共通T----------美術史基礎1-課題1-解説

キャプションとディスクリプション集です。

私が提出した時は、ディスクリプションの項目が分けられていないときでした。

これだけの文章を考えると推敲がしっかりできなく、

先生にも「誤字脱字が多いですね」と指摘がありました。

解説の大きな間違いはなかったようですが、学生のやっていることでです。

寸法などは参考文献によっても違いがあったりして、

説明も微妙なものもあるかもしれないので参考程度に。

リストーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1,火焔土器

2,銅鐸

3,人物埴輪

4,《観音菩薩立像(百済観音)》

5,《菩薩半跏像(宝冠弥勒)》 広隆寺

6,《藤ノ木古墳出土馬具》

7,《法隆寺五重塔》

8,《法隆寺金堂壁画》

9,《高松塚古墳壁画》

10,《薬師三尊像》薬師寺

11,《正倉院宝庫》

12,《唐招提寺金堂》

13,《法隆寺夢殿》

14,《四天王像》東大寺戒壇院

15,《鑑真和上坐像》唐招提寺

16,《吉祥天像》薬師寺

17,《室生寺五重塔》

18,《僧形八幡神坐像》

19,《両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)》東寺

20,空海《風信帖》東寺

21,《平等院鳳凰堂》

22,《阿弥陀三尊像》三千院

23,《不動明王二童子像(青不動)》青蓮院

24,《九品来迎図(平等院鳳凰堂扉絵)》

25,《信貴山縁起絵巻》

26,《伴大納言絵巻》

27,《東大寺南大門》

28,運慶《無著・世親立像》

29,快慶《阿弥陀三尊像》浄土寺

30,《阿弥陀二十五菩薩来迎図》知恩院

31,《平治物語絵巻》

32,藤原信実《後鳥羽上皇像》

1ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

火焔土器(深鉢形土器)

国宝 平成11年06月(1999)指定

員数 一点

寸法 高さ46.5cm 最大径43.8cm

時代 縄文時代(約4500年前)

出土地 新潟県(笹山遺跡)

所有者 十日町市博物館

●ディスクリプション

彩られた造形感覚で造られた日本の縄文土器は世界に類をみない。その中でも中期の爛熟を迎えた火焔形土器は、他の時代と地域の土器を圧倒する。独創的な形の中にも規則性があり、超越した全体の炎のように装った造形は、縄文人の装飾に対する意欲が発揮された見事な土器である。実用性だけではなく、自然の中に存在するモチーフから美しさを感じとり、創作的な意識が芽生えた縄文人の貴重な芸術作品である。用途は不明で、実用的ではない造形の内側には、焦げ後があり利用された形跡がある。日常的に使われた土器によく見られる補修孔がないことから、特別な儀式の煮炊きに使われたのではないかとする説がある。

2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

扁平紐式袈裟襷文銅鐸(桜ヶ丘5号銅鐸)

国宝 昭和45年5月(1970)指定

員数 一口

材質 銅製

サイズ 42.7cm

時代 弥生時代中期(紀元前後)

出土地 兵庫県神戸市灘区桜ヶ丘町

保管場所 神戸市立博物館

●ディスクリプション

銅鐸の緑色は錆によるもので、製作された元の色は銅色である。確かな用途は不明であるが、初期の小さなものは音を鳴らすために使われ、大型化するにつれて祭事のときに見せる特別な物として使われていたのではないかと考えられている。青銅器の中では、中国、朝鮮半島から渡来したものが多いが、銅鐸は日本的な装飾から、わが国で製作したことがほぼ確定している。この5号銅鐸のような絵画的表装は数例しか発見されていなく、トカゲやカエルなどの動物、脱穀する2人やシカを捕らえる人物が記号的な表現で描かれ、当時の生活スタイルがうかがえる重要なものである。これらの意味は、狩猟と漁猟の生活から農耕が主要な生活手段に変わり、収穫の恵みに感謝するためや、豊作を願うための祭事に使われたものだと考えられている。

3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

埴輪武装男子立像

国宝 昭和49年6月 (1974)指定

員数 1軀

高さ 131.5cm

時代 古墳時代(6世紀後半)

出土地 群馬県太田市出土

所有者 東京国立博物館

●ディスクリプション

埴輪は,4世紀から5世紀にかけて、埋葬者を守るために古墳の頂上部に並べられたと考えられている。武具や家の埴輪に遅れて、5世紀頃から人物埴輪が造られ始め、中でもこの完全武装をした武人像の抜刀の構えは、この種の共通した形で流行したスタイルといえるようだ。東日本では武人埴輪が多く発掘されているが、群馬県東部の太田市周辺では、同じような優れた埴輪が出土しており、この地域に熟練した工人の集まった埴輪製作集団の存在が推定できる。粘度による造形は制約が多くあり、創意工夫された造形は,古代人たちの精神世界がいきいきと現れている。武人立像の発見された中でも、この男子立像の表情には気品と風格があり、各部の仕上がりも優れており保存状態も良好で、数少ない国宝の埴輪の1つである。

4ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

観音菩薩像(百済観音)

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1軀

材質 木造(樟)、彩色、漆箔

像高 209.4cm

時代 飛鳥・白凰時代(7世紀中頃)

所在地 奈良県

所有者 法隆寺

●ディスクリプション

樟の木の一木から彫り出された長身の優美な姿の像で、宝珠形の光背は竹に模した支柱で造られている。この観音は法隆寺の古い記録には記載がなく、謎が多い飛鳥仏である。平面的な左右対称に基づいた構成が止利派の特色がみられるものの、腹部の突き出した丸みと抑揚感に、両手の天衣が柔らかに独特の曲線を描いて前方に突き出した側面観にたいする意識が認められる。像面が木屎漆でモデリングし、彩色がほどこされていて、木屎漆の最古の用例としても注目されている。飛鳥時代の造形様式の一面をよく示す重要な彫刻で、現在では百済の渡来仏ではなく国内の制作とされている。

5ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1躯

材質 木造(松)、漆箔(現状素地)

像高 84.2cm(総高123.3cm)

時代 飛鳥・白鳳時代(7世紀前半)

所在地 京都府

所有者 広隆寺

●ディスクリプション

微かに微笑みを浮かべながら、右手を頬にあてがい思索にふけている。右足は、左の膝にのせ半跏趺坐の全体の柔らかなライン。若き釈迦が解脱の境地を求めて瞑想する姿をイメージしてつくられた彫刻で、ガンダーラの図像にも認められる。¬広隆寺の9世紀の記録には『金色弥勒菩薩一軀』とあり木肌は露出していなかったと思われ、今でも腹部のへこみには金箔が残っている。結びつける確かな資料はないが、推古31年(623)に新羅より贈られたものとする説がある。材質が日本では例のないアカマツ材の仏像で、朝鮮半島の木造彫刻は近世にいたるまでは松材製であることや、韓国中央博物館にもよく似た姿の弥勒菩薩坐像がある。

6ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

藤ノ木古墳金銅鞍金具

国宝 平成16年06月(2004)指定

員数 1背

材質 銅製鍍金

寸法 高さ43.6cm 幅57.0cm

時代 古墳時代(6世紀)

出土地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺

所有者 国(文化庁)

●ディスクリプション

昭和61年、法隆寺の西側にある古墳で発掘調査がおこなわれ、石棺の周囲や内部から金銅製の冠や太刀、履などが未盗掘の状態で発掘された。この鞍金具はその中の1つで、古代に流行したとおもわれる鳳凰や象、獅子などの模様が連続した細い線であらわす毛彫という彫金技法で精巧に刻まれている。乗馬の習慣は、5世紀後半から6世紀にかけて日本列島にも定着し、馬を飾ることも広まったことがこの副葬品からわかる。発見されたすべての金銅製品は、随所にみられる双連珠魚々子文と石棺内から見つかった朝鮮半島系円頭柄頭の大刀装具の比較検討によって、同一工房の制作であることが考えられる。精巧な細工は技術を真似することが難しく、他の発掘で発見されたものとの比較検討によって、制作された工房もわかる有用な資料となる。

7ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

法隆寺五重塔

国宝 昭和26年06月(1951)指定

員数 1基

構造形式 三間五重塔婆、初重もこし付、

本瓦葺、もこし板葺

高さ 31.5m

時代 飛鳥時代(7世紀後半)

所在地 奈良県

所有者 法隆寺

● ディスクリプション

部材に樹齢1000〜1300年の檜が使われた日本最古の木造の塔である。他の寺院の塔に比べ、各重が上にいくほど小さくする率が高く、最上の五重目は初重の面積の4分の1になり、全体に安定感のある美しい外観を誇っている。法隆寺は、天智9年(670)4月30日に火災があったと『日本書紀』の記述があり、現在の五重塔も再建されたものとされているが、しかし、7世紀半は下らないと考えられる。建築様式は、奈良時代の他の建築と大きく異なることから、飛鳥時代の様式を色濃く伝えるものと考えられている。初層内部には塑像郡があり、和銅4年(711)に造られたもので、仏教伝説の著名な場面が構成され、それぞれの表情豊かな心情表現は天平彫刻の特質が感じられる。

8ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

法隆寺金堂壁画

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 外陣12面、内陣20面

材質 土壁著色

時代 奈良時代(7世紀後半)

所在地 奈良県

所有者 法隆寺

●ディスクリプション

金堂の障壁画は、白鳳期に描かれた本格的な絵画で、図像と構図の完成度の高さは他に比較できるものはなかった。しかし、昭和24年の解体修理中の火災によって外陣12面が焼損してしまった。幸いにして内陣の飛天図小壁画20面は取り外されて焼失を免れている。この障壁画は、荒土壁に白土で下塗りの施し、そこに下絵を貼付け、輪郭をヘラで彫る『筋彫り』という技法をつかい、輪郭線を描き起こしてから彩色する手法で制作されている。本格的な図像や絵画技法を遣唐使に随行した画師が日本に伝え、それまでは平板でほおばった表現から、しなやかな写実的な描写へと発展し、色彩もカラフルに彩られるようになった。壁面に四方四仏、小壁八面に菩薩像各一体を描かれており、肉身部には強い隈取りをあらわす凹凸と力強い鉄線描によって描かれており、インド・西域伝来の絵画技法との見事な調和が感じられる日本の絵画史の中で重要な作品となる。

9ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高松塚古墳壁画

国宝 昭和49年4月(1974)指定

員数 4面

材質 凝灰切石上漆喰下地著色

寸法 間口(東西壁間)103.5cm

奥行(南北壁間)265.0cm

高さ113.4cm

時代 飛鳥・白鳳時代(7世紀末〜8世紀初)

所在地 奈良県

所有者 文部科学省

● ディスクリプション

日本の本格的壁画古墳として明日香村で昭和47年3月(1972)に発見された。それまでの古墳壁画といえば稚拙で呪術的な装飾であったが、高松柄古墳では芸術性が高く、東西南北には四神が描かれ、東西の上部には日月の遠景、天井には星宿が配されている。なかでも男女群像は宮廷風俗画の要素が表され、彼らの髪型や服装から制作年代が推定でき、白鳳後半の7世紀末〜8世紀初めのあたりと考えられる。描画方法は石室の切石に漆喰を塗って、生乾きの状態で描くフレスコに似た手法が用いられ、技法面では隈取りをふくむ各種の技法が適切に駆使され、すぐれた画趣を作り上げている。

10ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

薬師三尊像

国宝 昭和26年6月(1951.06)指定

員数 3軀

材質 銅造、鍍金

像高 薬師如来254.7cm 日光菩薩(左)317.3cm 月光菩薩(右)315.3cm

時代 奈良時代(7世紀末〜8世紀初)

所在地 奈良県

所有者 薬師寺

● ディスクリプション

この薬師三尊像は、中国の初唐末期の彫刻様式の影響を受け、人体の理想を目指して造られた。柔らかな丸みのある身体と衣紋の自然に流れた表現は、すべての点において調和のとれた仏像表現の傑作の1つといえる。造られた当初は、全身が金色に輝いていたようだが、鍍金が剥落して黒光りしている今でも見劣りしないのは、造形の完成度が高く、三尊のバランスと微妙な緊張感が確固たるものにしている。中尊の薬師如来坐像の手のひらには輪宝、足の裏には千輻輪相や双魚などの瑞祥文を線刻で表している。宣字形の台座にはインドの羅刹鬼、西アジアの葡萄唐草文と、中国の律令国家の権威の象徴の四神が浮彫りされ、シルクロードの交流を研究するための重要な資料になる。

11ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

正倉院正倉

国宝 平成9年05月(1997)指定

員数 1棟

構造形式 桁行九間、梁間三間、一重、高床校倉、寄棟造、本瓦葺

時代 天平勝宝8年(756)前後

所在地 奈良県

所有者 国(宮内庁)

●ディスクリプション

正倉院正倉は、天平勝宝8年(756)に聖武天皇が崩御し、残された光明皇太后は、77忌を終えて先帝の遺愛品などを東大寺に献納し、その約600点を保管するための倉庫として建てられた。校倉作りという、三角形にした木材を積み重ねた独特の建築様式で、その豪壮な構えは宝物を保管するにふさわしい建築物である。高床式の内部は3区分され、北倉には先帝の愛用品、中倉には大仏開眼の供養会に用いられた法具や宝物、南倉には鏡や銀器などの金工品など、それぞれの区画にわけて保管され、先帝の愛用品の他に東大寺大仏への施入品なども合わせて902点が納められていた。現在では新たに建てられた宝庫に移されて保管されている。

12ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

唐招提寺金堂

国宝 昭和26年06月(1951)指定

員数 1棟

構造形式 桁行七間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺

時代 奈良時代(8世紀後半)

所在地 奈良県

所有者 唐招提寺

● ディスクリプション

唐招提寺は鑑真が創立した寺院で、金堂は伽藍の中心として如宝によって建立された。本尊は盧遮那仏像で、寄棟造、本瓦葺の大棟の両端には鴟尾を載せる。太い列柱を使い正面の一間が吹放しになっていて、柱上の組物は軒支輪付きの三手先で,一応完成された形をもつが、肘木の広がりが少なく伸びやかさに欠ける面があり、平城京で建立された官寺と比べると、金堂は重層建築を基準としてあり、私寺である唐招提寺は一重造りとなっている。現在の姿は過去の修理の際に改変され、天平時代の特色が失われていが、しかし、規模は小さくとも奈良時代に建てられた金堂の唯一の遺構であり貴重な存在である。

13ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

法隆寺東院夢殿

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1棟

構造形式 八角円堂、一重、本瓦葺

時代 奈良時代 天平11年(739)

