ガラケーから、スマホ小米のRedmi 9Tに換えた。小米は、いつの間にか、中国とインドを中心に、世界第3位の大ブランドになっていた。兎に角安い。しかし、CCDカメラが3つ付いているなど、喜べる性能だ。10年間、ガラケーとNexus7を愛用していた均茶庵には、十分以上の満足感がある。
しかも、キャンペーン中で、スマホ代金分のポイントがついている。早速5%の手数料を払って、Nanacoポイントに変換した。ポイントを使うためには、7-11のATMで、「残高確認」をしなければならないが、それも無事終了した。その足で、デニーズに行き、ポイントお昼を食べた。幸せ感の絶頂にある。
所で、「小米Xiaomi」って、何かご存知だろうか。日本では殆ど見なくなったが、「粟」あるいは「谷子」の事を指す。日本で言う「米Oryza sativa」とは異なり、学名をSetaria italicaと言う。一方、中国では、稲米を全て「大米」と呼んでいる。だから、日本のお米は、大米になる。
「大米」には、大きく3種類ある。まず第一に、粳米(うるち)がある。2種類に分れる。(正しくは、亜種)、世界的には一番一般的な籼米(インディカ)と、日本人が特異的に大好きな、実が短い粳米(ジャポニカ)だ。食べ物でも、日本はガラパゴス化している。籼米は、一般的には「長米」あるいは「ぽろぽろ飯」と言った方が分かりやすい。
1993年、日本の水稲が大不作になり、タイから籼米を緊急輸入した。その「ぽろぽろ」さに、涙をぽろぽろしながら食べた覚えがある。この年は、一度出された梅雨明け宣言がキャンセルされるという事も起こった。異常気象の年だった。しかし、翌1994年が大豊作となったため、「米不足」など覚えている人は、もういまい。
もう一種が、糯米(もち)だ。赤飯や餅や和菓子にする。米に含まれる糖類のアミロースが多いと「ぽさぽさ」になり、アミロペクチンが多いと「ねばねば」になる。糯米の場合には、アミロペクチンが100%だ。粳米の芒が無色で、糯米が赤いため、それぞれ「白ひげ」「赤ひげ」とも呼ぶ。序でに、糯米を使うと「あられ・おかき」で、粳米を使うと「せんべい」になる。
粟は、そのまま炊くと、ぽさぽさで、粒が凄く小さい。箸の間から、ぽろぽろと落ちる。餅にしたり、お粥にしたりする。中国に行くと、朝ご飯にお粥が出てくる。正直言って、余り美味しくないが、嘗ては「食糧」と言えば粟の事だった。黄河文明時代には、粟が主要作物だった。隋・唐の時代の租(税金)は、穀物の粟で納めるのが原則だった。今や、大米と小麦に殆ど駆逐されてしまった。嘗ては、稗Ecinochloa esculentaも食用にされたが、温かい内はまだしも、冷えると粟以上に超ぱらぱらになる。今では、人間よりも雀の大好物になっている。
そして、この小米Xiaomiは、遂に大米Iphoneを追い追い抜いた。驚く程の大発展だ。均茶庵が、お値段だけではなく、何となくこの「小米」に惹かれた理由は、この歴史的な名前にもあった。みんなから周回遅れで始まった、均茶庵のスマホ元年に選んだモデルとしては、丁度お似合いだと思う。序でに、Redmiは、「紅米」だ。良い名前だ。
大米· Oriza sativa・・・・うるち 籼米 インディカ
粳米 ジャポニカ
もち 糯米
小米 Setaria italica・・・ 粟(谷子) 粳と糯がある。
稗 Echinochloa esculenta
210412 均茶庵
追記)210526 均茶庵
ガラケー+タブレット→スマホになってから、二ヶ月が経った。予想どおり、稼働率は、もの凄く低い。家族・友達とのLineは、専らPCを使っている。コロナで外出もないから、電話をかける機会もない。まして、電話が架かってくることは、まずない。ポイントも、NanacoカードやPontaカードで済ませている。スマホは、「安全と安心」の非常用として持ち歩いている。高いか安いか?まあ、「安全と安心」に値段はつけられない。
注)均茶庵が自分で撮ったデジカメ写真よりも、はるかに立派できれいな写真が、Webを飾っている。そこで、思い切って自分の写真を最小限とし、Webの芸術からお借りした。
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