勝手にランキング「歴代バットマン映画」

独断と偏見に基づくランキング。

1位 ダークナイト

いきなりミーハーでごめん。でも、納得してもらえるんじゃないかと思う。

すごかったもんヒース・レジャー。ストーリーも完成されているし。

ただ、ハービー・デントとレイチェルとの三角関係はいまいちのめりこめなかった。レイチェルが好みじゃないから?それともハービー・デントのアゴが割れてるから?

2位 ダークナイト・ライジング

お、2位がこれ? と思う人もいるかもしれない。

たしかに、欠点もある映画だ。べインはヴィランとしては、ジョーカーやリドラーに比べて明らかに格下だし(「ナイトフォール」での背骨ボッキンで過大評価されてるけど)、最後のどんでん返しも「なんでそこ……」と思ってしまう。

でも、わき役たちの熱演が素晴らしい! ジョン・ブレイク役のジョセフ・ゴードン=レヴィット、ゴードン役のゲイリー・オールドマン、アルフレッド役のマイケル・ケイン、フォーリー副本部長役のマシュー・モディーンまで。バットマンのいないゴッサムで戦う等身大の彼らの戦いは、実に胸が熱くなる。

なんだかんだで三部作をうまく締めくくったんじゃなかろうか。

3位 バットマン・フォーエバー

トミー・リー・ジョーンズのトゥーフェイスはともかく、ジム・キャリーのリドラーがとにかくハマり役である。

最初から最後までぶっ飛んだ演技には、初めて観たときには度肝を抜かれた。

また、チェイス博士を演じる全盛期ニコール・キッドマンは、シリーズを通してもベスト・ヒロインだと思う。

4位 バットマン・ビギンズ

早くもノーラン三部作が出そろった。完成度は高い映画だと思うが、今になってみるとイマイチ印象が薄い。ストーリーの整合性は、明らかに2位の「ライジング」よりも上だ。

なぜ印象が薄いのだろうか。戦うリーアム・ニーソンがクワイ・ガン・ジンにしか見えないからだろうか。

5位 バットマン・リターンズ

ダニー・デヴィート演じるヴィラン、ペンギンの物悲しい運命は、ある意味で「バットマン」の「暗さ」を一番上手く表現しているのではないか。特にラストシーンは心が痛む。

実際のペンギンたちが大量に登場するのも、いかにもバートンらしい。

6位 バットマン

まあ、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーも悪くないんだが、良くも悪くもヒース・レジャーのジョーカーが出てしまったあとでは普通に感じられる。

これもしょうがないのだろうが、メカが安っぽい。

7位(ビリ) バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲

ジョージ・クルーニーとシュワルツェネッガーを起用した壮大なギャグ映画。

やたら目がチカチカするエフェクトといい、敵キャラの「ゴレンジャー」っぽさといい、必要もないバイクレースのシーンといい、無理矢理なハッピーエンドといい、この作品がビリでも誰も文句は言わないだろうと思われるほどのヒドさである。

ちなみにこの作品で、ヒロインのアリシア・シルバーストーンは見事ラジー賞を受賞している。……かわいくないんだもん、このバットガール。