所在地 奈良県

所有者 法隆寺

● ディスクリプション

東院は、行信が太子を偲んで、聖徳太子が造営した斑鳩宮の跡に創建し、その中でも太子が夢想をおこなったと伝える住居跡に夢殿を建立した。八角円堂の堂内には、救世観音像を中心に東院の創立に尽力した行信の乾漆像と道詮の塑像を安置し、太子に対する信仰と遺徳が感じられる建物である。建立以来、何度も修理がおこなわれたが、なかでも寛喜2年(1230)の修理は大改造がともない、建立当初と比べると高くなり、組物を複雑にし、軒を延ばし、鎌倉時代らしい武骨さが強まった。頂上の露盤宝珠も優作として知られている。

14ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東大寺四天王像(戒壇院)

持国天・増長天・広目天・多聞天

国宝昭和27年3月(1952)指定

員数 4躯

材質 塑刻・彩色

像高 持国天152.4cm増長天165.4cm

広目天162.7cm多聞天164.5cm

時代 奈良時代(8世紀)

所在地 奈良県

所有者 東大寺

●ティスクリプション

四天王像は、戒壇院が建てられた享保18年(1733)に、中門堂から移されとされるが、それ以前の伝来はわかっていない。塑土で造られた像は壇上の多宝塔を中心に4隅に安置され、写実的にすぐれた堅牢な躯体である。それぞれの像は、微妙な表情の違いがあり、前部の持国天と増長天は共に両眼を見開き、後部の広目天と多聞天は半眼で、邪鬼を踏みつけながら遥か彼方を見通している深い眼差しによって、4体の見事な間合いが戒壇院の内部に安静で厳かな雰囲気を醸し出している。部分的に残った繧繝彩色と截金のよる文様は造られた当時の華麗な姿がうかがえ、天平時代の優れた像といえる。

15ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鑑真和上坐像

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1躯

材質 脱活乾漆造 彩色

像高 80.1cm

時代 奈良時代 天平宝字7年ごろ(763)

所在地 奈良県

所有者 唐招提寺

● ディスクリプション

脱活乾漆で造られたこの坐像は、麻布を何枚も漆で貼り重ね、木屎漆でモデリングし、その表面に彩色が施されている。身にまとう上衣は中国独特の礼服で、正倉院の宝物中に『袈裟付羅衣』と称されこれと同じものが現存し、その礼服をまとったこの姿は、和上が西方に向かって座したまま示寂する直前の姿と伝えられている。肖像彫刻として現存する中では最も古く、『東征伝』には鑑真の弟子である忍基が、和上の死期を悟り天平宝字7年(763)春に、諸弟子と共に制作したと記されている。この坐像は、戒律の伝来のために5回の渡航の失敗の間に失明までもし、不撓不屈の精神で日本に遣ってきた敬愛する師への思慕がこもり、鑑真の心奥深く秘められた強靭な個性までもあますところなく表現されていて、肖像彫刻では傑作といっても過言ではない。

16ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吉祥天像

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1面

素材 麻布著色

寸法 縦53.3cm 横32.0cm

時代 奈良(8世紀)

所在地 奈良県

所有者 薬師寺

● ディスクリプション

吉祥天はインドの古代神話に登場する女神ラクシュミーのことである。美しい衣装を幾重にも重ね、髪を花簪でとめた豊満で蛾眉豊頬な唐美人の顔つきは、光明皇后を写したとも伝えられる。左手には吉祥天である印の宝珠を持ち、ゆるやかに右の方へ向かって歩みよる姿があらわされている。この絵には制作された意図あり、薬師寺で771年頃からおこなわれた『吉祥悔過』という、吉祥天の前で懺悔して幸福を祈る儀式のために描かれ、その儀式の性格からして、美しさだけでなく厳しさを備えた画風が必要とされた。麻布に緻密な色彩で著色し、見事に整然な姿が表現されたこの吉祥天像は、現存する独立画像としては日本最古を誇る彩色画である。

17ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

室生寺五重塔

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1基

構造形式 三間五重塔婆、檜皮葺

時代 奈良時代末~平安時代初

所在地 奈良県

所有者 室生寺

● ディスクリプション

現存する最小の五重塔で、室生山中の奥深い木々の間に建てられた塔は、自然と融和する檜皮葺の日本的な外観の建築である。この塔は、平成10年に台風の被害によって隣にある木が倒れかかり半壊した。しかし、即座に修繕工事がおこなわれ、丹塗りも新たに塗られ、修復された姿は創建当時をうかがわせるようになった。石積基壇の上に建つ五重の姿は、奈良時代末の様式が感じられ、垂木の勾配はゆるやかで軒の出はかなり深い構造になっている。五重目の屋根の勾配は強くなり、その上に立てられた相輪は、水煙の代わりに宝瓶を置き、その上に天蓋がのせられた特殊な構造になっている。しかし、中世以降の改修もおおいようで、当初の形式を保つかどうかは明確でない。

18ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僧形八幡神坐像

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1軀

材質 木造、彩色

像高 38.8cm

時代 平安時代(9世紀)

