志の強さと優しさが伝わってくる1冊です。 (2016年8月)
30年ほど前,教師になりたての頃,吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」(岩波文庫)を読んでとても感動したことを覚えています。あるおじさんが,中学生のコぺル君に様々なことを語ります。その優しくしかも深い語りを通して少年コぺル君は人生とは何なのかを学んでいくのです。コぺルとは,もちろんコペルニクスからとったものです。
さて,その吉野源三郎の未読本が図書室にあったので読んでみました。
その中で,いくつかの文をメモしました。
その1つを紹介します。
〈引用始まり〉
・雲がどんなにこくたって,その上には,あの星空がいつだって輝いている。
〈引用終わり〉
ロマンチックでありながら,希望に満ちているいい文だと思います。
生徒に伝えたい文です。(2016年8月)
以前もこのブログで書きましたが,漂流ものが大好きでいろいろな本を探しながら読んできました。
この本のタイトルにもなっている「孤島」は鳥島で気象観測を続ける男たちの苦悩と不安定さをリアルに描いています。
通信機器はあるのですが,家族への連絡など私的な使用は一切禁止されています。
まさに一度島に渡ったら音信不通なのです。
絶海の孤島という閉鎖された場所で半年間も本土に帰れないのです。
私も離島勤務で4年間島で生活していましたが,最終のフェリーが島を出る時の汽笛が無性に寂しく聞こえていたことを思いだしました。
鳥島での生活はそれの100倍以上も寂寥感と閉塞感があったにちがいありません。
この本を読んで,いつでも好きな時間に好きな場所へ移動できる喜びを噛みしめました。
夏休み中に読破した冊数は,9冊です。
このペースでは100冊読破が難しい感じです。残りの夏休み中にあと1冊は読破したいです。(2016年8月)
野中信行先生のブログで紹介されていましたので,読んでみました。
著者は,ライフネット生命のCEOです。
さすが,新たな生命保険会社をつくった人です。内容も常識を大きく揺るがすものとなっています。
しかし,直言だからこそ心に刺さる言葉もあります。例えば,
・修飾語を取り除いて考える
・身近な人を目標にすると努力が続く
・他人を巻き込んで自分のやる気を引き出す
・少しでも魅力を感じたら(本を)とりあえず読んでみる
・誰とつき合うかの基準も「面白いかどうか」
・必要のないおつき合いは極力省く
・人はそもそも「世のため人のため」という志を持っている
なかなか面白い本です。
出口さんは3つのものから多くを学んだと書いています。
それが,「本・人・旅」だそうです。
なかなか興味深い3つです。
物事の見方がちょっぴり変わる1冊です。(2016年9月)
今日の午前中は,部活。
台風が接近しているせいか,気温と湿度が高く体育館の中が,とてもムシムシしていました。
午後は,姪が通っている幼稚園の運動会を見に行きましたが,雨のため,近くの小学校の体育館を借りて,実施していました。
この体育館の中も大勢の参観者があり,ムシムシしていました。
幼稚園児でも,ピラミッドや扇など立派な組体操が完成させていてなかなかのものでした。
さて,本題です。
大学生の頃,沢木耕太郎のノンフィクションが好きでよく読んでいました。
「人の砂漠」
「敗れざる者たち」
「テロルの決算」
「若き実力者たち」
「路上の視野」
久々に読んでみると,とても読みやすくスイスイと読破しました。
中でも元プロボクサーの輪島功一さんが引退するまでを扱った「コホーネス(肝っ玉)が一番よかったです。
勝って引退するのではなく,燃え尽きるまで戦い引退するという信念に,輪島さんのコホーネスを見ました。
輪島さんの最後の試合は無様な結果に終わりましたが,輪島さん自身はきっと幸福だったと思います。
現在,団子屋さんをやって時々バラエティー番組に出るなど,ひょうきんな輪島さんですが,こんな凄まじい執念の人だったんですね。(2016年9月)
昨晩は,途中人事異動があり職員が1名転出するとになったため,送別会がありました。
そんなこともあり,疲れがたまっているので今朝はゆっくりと寝ていようと思っていましが,いつもの通り6時過ぎに散歩に出かけました。
一度さぼるといろいろと理由をつけてさぼるような気がしたからです。
涼しい空気の中,自分のペースで歩くととても気持ちがいいものです。
歩きながらゆっくりと風景を見ています。
道端に,彼岸花が咲いていました。秋が深まっていくことを体感しました。
午前中の部活が終わり昼食をとったのち,風呂場の掃除をしました。小さなカビがついていたからです。
小一時間の掃除を終わるとTシャツが汗でぐっしょりとなっていました。
その後,読書をして1冊を読破しました。
下村敦史さんの新作です。『生還者』に次ぐ山岳ミステリーです。
いままで読んだ下村さんの本は,はずれがないと思います。
もちろん,この本もです。
また,読みやすさとラストの驚きと感動はどの本でも味わうことができます。
