第4回水神碑前追悼会の様子

イトムカ56号ダム跡地「水神」碑前における、第4回追悼会は無事終わりました。

その時の様子を簡単にご報告いたします。

2017年8月4日(金)午後1時、「野村興産k・k」入り口「イトムカ鉱山発祥の地」碑前に

札幌、北広島、旭川、北見、留辺蘂からの車6台で、12人が集まりました。

早速、4キロ離れた56号ダム跡地へ向かいました。国道から2~300mほど奥に入ります。

「水神」碑前は、草がぼうぼうに茂り、鎌を持参した数人で草を刈り、道をつけて、碑の前に

皆が集まりました。花束、お供物、お神酒を捧げ、線香を焚いて、この地で苛酷な労働のために命を

落とした人を偲んで、追悼式を行いました。例年中川さんがお経を唱えてくださっていましTが、今

年は参列できなかったので、スマホに録音したものを笠原さんが流してくれました。

その後、水銀のため池だったダム跡地の草原になってしまった地を歩きながら、水銀を流していた

樋(トイ)の装置の残骸を確かめました。

そこから更に車で1~2分下ったところにある「処理施設」を見学しました。閉山になって

40年余りになるのですが、未だに汚水の処理の監視を続けているのです。

3時ころ、懇談のために滝野の「つるつる温泉」へ向かいました。

3時半からの懇談には、矢臼別から彫刻家の二部黎さんも参加されて、13名で次のような

内容で、懇談をしました。

1、「慰霊碑を建てる会」発足後の状況

〇会員数(17,8,10現在)21人

〇募金 ( 同 ) 86人 467095円

2、「規約」の一部変更について

〇副代表――「幹事」として地元留辺蘂の 江刺家好治さんにお願いした

地元におけるイベントの宣伝、普及活動を担う

〇第3条「この会は北見市留辺蘂町内に、戦時中のイトムカとその沿線における朝鮮人・中国人

の強制連行・強制労働犠牲者の慰霊碑を建て、それを維持してゆくことを目的とする」

の後に次の内容を入れる。

〇第3条の目的を遂行するために、次の活動を行う。(第4条として入れる)

1、募金活動を行う

2、建立場所について検討する

3、普及をかねて、年1~2回の講演会(勉強会)を行う

4、年1回の追悼会を行う(当面は「水神」碑前で、慰霊碑ができたらその前おこなう)

5、趣旨に賛同する会員を増やす

6、年会費として、個人1000円、団体2000円とする(会計年度は毎年4月とする)

3、講演会(勉強会)について

今年度は「民衆史を語る会」として、次の要領で行う。

〇時=2017年10月28日(土)13:00~15:00

〇所=留辺蘂町公民館

〇内容=(案)(「イトムカにおける強制連行・強制労働について」(中川 功氏)ーこの度は行わない)

「東アジアにおける戦争と平和」(後藤守彦氏)

「慰霊碑を建てる会」発足まで(木村玲子)

4、モニュメントについて(二部 黎さん)

〇どのような場所に建てるか――歴史的な場所であること

〇創作する作者として――現場を学んで作る

〇費用について――自身の作品では2万から1200万の幅があった

5、建立場所について

①野村の敷地内 ②留辺蘂町墓地 ③私有地(3か所)

①を排除せず、追及すべしとの二部さんの助言があった

以上