所在地 奈良県

所有者 薬師寺

● ディスクリプション

僧形八幡神座像は、薬師寺南門の南側にある鎮守休ヶ丘八幡宮の三柱の神像の中心にある座像である。向かって右に神功皇后、左には中津姫命があり、中央にひとまわり大きく安置されている。檜材による内刳りされていない一木彫刻で造られ。表面の一層目に白土地が彩色され、肉身部は肌色、衣と袈裟部には朱と緑青で塗りわけられている。八幡神は日本独自に信仰される神で、このような人間味ある自由な発想の神像形式は平安時代になって出現する。国家の非常事態に神威を発揮すると崇められ、新羅と緊張関係を背景に信仰が高まったと考えられる。この坐像は、日本各地の八幡三神像と共に、信仰の変化していく風俗史の資料としても価値が高い。

19ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)

国宝 昭和28年2月(1953)指定

員数 2幅

材質 絹本著色

寸法 胎蔵界 縦183.0cm横154.0cm

金剛界 縦187.1cm横164.3cm

時代 平安時代(9世紀末)

所在地 京都府

所有者 教王護国寺(東寺)

● ディスクリプション

この両界曼荼羅図は、現存する彩色されたもので最古を誇る。両界図は真言密教の根本理念となる世界感で、灌頂という師匠から弟子に奥義をつたえる儀式や、御七日御修法という国家安泰、万民豊楽を願う重要な修法のときなどに堂内へ掛けられた。技法にはインドの絵画様式や晩唐様式の影響を受け、多種の彩色手法がもちいられ、鮮烈な彩色は異国的風貌を示す特異なものになっている。胎蔵界は大日経に基づいて12院からなり、金剛界は金剛頂経に基づく9つの曼荼羅から構成された密教諸尊の集まりからなっている。神護寺には彩色された高雄曼荼羅があったと伝えるが、安元3年(1177)年に兵火で焼失し、現在は金銀泥で描かれたのもがある。彩色され、巧みな技法が用いられた本図は、保存状態もよく、絵画的にも重要なものである。

20ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風信帖

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1巻

材質 素紙墨書

寸法 縦28.5cm全長154.6cm

筆者 空海(774~835)

時代 平安時代(812年ごろ)

所在地 京都府

所有者 教王護国寺(東寺)

● ディスクリプション

平安時代の優れた書道家の三筆の一人に空海が含まれる。その空海が最澄に宛てた書状3通のうちの第1通目で、書き出しの語句が『風信雲書』で始まることからこの名が付けられた。空海は遣唐使として唐へ渡って書を学び、この書状は王義之の筆法の影響が感じられる優雅な執筆である。文面には、空海へ天台の法文を送られてきたことの謝や、比叡山に登らんとしているが果たせないことなど、真言、天台両宗祖の親密な交流を物語るものである。現在は弘法大師筆尺牘三通として東寺が所持しているが、もとは5通あり,1通は文和4年頃(1355)、延暦寺から東寺に寄進される過程で1通が盗まれ、その後1通は天正20年(1592)関白秀次の所望により進上したと伝えられている。

21ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

平等院鳳凰堂

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 4棟

構造形式 中堂 桁行三間、梁間二間、一重もこし付、入母屋造、本瓦葺

左両翼廊 桁行折曲り延長八間、梁間一間、隅楼二重三階、宝形造、

廊一重二階、切妻造、本瓦葺

右両翼廊 桁行折曲り延長八間、梁間一間、隅楼二重三階、宝形造、

廊一重二階、切妻造、本瓦葺

尾廊 桁行七間、梁間一間、一重、切妻造、本瓦葺

時代 平安時代中期 天喜元年(1053)

所在地 京都府宇治市

所有者 平等院

● ディスクリプション

この鳳凰堂は呼名の通り、中国の伝説の鳥である鳳凰をかたどるようにして建てられたものである。平安時代に末法思想が貴族のあいだで広まり、極楽往生を願う浄土信仰が流行した中、平等院は浄土変相図に描かれた宮殿など参考に具体的に構想され、浄土の様子を現世に表した。池にかこまれた阿弥陀堂を中心に、本格的な浄土式伽藍の威容が伝わる造りになっている。もとは六条左大臣の源重信の別業宇治院を、藤原道長が買いうけ、この子である頼通が阿弥陀堂を建て寺へと改めた。堂内の須弥壇には定朝作の阿弥陀如来を安置し、扉板には九品来迎図、小壁には五十二の雲中供養菩薩像を掛け、地長押から天井に至るすべての部材が極彩色に飾られ当時の工芸技術粋が凝らされている。この鳳凰堂は頼通の熱い思いと、財力が結びついた大いなる結果の建築物である。

22ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

阿弥陀三尊像

国宝 平成14年6月(2002)指定

員数 3軀

材質 木造漆箔

像高 中尊233.0cm 右脇侍131.8cm 左脇侍130.9cm時代

時代 平安時代久安4年(1148)

