総合T----------情報デザイン基礎1

情報デザインコースの科目を履修を申請して「タイポグラフィの年表作り」をしました。

申請してから送ってもらう、教科書に載っている9つの書体の中から、

1つを書体を決めて、その誕生するに至るまでの年表を作ります。

ヘルマン・ツァップという人の書体「オプティマ」調べました。

唯一といっていいツァップの参考文献。

高価な本ですが買いました。

年表は学割で買ったAdobeのInDesignを使って制作。

Macがないともっと手間がかかってるかも....こんなかんじです。

Macのスクリーンショットです↓


調べてみると奥が深いです。

今もまだ生きてはるヘルマンツァップなので

アルファベット誕生からとなると15ページにもなってしまいました。

重要事項をピックアップとなっているので、書き込み過ぎは良くないかも?

けど...せっかくなので提出してみました。

3ページ

←2ページ

←1ページ

←表紙

←7ページ

←6ページ

←5ページ

←4ページ

←11ページ

←10ページ

←9ページ

←8ページ

←15ページ

←14ページ

←13ページ

←12ページ

17ページ

←16ページ

最後の2ページはレポートです。

こんな感じ↓

—————————————————————————————————

普段なにげに本を読み、印刷された文字以外にもインターネットで活字に接し、日常の生活の中で文字に接しない日はない。そして、これまで手書きで綴られたてきた言葉も、パソコンを利用することによってキーボードで入力し、意識をせずとも多くの人々がタイポグラフィを利用している。私自身もその1人で、パソコンでレポート制作し、本文に使う文字や題名を「こんなものかな?」とフォントリストから選択して、忘れてしまった漢字までもが自働で変換してくれるという、とても便利なもの程度でパソコンのタイポグラフィを利用してきた。しかし、この課題を取組んでとんでもない思い違いをしていることに気付かされることになった。このレポートもタイポグラファがなんらしかの想いをこめて制作した書体を利用させてもらっており、パソコンの文字入力システム自体も印刷史の中で発展してきたタイポグラフィの領域なのである。

ヘルマン・ツァップの「オプティマ」の年表制作を通じて、ツァップの書体に対する想いとデザイン哲学以外にも、激動する世界情勢の中で多くの人々の苦悩のもとに印刷技術が発展し、それぞれの時代に誕生した書体が脈々と影響を与え続けてタイポグラフィが発展してきたことを知り、課題に取組む前と年表が完成した今とでは、書体に対する意識は深いものになった。人々のコミュニケーションの手段の1つとしてある活字書体ではあるが、タイポグラファがその手助けをするために、人々が感情すべてを表現できるよう、話すことと変わらず伝わるようにデザインし、それぞれの感情や表現したい想いに合わせて数多くの書体を考え出してきた。現在でもタイポグラファは時代に合った書体を考え、現代に生きる私たちの想いが、印刷物として時代を超えても正確に伝えることのできる表情をもった書体を開発し続けているのである。

ツァップも現在はタイポグラファとして地位を確立してはいる。しかし、青年時代から目指された道ではなかったのである。工業大学と美術大学への進学が叶わずに印刷会社で見習いをすることから始まり、ルドルフ・コッホの回顧展でのタイポグラィとの出会いをきっかけに新たな夢を実現させていくことになる。年表作りでオプティマ誕生の経過を知ること以上に、ドラマティックな小説を読むようにツァップが夢を叶えるまでのヒストリーを年表に仕上げた想いである。コッホの作品と出会ってから、その後コッホの息子ポールのもとで働き、ジョンストンの本を取り寄せ、その後の著者との出会い。独学で学ぶために多くの人々の手助けをしてもらい、タイポグラフィを通じて多くの人々とのつながりをもち、新たな目標へとすすんで行く過程は感動的なものであった。その後の印刷技術の発展とともに、タイポグラフィの近代化をすすめるために、積極的にコンピューターを利用し、青年期のエンジニアになる夢が違う形で叶うことになる。現在でも健在で活躍するツァップである。これまでの立場とは違い、今度はツァップが影響を与える人として、印刷史という歴史の中でどのようにえがかれていくのか。数多くあるツアップの書体は今後どのようにして次世代の若いタイポフラファに影響を与えていくのであろうか。タイポグラフィは今までの人々の歴史の中で連続的に発展してきたものであり、なに1つとっても突発的に発生したものではない。時間を超えて人々の想いはつながり続けている。ツァップ自身もあこがれた人々とともに、印刷史に残る人物になるのではないかと思う。

このレポートは「ヒラギノ明朝Pro」という文字を利用させてもらうことにした。西洋とは違い、日本語は平仮名・カタカナ・漢字書体と多くのデザインを必要とする。この書体にはどのような物語があるのであろうか。このレポートを入力することにも、エンジニアとしてのツァップが関与していると考えると、書体に対する感謝の念が絶えない課題となった。

(1600文字)

●年表制作のための参考文献 —————————————————————

ヘルマン・ツアップ著/池野晴美訳「ヘルマン・ツァップのデザイン哲学」1995年4月、朗文堂

—————————————————————————————————

すべてをプリントしてクリアーファイルに入れて提出です。

さてさて評価は....。