■日時

2025/8/23(土)-8/24(日)


【行程】

8/23(土)

・車で尾瀬戸倉へ移動→乗合バスで鳩待峠へ

・鳩待峠から宿泊地の山の鼻小屋へ移動、荷物を置いて尾瀬散策


8/24(日)

・日の出とともに至仏山に向けて出発

・7:30頃至仏山登頂

・昼前に鳩待峠へ下山

・「戸倉の湯」で一服、「道の駅 尾瀬かたしな」で昼食→帰宅



■参加者レビュー

以前尾瀬に行ったときに、タイムオーバーで登れなかった至仏山。年々増えていく「リベンジすべき山」を一つでも減らすべく、今回はその時のリベンジを果たしに行きました。


駐車場の混雑に不安を抱えながら向かった一日目。予想よりも遥かに空いていてあっさり駐車でき、乗合バスにもすぐに乗れて、拍子抜けするほどスムーズに鳩待峠に到着できました。鳩待峠は以前来たときとはガラリと様相が変わっていて、星野リゾートの力によってなんだか小綺麗になっていました。


一旦今回の宿である山の鼻小屋にチェックイン。その後涼しげな尾瀬ヶ原を散策…のはずが、尾瀬ヶ原も酷暑でした。照りつける太陽に、滝のように流れ落ちる汗。尾瀬って避暑地じゃないのかよ。みんなで太陽が雲に隠れることを祈るという、異様な散策になりました。景色は良かったんですが、あんまり覚えていません(汗)


暑さに耐えかねて小屋に逃げ帰る途中に小熊とばったり遭遇。人が近づいても逃げず、ホイッスルも効き目なし。人慣れしすぎですね。小熊に出会ったのはこれで3回目ですが、コイツがダントツで図太かったです。


小屋に逃げ帰ったらかき氷を食べながら一杯ひっかけ、そしてひとっ風呂浴びてからまた一杯。そして夕食後にもう一杯。みんなで談笑して、21時頃に次の日に備えて早めに床に就きました。夜にはだいぶ曇ってきて、星空を見ることは叶いませんでした。扇風機を点けて寝ましたが、明け方には酷暑もどこへやら。少し肌寒くなって、掛け布団にくるまりました。


翌日。天気予報は曇のち雨。雨に降られる前に下山したかったので、日の出とともに出発しました。前日とは打って変わって、尾瀬全体が霧に包まれて涼しげでした。


「ま、まあ、霧がかかってるのも神秘的だよね」と気持ちを鼓舞しつつ、「今日は景色は期待できないかな…」と少し落胆しながら登っていきました。


夜露で濡れて凶悪な滑りやすさを発揮している蛇紋岩に四苦八苦しながら登頂、依然景色は見えず。ピークを踏むだけの登山は虚しい。しかし、軽食を食べていると、少しずつ霧が晴れていくではないですか。



もちろん気持ちの良い快晴とはいきませんでしたが、十分景色は楽しめました。これはきっと、この天気でも諦めずに山に挑んだ僕らに、山の神様がご褒美をくれたのでしょう。


自分としては4年ぶりの尾瀬。前回はたしか尾瀬小屋に泊まりましたが、今回泊まった山の鼻小屋も同じくらい快適でした。風呂は入れるし、料理は美味しいし、トイレはウォシュレットだし。もう尾瀬以外の小屋に泊まれない体になってしまいそう。


散策中に酷暑に見舞われたのは想定外でしたが、至仏山にはしっかり登頂できたし、ばっちり景色も楽しめて、開催できて良かったです。