所在地 京都府

所有者 三千院

● ディスクリプション

来迎印を結んだ阿弥陀如来を中心に、脇侍の左側は姿勢菩薩、右側には観音菩薩が膝を少し開き前屈みをした大和座りという珍しい形で安置された三尊像である。定朝様の檜の寄木造りで姿勢菩薩の胎内から墨書が発見され、制作年、主願、願意が断定できる希有なものである。現在、三千院として本堂に安置されている三尊像ではあるが、創建は高岡中納言実衝の妻である真如房尼が夫の菩提のために建てた寺で、阿弥陀如来が来迎印結び、脇侍の大和座りは動的な様を表し動的な来迎シーンは、九品来迎の上品上生の様子を感じさせる。夫が極楽浄土へ往生できるよう冥福の祈りが込められ、自然の中に溶け込んだ堂内に安置された三尊像は、当時の浄土信仰者の極楽観がうかがえる遺構である。

23ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

不動明王二童子像

国宝 昭和27年03月(1952)指定

員数 1幅

材質 絹本著色

掛幅 縦203.3cm 横149.0cm

時代 平安時代(11世紀前半)

所在地 京都

所有者 青蓮院

●ディスクリプション

怒りをあらわにした青の不動明王に、背後には焔が激しく燃え盛る。密教の悟りを開くうえで、忿怒尊として強力な障害や外敵に立ち向かう様相が見事に表現されている。多く描かれてきた不動の中でも、この不動明王二童子像は日本の三不動のうちに含まれ、平安時代から厚く信仰されてきた。截金を用いない彩色法で、所々に暈かしや、色の線描を使った彩色の豊なところに特色があり、金具類の表現は裏箔で金箔の輝きを抑制する技法がつかわれている。よどみないしっかりした筆の運びと、色彩の使い方は巧みで、二童子を含めた三者三様の性格の違いや、安定感のある三角形に配置した構図は、平安仏画の中でも最高傑作といっても過言でない。

24ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

平等院鳳凰堂中堂壁扉画(九品来迎図)

国宝 昭和47年5月(1972)指定

員数 8面

材質 板絵著色

サイズ 縦374.0-395.5cm 横90.0-357.0cm

時代 平安時代(1053)一部鎌倉時代

所在地 京都

所有者 平等院

● ディスクリプション

平等院鳳凰堂中堂の内部に、極彩色で描かれた障壁画の中に九品来迎図がある。日本の春夏秋冬の風景を背に、観無量寿経に基づく聖衆の九品来迎の様子をみごとに表されている。浄土信仰の死後往生することを願うため、平素より帰依の証として、念仏を唱えながら臨終に際しての来迎の様子を思い浮かべられるように描かれたものであろう。極楽浄土を再現しようとした鳳凰堂と内部に描かれた壁扉画は、視覚的に美しく陶酔感が昇華できるように、この九品来迎図は平安時代の美的感覚が結集したもので、大陸伝来の仏教絵画が次第に日本化をなしとげ、唐絵から日本的様式に意識し制作された、大和絵の傑作の1つとしてあげられる。

25ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

信貴山縁起絵巻

国宝 昭和26年6年(1951)指定

員数 三巻

材質 紙本著色

寸法 長崎長者の巻(上巻) 縦31.5cm 全長872.2cm

延喜加持の巻(中巻) 縦31.5cm 全長1273.0cm

尼公の巻 (下巻) 縦31.5cm 全長1416.0cm

時代 平安時代(12世紀)

所在地 奈良県

所有者 朝護孫子寺

● ディスクリプション

平安時代後期には絵巻物が盛んに造られた。その中で信貴山縁起絵巻は仏教説話を描いたもので、信貴山で修行をつんだ命蓮という僧にまつわる3巻からなる説話である。連続的に時間と場所が展開していくなかで、人々の動作や感情を絵で表現し、詞と絵が相互に補いながら話がすすむ構成は、画面自体で語りかけ、絵巻物としての完成度が高い。詞書は単に話の筋を示す程度にとどまり、余白で話の流れを無理なくつなぎながら、把握できる範囲に同一人物や物事をいくつも描き込みをする異時同図法も、鑑賞者が絵巻の次の話へと自然に視線を誘われるように構成されていて、制作者の優れた資質が感じられる。写実的に描かれた建築物と人物の描写は、当時の世俗の研究資料としても重要な資料となり価値が高い。

26ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

伴大納言絵巻

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 三巻

材質 紙本著色

寸法 上巻 縦31.3cm 全長828.1cm

中巻 縦31.3cm 全長848.0cm

下巻 縦31.3cm 全長921.7cm

時代 平安時代(12世紀)

所在地 東京

所有者 出光美術館

● ディスクリプション

平安時代の初め、貞観8年に実際に起った応天門の変を三巻にまとめた絵巻である。大納言伴善男が左大臣源信を失脚させるために応天門を放火した政治事件で、平安時代の歴史書である三代実録にも掲載されている。絵巻の特徴として、視覚的な効果がドキュメンタリー風に一定の距離が設定され、平行に読み進められるように構成されている。作者の演出の巧みさと、実際にあった過去の宮廷内の権力闘争が相まって、読み手に緊迫感あたえ、鑑賞者は絵巻物の世界に引き込まれてしまい、ストーリーの面白さと大胆な画面構成で、これまでの人々を魅了してきた。作者について確証はないが、年中行事絵巻との比較から常磐光長と推定されている。

27ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東大寺南大門

国宝 昭和26年6月(1951)指定

員数 1棟

構造形式 五間三戸二重門、入母屋造、本瓦葺

時代 鎌倉前期 正治元年(1199)

所在地 奈良市雑司町

所有者 東大寺

● ディスクリプション

南大門の創建は天平時代であるが、現在のものは重源が鎌倉時代に再建した治承4年(1180)の平重衝の南部焼き討ちの事件の後に建立されたものである。再建するにあたり、重源は中国南床の建築の情報を集め、新たな技術が多く採用された大仏様という様式となっている。短期で再建するために、効率と経済性を兼ね備えた工法を採用し、規格化した部材をつかった長い柱は、上下層を貫き、豪放で直線的な造りなっている。しかし、重源の個性的な考えと斬新さが寺僧との確執を生み、訴訟にまで発展する出来事もあり、大仏様は重源の没してからは急速に廃れていった。この南大門は、建築史上で新たな試みがなされた遺構であり、雄壮な造りは歴史上重要な建築である。

28ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

無著・世親立像

国宝昭和26年6月(1951)指定

作者 運慶(?〜1223)

員数 2躯

材質 各木造彩色玉眼

像高 無著 194.7cm世親 191.6cm

時代 鎌倉時代 (1212)

所在地 奈良県

所有者 興福寺(北円堂)

● ティスクリプション

弥勒仏像の両脇に安置された肖像彫刻で、台座の墨書によって、5世紀にインドで法相の教学を確立した無著と世親の兄弟高僧であることが確認できる。桂材の寄木造で、玉眼がはめられ、彩色はかなり剥落しているものの袈裟の一部に残ったもので制作された当初の気品ある姿がうかがえる。墨書によって運慶の子である運賀と運助の分担で制作されたものではあるが、構想は運慶の指導のもと、忠実に従って造ったものと考えられる。がっしりとした身体に、重さの感じられる衣褶とわずかな表情の違いは、過去の人物をイメージして彫刻したとは思えない現実感のある仕上がりで、運慶一門の高度な観察力と彫塑性がうかがえ、日本の肖像彫刻としては最高峰といえる名品である。

29ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

阿弥陀三尊像

国宝 昭和39年5月(1964)指定

作者 快慶

員数 3躯

像高 中尊 530.0cm 両脇侍各 371.0cm

材質 各木造漆箔

時代 鎌倉時代(12世紀)

所在地 兵庫県

所有者 浄土寺

● ディスクリプション

東大寺復興の責任者である重源が、各地に別所を造営し、現在まで完全に残った中に浄土寺がある。その大仏様の浄土堂内に安置された三尊は、慶派の仏師快慶の彫刻である。スタイルは新様式で、渡来した宋の仏画を手本にしたことが印相や指先の長い爪を彫り出すところに感じられる。しかし、衣の処理や面貌は快慶独自の表現がうかがえ、彼の若さの残った大作として貴重視されている。堂内に安置するにあたって、高くそびえ立たせる工夫が各所にある。部材を台座から須弥壇下の礎石上まで伸ばしたものを横材でつなぎ、自立するようになっているのは巨像制作を相次いで手がけた慶派ならではのアイデアである。また、夏の日没ごろに像の背面の蔀戸が上げられ西日が差し込むと、三尊が来迎してくる光景がイメージでき、絵画的な趣致を表現した重源の好尚がうかがわれる興味深い造りになっている。

30ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)

国宝 昭和30年2月(1955)指定

員数 1幅

材質 絹本著色

サイズ 縦145.1cm 横154.5cm

時代 鎌倉時代(13世紀末)

所在地 京都

所有者 知恩院

● ディスクリプション

本図は、法然が開いた浄土真宗の総本山である知恩院にある。阿弥陀如来が来迎印を結び、往生者のいる館に来迎する様子が描かれており、長く尾を引く来迎雲と急斜面に沿って掛け落ちるスピード感が早来迎ともいわれるゆえんである。九品上生し極楽往生する念仏行者を視覚的に示したものは、浄土教の布教のために、この絵以外にも多く制作されてきた。教典で仏体は金色と表現され、以前では黄色を用いて表されていたのだが、本図では金泥がベタ塗りで着衣に細かい截金模様をほどこし、仏の威厳や高貴さを表している。高価な画材を利用した表現がみられるのも、極楽往生を切に願う浄土信仰の高まりが要求したものであろう。背景には大和絵的なおくゆかしい情緒を保つ山水表現があり、現実感を鮮明にあたえ、仏教説話図の優れた特色が反映 されている。

31ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

平治物語絵巻(六波羅行幸巻)

国宝昭和30年2月(1955)指定

員数 1巻

材質 絹本著色

サイズ 縦42.3cm 全長952.9cm

時代 鎌倉時代(13世紀)