映画化されそうなストーリーです。(2016年9月)
昨日のサークルで話題にあがりましたので,再読しました。
1度は読んだのですが,もう一度じっくり読んでみました。
一番興味を持ったのは,スクールカーストの中にぞれぞれの教師が組み込まれているという視点です。
このことを堀先生は,
「こうした眼差しは,実は担任教師にも向けられているのである。生徒たちから見れば,学級担任も学級集団を構成する一員である。「仲間」という意味ではなく,学校で過ごす時間を共有し,教室という同じ場所を共有する一員である。要するに,時間と場所を共有するという意味では,生徒たちが牽制しあうなかで形成されていく〈スクールカースト〉の対象となるわけだ(中略)〈スクールカースト〉はこのように,学級担任をも巻き込み,学級運営を様々に現象させる基準としても機能するのである」
と書いています。
また,堀先生は
①共感力…自分の意見をしっかり主張でき,他人のネガティヴな言動,ネガティヴな態度に対してしっかりと戒めることができる力
②同調力…他人に対して思いやりをもち,他人の立場や状況に応じて考えることのできる力
③自己主張力…バラエティ番組に代表されるような,「場の空気」に応じてボケたりツッコミを入れて盛り上げたりしながら,常に明るい雰囲気を形成する力
①から③の力を組み合わせて教師をいろいろなタイプに分類しています。
特に問題があるのは,
●共感力と同調力はあるが,自己主張力が弱いタイプの教師
●共感力は大きくもっているが,自己主張力も同調力も弱いタイプの教師
●自己主張力だけが強くて,共感力も同調力ももっていないタイプの教師
だそうです。
教師をこのようなタイプで表すことは斬新な発想だと思います。
自分がどのタイプに近いかを考えることで,スクールカーストのどの位置にいるのか,おおよそ分かります。
再読して,新たな発見があった本です。(2016年9月)
今日は6時から約40分間の散歩。少しだけ涼しく感じました。
散歩が終わる頃には,朝もやが広がって神秘的な風景が訪れました。
午後からの部活は,蒸し風呂のような体育館の中で行いました。
10月になったというのに,この暑さは異常です。
しかも,またまた台風が近づいてきています。
残念ながら読書の秋とは言い難い日々が続いてます。
さて,この本は大好きなノンフィクション作家の門田隆将さんの新刊です。
新刊と言っても,内容は今まで門田さんが取り上げてきた「義」にあふれた人物の生き方を分かりやすく書いたものです。
例えば,福島第一原発事故の収束に命を懸けた吉田昌郎さん,
例えば,光市母子殺害事件裁判で闘った木村洋さんです。
「本義」とは,根本となる重要な意義のことです。
リーダーの「本義」とは何でしょうか。
他人の利益のために尽くすということでしょうか。
まさに「利他」の心を持つ人をリーダと呼ぶべきだと思います。(2016年10月)
3連休中日,午後からは部活の練習試合でした。
生徒の頑張りを見ていると,教師の喜びを感じたりします。
この本のサブタイトルは,「アスリートはなぜ奇跡を起こすのか」です。
門田さんが,この本で取り上げているのは,
サッカー,ボクシング,相撲,柔道など様々なスポーツ選手10人です。
短編ということもあり,とても読みやすくどれも感動的な話になっています。
特に,ボクサーのファイティング原田さんの話が印象に残っています。
過酷な減量の末,バンタム級チャンピオンであるエディジョフレに判定勝ちをしました。
名前の通り,逃げることなく前へ前へとパンチを繰り出す姿に会場は感動しました。
こんなすごいボクサーを名前だけしか知らなかったことを恥ずかしく思います。
これこそ奇跡です。(2016年10月)
今日は,朝から昼まで部活でした。
体育館に吹き込む風が冷たく感じるようになり,部活動にとっても一番いい季節になったことを実感しました。
三連休の最終日ですが,布団を干したり,掃除をしたり,買い物にいったりと家事中心の1日となりました。
最後に,この本を再読しました。
ちょっと立ち止まって考えたいなあと思った時は,この本と野口先生の本を読み直します。
この本は,大村はま先生の直言がぎっしりとつまっています。
短い言葉ですが,とても刺激的です。
例えば,
①「教師がいじったからといって,個性は壊れたりしません。
戦後の教育で最大の失敗は,教師が教えなくなったことだと,私はつくづく思っています」
しびれる言葉です。生徒は未熟であることを教師は自覚すべきです。未熟ということを自覚することで,指導法が変わってくるのだと思います。
②「伸びようという気持ちを持たない人は,子どもとは無縁の人です」
野口先生がよく言われる言葉で「進みつつある教師にこそ,人に教える権利あり」と同じ言葉だと思います。学ばない教師は,生徒の前に立ってはいけないのです。
この本をいつも手に届くところに置いて,大村先生の言葉に触れるようにしています。
(2016年10月)
