洋画卒制-制作したもの

2013年度、とうとう卒業となりました。

卒業制作ではF100号に取りかかる前に、

立体の制作、エスキース、副論、F50、

スクーリングでのプレゼンテーションと、盛りだくさんの内容です。

今思うと、1年間かけて絵の構想の仕方を学ばせてもらったのだと思います。

F100号の制作、1枚でもOKだったのですが、私は合計4枚を制作しました。

放下鉾

南観音山

霰天神山

洛中洛外図

展示は、この中から1枚の絵を展示することになります。

放下鉾、南観音山、霰天神山の3枚の中でどれか1枚を出展しようとしていました。

けれど、ゼミの先生のすすめで洛中洛外図を出展することになりました。

制作過程から、「これなに??」と、聞いていただけ、展示でも絵の解説ばかりしてた感じかな。

理想としていた絵は「言葉無くとも絵が語る」

けど、絵を前にしながら、楽しく絵解きができる作品もいいですね。

みなさんに祇園祭の魅力を語れることができました。

実は、洛中洛外図の絵には2枚の絵が隠れています。

今はもう、上描きされて消されています。

1回目、ポップバージョン

この時点でも、作風が激変でみんなもビックリ!!状態でした。

ちょっと色彩や表現が幼なすぎたかな??と

教授の助言で上描きをすることに...。

2回目、雲なしバージョン。

先生のご意見で、とりあえずひたすら描き込みしました!

コレで完成のつもりでした...。

3回目で完成、雲ありバージョン。

最後のスクーリングで、雲を描くことになったんです。(制作は実質2日間しかない!!)

最後の最後まで、冒険させてもらいました。

夏のスクーリングでのプレゼンテーションで、日本画の洛中洛外図屏風のようなもので雲を描いてみたいと言っていたのです。

で、その雲がない。

頑張って描き込み、雲を描いて完成です。

上から描き消すってかなり勇気がいります。

1人での制作なら、新しいキャンバスに描いていたと思います。

けど、表現の研究として、上からどんどん消して描いていくことはいい経験となりました。

6年間のの集大成、私自身、思ってもいなかった作品が完成です。

卒業制作を共に受講していた方々は、それぞれ、良かったのにと意見がありました。

けれど、これまでのみなさんの感想をまとめると、結果はいいものができたのではと思っております。

この作品を制作するきっかけとなったエスキース

制作をどうしようかと悩んでいていた時に、落書きのつもりで描いていたものが始まりでした。

ゼミの先生に、「これにしなさい!」と花丸をもらったことがきっかけです。

京都造形芸術大学で現在在籍されている方。

普段の生活で、課題をこなしていくことは大変だと思います。

大学の学びは、卒業制作に醍醐味があります!!

ぜひとも、卒業制作を着手できるまで頑張ってください。

入学を検討しておられる方、とても魅力的な大学ですよ。

私の在籍していた洋画コース、先生の熱意のある指導はすごいです。

嫌われてもいいから「いい絵を描いてもらいたい!」という勢いです。

そして私は、2014年に大学院に進学いたします。

まだまだ、京都造形芸術大学にお世話になります。

さてさて、大学院ではどんな発見があるのか?

今後も、私の京都造形芸術大学での様子を発信していきますね。