所在地 東京国立博物館

所有者 国

● ディスクリプション

平治の乱を題材とする平家物語を絵巻物としたもので、六波羅行幸巻はその中の1巻である。二条天皇が内裏に幽閉されていたが、夜中に女装をして脱出し、平清盛の六波羅邸へ行幸する次第を描く。文体はリズム感のある調子で、詞書と絵の関係に強弱がり、見るものに緊迫感をあたえられるよう構成されている。各シーンに描かれた群衆は、画面に単位としてまとめ、並列群像や紡錘形群像の特色のある組み合わせで構成されおり、それぞれの人物の正確な甲冑の描写からは、当時の武家の高い美意識がよみとれる。六波羅行幸巻以外にも断簡が残っており、三条殿夜討巻(ボストン美術館)、信西巻(静嘉堂文庫美術館)、六波羅合戦巻(東京国立博物館)が分蔵されている。

32ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

後鳥羽天皇像(伝藤原信実筆)

国宝 昭和28年3月(1953)指定

作者 藤原信実(1176~1265?)

材質 絹本著色

員数 1幅

サイズ 縦40.3cm 横30.6cm

時代 鎌倉時代(1221)

所在地 大阪

所有者 水無瀬神宮

● ディスクリプション

この後鳥羽天皇像は、朝廷に政権を奪還するため鎌倉幕府と抗争をするが、承久3年(1221)の乱で敗れ、隠岐の島に流される直前に藤原信実が写生した肖像画である。鎌倉時代の史書に、母である七条院に送るために信実を鳥羽殿に招いて描かせたと残っている。似絵の名手の信実が、実際に像主を前にして描いた事がわかる確実な作品で、制作時期と理由がわかっている点で、この作品は貴重なものである。色彩をおさえ、面貌は斜め向きでやや遠くをみる眼差しは天皇の悲願と心情がうかがわれ、天皇の外貌だけでなく、性格までも写し取ったような画風は、信実の洗練した観察力と表現力がうかがわれ、技術の高さがわかる作品である。

参考文献ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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23、不動明王二童子像

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『青蓮院HP』2009年2月9日

http://www.shorenin.com/

http://www.shorenin.com/gokaicho/index.html

24、平等院鳳凰堂中堂壁扉画(九品来迎図)

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

25、信貴山縁起絵巻

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『信貴山HP』2009年2月9日

http://www.sigisan.or.jp/

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•『平群町公式HP』2009年2月22日

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http://www.town.heguri.nara.jp/manabu/bunkazai/bunkazai04_1.html

•『国際日本文化研究センターHP絵巻物データベース』2009年4月28日

http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/emakimono.html

26、伴大納言絵巻

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『出光美術館HP』2009年2月9日

http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html

http://www.idemitsu.co.jp/museum/collection/introduction/yamato.html

•『国際日本文化研究センターHP絵巻物データベース』2009年4月28日

http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/emakimono.html

27、東大寺南大門

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 五建築物』講談社 昭和60年9月30日

•『国宝・重要文化財大全12建造物(下巻)』毎日新聞社2000年3月31日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

28、無著世親立像

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 二彫刻』講談社 昭和60年7月25日

•『国宝・重要文化財大全4彫刻(下巻)』毎日新聞社1999年7月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『興福寺HP』2009年2月9日

http://www.kohfukuji.com/kohfukuji/index.html

http://www.kohfukuji.com/kohfukuji/01_index/f_main_d.html

29、阿弥陀三尊像(快慶)

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 二彫刻』講談社 昭和60年7月25日

•『国宝・重要文化財大全3彫刻(上巻)』毎日新聞社1998年1月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『小野市HP』2009年2月9日

http://www.city.ono.hyogo.jp/

http://www.city.ono.hyogo.jp/p/2/7/4/2/2/

30、阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎図)

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『京都国立博物館HP』2009年2月11日

http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

•『知恩院HP』2009年2月11日

http://www.chion-in.or.jp/index.html

http://www.chion-in.or.jp/bunkazai/hobutsu/01.html

31、平治物語絵巻(六波羅行幸)

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『文化庁HPー文化遺産オンライン』2009年2月9日

http://bunka.nii.ac.jp/Index.do

•『国立博物館HP』2009年2月11日

http://www.emuseum.jp/

http://www.emuseum.jp/cgi/pkihon.cgi?SyoID=1&ID=w051&SubID=s000

32、後鳥羽天皇像(伝藤原信実筆)

•『日本美術史』 京都造形芸術大学

•『日本美術館全一巻』 小学館 1997年11月20日

•『日本美術の歴史』辻惟雄著 東京大学出版会2007年8月31日

•『国宝大辞典全五巻 一絵画』講談社 昭和60年5月28日

•『国宝・重要文化財大全1絵画(上巻)』毎日新聞社1997年6月30日

•『文化庁HPー国指定文化財等検索システム』2009年2月9日

http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp

•『島本教育委員会HP』2009年2月22日

http://www.tcn.zaq.ne.jp/koho-shimamoto/bunkazai/001gotobazou.htm