安全保障関連法案や憲法改正問題やPKOに関わる問題などが国会やマスコミで論議されています。
賛成反対など様々な意見が出されています。また多くの評論家が勝手なことを言っています。
しかし,国会議員や評論家などは,自衛隊員が現場でどんな事態に直面しているのか,どんなことで困っているのか,どんなことができないのかという事実をどこまで認識しているのでしょうか。
この本の著者は,自衛隊に特殊部隊を作った人です。こんなことを書くと右翼的な内容だろうと邪推する人も多いでしょう。
しかし,そんなイデオロギー的な内容ではありません。
国家とは何か,
国をを守るとはどんなことか
命を懸けるとはどんなことか
戦争とは何なのか
などについて,
自分の肉体を使って考えた現場主義ノンフィクションだと思います。
一人の男の生き方たリーダ論として読んだ時,大きな感動を得ました。
タイトルの「国のために死ねるか?」なのか「国のために死ねるか!」なのか
どっちなのでしょうか。
久々の★5つ本です。(2016年10月)
教師にとって話が下手ということは,相当なマイナスだと思っています。
ですから,話術の腕を上げるために教師は努力をしなければいけないと思っています。
しかし,公的研修会で「話術」について専門的な指導を受けることはまずありません。
となれば,自分自身で学ぶしかないのです。
野口先生に出合ってからずっと野口先生の話術を学んできました。
間のとりかた,接続詞の使い方,文の長さ,導入など自分なりにまとめたものを,セミナーで発表したこともあります。
今でも,話術の腕を上げるために,落語や漫才などをよく見ます。
コツを盗むためです。
さて,この本は,話術の腕をあげるためにコツがいろいろと紹介されています。
例えば,
①つかみが大事
②数字は重要
③失敗談ほど面白いものはない
④話し上手は聞き上手
などです。
この本は,そういった話術のノウハウだけなく,百田さんの薀蓄が満載です。
ですから,この本を読んだ後はきっとだれかに話したくなると思います。
もちろん,この本で学んだ話術を使うことを忘れずにしましょう。(2016年10月)
著者はイタリア人で日本文化を研究している人です。
道徳の副読本を中心に道徳教育について,批判している内容です。
有名な資料「手品師」については,次のように批判しています。<引用始まり>
もし,約束をすっぽかされたことで少年が手品師を恨んだら,その少年のほうを叱るべきです。きみは相手の都合を考えない,心の狭い人間だよ,と<引用終わり>
こんな感じで,いろいろな道徳資料を批判しています。
教育関係者ではない人が読むなら面白いでしょう。
道徳授業無用論的な内容ですから,現場教師にとっては,言いたいことを言っているだけの自分勝手な内容と受けとめました。
週1時間,年間35時間やらなければいけない教師にとっては,あまり得るものがない本です。
現場のことを十分に理解していないで批判ばかりするテレビのコメンテーターと同じ匂いがします。
(2016年11月)
鈴木先生は,大学教授の中で現場に一番近い存在であると思います。
より具体的でより実践的だからです。
理論ももちろん大切ですが,実践を通して検証してみないとその有効性は分かりません。
いくら有名な理論に基づい実践でも一般化できないと意味がないと思います。
さて,この本は,生徒がどうすれば意欲的に授業に参加するのかについて,教科書研究や発問や資料開発などについてより具体的に書かれています。
現場の教師には,とてもわかりやすい内容となっています。
鈴木先生は道徳授業で,最も優れた発問づくりができる先生だと思っています。
ですから,鈴木先生から学ぼうとセミナーなどにも積極的に参加しています。
この本からも,大いに学ぶことができました。
是非,若手教師に読んでもらいたい本に仕上がっていると思います。
しかし,目標の100冊読破まで厳しくなりました。
最後まで頑張ります。 (2016年12月)
はじめて購入した雑誌です。
デザインもシンプルでいい感じです。
購入した理由は,気になっているEテレが特集されているからです。
Eテレが教育テレビと言われていた頃からよく見ていました。
2人の息子が小さい頃に一緒に見ていた番組は,
「おかあさんといっしょ」
「つくってあそぼ」
「できるかな」
「たんけんぼくのまち」などです。
さて,現在,よくチェックしている番組は,
「バリバラ」
「デザインあ」
「ピタゴラスイッチ」
「クラシカロイド」
「にほんごであそぼ」
「昔話法廷」
「歴史にドキリ」です。
この本で知りましたが,「きょうの料理」という番組で15分間,塩むすびを作るだけの回があったそうです。
すごいです。Eテレしかできない内容です。
中でも一番興味があるのは,「バリバラ」です。
障がい者が参加しているバラエティです。
これもEテレしかできない番組です。
かなり攻めています。
年始年末に特別番組があると思いますので,必ずチェックします。(2016年12月)