■日時
9/28(土) - 9/29(日)
2024年の始めの1月4日に放送されたNHKの日本百名山という番組を観ていたら、東北の「飯豊山」が紹介されていました。
東北の素朴だけど雄大な自然。信仰登山ととも地元の人々に愛されてきた霊験あらたかな歴史。今年はこの山を登ろうと心に決めました!
はやる気持ちもあり3月に参加者を募集してから、あっという間に時が過ぎ9月になりました。
今回の飯豊山登山は1泊2日の行程を組みました。
1日目は午前2時に関東を車で出発し、5時間ほど運転をして登山口がある御沢野野営場へ向かいます。そして6時間ほど登って切合小屋で一泊します。
2日目は朝5時に出発し飯豊山山頂へ、そして下山して温泉に入り再び5時間かけて車で関東に戻るという行程です。
3日前くらいから天気予報を確認し始めましたが、若干曇りがち、なんなら雨もパラツキそうな予報になっており、今年は本当に天気運に恵まれないなとハラハラしましたが、なんとか登山できそうな予報に変わったので予定通り決行です!
土曜日の朝、私の家の近くの24時間営業のレンタカー屋から出発し、メンバーを道々にピックアップしていきいざ東北を目指します。
懐メロだったり最近の曲を流しながら、車は順調に進んでいき7時過ぎに御沢野野営場に到着しました。混雑で停められない心配もありましたが、まだそこそこ駐車場にも空きがあり、無事に車を停めることができ一安心です。
準備も完了しいざ出発。ただ天気は曇り模様で今日は良い景色は見れないような予感もありつつ登り始めます。
登山道に入るといきなりの急登が待ち受けていました。この日は御沢野営場(547m)から切合小屋(1740m)まで、アップダウンを入れて1500mくらいを登ることになるので、序盤から厳しめの登りです。ただ登山道はしっかりと整備されていたので、そこまで登りづらいという感じではなかったです。
2時間ほど登ると開けた場所に出たのですが、残念ながらガスっており眺望は全くありませんでした。東北まで来てこの天気はキツイなあと思いつつめげずに登り続けていきます。
難所の剣ヶ峰を抜けて幾度かアップダウンを繰り返し、14時頃に切合小屋に到着しました。
切合小屋は避難小屋を宿泊できるように改装した感じの小屋で、4人分の宿泊スペースを指定されてそこを自由に使うという感じでした。避難小屋のため布団はないのでマットと寝袋は持参です。重かった。。
小屋から少し登ったところに、開けた台地がありそこから飯豊山が見えるはずなのですが、行ってみてもガスガスで何も見えず。これは明日に賭けるしかないか...と思っていたら、夕方が近づいてくるとともにみるみるガスが晴れていき、綺麗な雲海と飯豊山の姿が目の前に広がり始めました!!これが見たかった!!!東北の素朴だけど雄大な山容に心を奪われました。
夕食のカレーを食べながら絶景を眺めているとだんだん夕焼けが始まり、飯豊山の稜線が夕日に彩られていきました。美しすぎましたよ。
6時を過ぎ夕焼けから夜の帳が下りると切合小屋も就寝のムードになります。まだかなり早い時間ですが、明日も早いですし、なにより早朝からの運転と登山で疲れていたのでスッと眠ることができました。
2日目の朝、5時から朝食を頂きます。朝食は卵かけご飯です。スーパーシンプルな食事でエネルギー充填です。
朝食を終えてまだ薄暗さも残る5時半に切合小屋を出発します。荷物の多くを小屋に置いておくことができたので、身軽な状態で飯豊山の山頂を目指します。
この日も昨日の夕方からの好天が続いており雲海が目下に広がる中、快調に山頂を目指します。ただ少しずつ雲が登ってきている気配もあり、我々が山頂に着くのが早いか、山頂がガスに包まれるのが早いかというスピード勝負の予感がしてきました。
心はソワソワしながらも着実に登っていき、山頂近くの本山小屋に到着した時点で山頂のほうを見るとガスが山頂に近づいてきていました。
いや、ここまで来て山頂がガスは絶対に嫌だ!!!そう思っていてもたってもいられず本山小屋から走り出してしまいました笑
そして山頂に到着、ガスはまだ下のほうにあり最高の景色が広がっておりました!!東北まではるばるやってきた甲斐がありました!!
置いてきてしまったメンバーも無事に到着。その時でもガスは全然かかっていなかったので、みんなでゆっくり来ればよかったですね笑。みんなで山頂の景色を堪能します。
我々と同じ時間に登頂した人が、日本百名山制覇の記念撮影をしておりました。私は飯豊山で48座なのでようやく折り返しというところですが、いつかこのサークルで100座を達成する人が出たら嬉しいですね。
さて名残惜しいですが下山を開始します。下山してから1時間ほどたつと山頂のほうがガスに包まれているのが見えてギリギリセーフだったんだなとホッとしました。
再び切合小屋に到着して置いてきた荷物を回収しさらに下山していきます。体力が限界に近づきながらもみんなで協力してなんとか突き進んでいき、15時過ぎに無事に駐車場に戻ってくることができました。お疲れ様でした!!
そこから近くにある温泉「いいでの湯」に向かいます。温泉で2日間の汗と疲れをしっかりとそぎ落としていきます。
温泉を出た時点で17時近くになっており、あまりゆっくりもしていられないということで、ご飯は車の中で食べることにし、一路関東を目指します。帰りはの車中は延々と懐メロを流し続けて盛り上がりました。やっぱりLOVEマシーンは最高♪
21時すぎには関東に戻ってくることができ、メンバーを最寄り駅で降ろしていって、レンタカー屋には23時前には車を返却することができました。
2024年の始めから構想していた飯豊山登山は、最高の景色と楽しい山旅を堪能することができた素晴らしい2日間になりました。ありがとうございました!