■日時
2025/6/1(日)
■行程
6:30頃にJR南武線の谷保駅に集合、車で出発
9時過ぎに魚籠屋に行き受付を済ませる
11:30の開店までの間に登山①榛名富士コース(往復3km2時間)
「魚籠屋」で昼食
昼食後に登山②掃部ヶ岳コース(往復3km2時間)
下山後は『榛名湖温泉 ゆうすげ元湯』で入浴
帰還、谷保駅で解散
登山コース詳細
https://yamahack.com/2072#content_7
■参加者レビュー
春の心地よい気候がそろそろ終わりを告げようかという初夏の6月頭、群馬県の榛名山に登ってきました。榛名山は私は過去に登ったこともあり、榛名湖を囲む美しい外輪山でもう一度登りたいと思っていたのですが、今回の目的はもう一つ。榛名山の近くにある「魚籠屋」という小料理屋に行くことです。
http://bikuya.blue.coocan.jp/index.html
魚籠屋は1971年創業の岩魚・山女魚などの老舗渓流魚料理専門店です。2024年の年末にYoutubeのショート動画で流れてきて知ったのですが、茅葺屋根の外観と、囲炉裏を中心に作られている店内の古風な雰囲気に惹かれて、榛名山とセットで行こうと考えておりました。
5月の上旬の企画は雨で流れてしまいましたが、仕切り直して6/1で再企画します。天気予報は少し怪しかったですが、曇りや晴れを出している予報もあったので決行することにしました。
ということで6/1(日)当日、朝6時半頃にJR南部線の谷保駅に集合して車で出発します。群馬まで関越自動車をスイスイと進んでいき、9時頃に榛名山の近くにある目的の「魚籠屋」に到着しました。この時間ではまだ他の客は2,3組しか来ていなかったですね。
このお店は1日30組限定みたいで、登山が終わってからのんびり行くと入店すらできない可能性もあったので、まずは登山前に受付を済ませることにしました。9:30頃から受付が始まるようなので、少しだけ榛名湖をチラ見しに行ってから魚籠屋に戻ります。戻ってくると10組ほどに増えており、慌てて受付待ちの列に並びます。9:30から少し遅れてお店の人がやってきて受付が開始されました。これで魚籠屋で食事できることは確定でホッとします。
お店の開店は11:30からということなので、待ち時間の間にこの日の登山の前半パートである榛名富士に向かいます。榛名山は榛名湖を囲む外輪山で、榛名富士を含めて多くの山で形成されているのですが、今回は午前中に榛名富士(1,391m)、午後に掃部ヶ岳(1,449m)を登ることとにしました。
車で榛名公園ビジターセンターに移動します。観光地なだけあって乗馬できる馬や、馬車を引く巨大な馬がパッパカと歩いていましたね。良い陽気にもなってきたので早速登山開始です。登山道は爽やかな新緑と初夏の香りに包まれており、陽気な気候も相まって気持ちのいい登山ができました。
そして約1時間ほどで榛名富士山頂直下のロープウェー駅まで到着しました。榛名山は一つ一つの外輪山は1時間くらいでお手軽に登れるのが良いですね。山頂からは榛名湖が綺麗に見えました。ロープウェーのおかげで、登山者以外の人も多くいて賑わっていました。
ロープウェー駅から山頂までさらに10分ほど登る必要があるのですが、この時点で魚籠屋の開店時間である11:30が迫ってきており、もし山頂まで行って駅まで戻ってきたときに次のロープウェーを乗り過ごすと11:30には間に合わなそうな時間に。1分ほど頭を突き合わせて悩んだ結果、ここまで来たなら山頂に行こうということで早足で山頂へと向かいました。
10分ほどで足早に登って行くと山頂に到着しました。山頂にある榛名富士山神社に参拝し、今度は急いで下山を開始します。ロープウェー駅に到着し次の便に何とか滑り込みました。他の観光客も多く、下手すると次の15分後の便に回されそうだったのでギリギリセーフでした。
ロープウェーで麓まで下りて、急いで車で魚籠屋に戻ります。なんとか11:30頃に魚籠屋に戻り車を出ると、なんとちょうど我々の組が呼ばれたところでした。完璧なタイミング!!魚籠屋は古民家を改装した小料理屋で、店内は昔ながらの囲炉裏が中心に配置されており、常に火が轟轟と燃え続けていて、そこで川魚の串焼きが何本も刺されていました。かなり豪快です!その代わり店内は煙が充満していて、これは服に匂いが残りそうですね。
メニューは新鮮な魚料理がずらっと並んでおり、私は岩魚の焼座魚定食を頼むことにしました。そしてこのお店は山女(ヤマメ)という小魚の踊り食いが名物となっているので、それも注文しました。踊り食いは初めてなのでワクワクします。
店内ののどかな雰囲気を満喫していると、1時間ほどで料理が運ばれてきました。新鮮な魚と山菜の料理はどれも絶品。そしてお待ちかねの山女の踊り食いが届きました。ただ私は水槽から取ったばかりでピチピチ暴れている魚を食べるのを想像していたのですが、実際は運ばれてくる直前に絞めて、まだギリギリ動いている魚を急いで食べるというものでした。まあさすがにバリバリ生きているやつを食べるのはいろいろと危ないですよね。それでも口の中で魚の最後の動きを感じたのは良い体験となりました。
魚籠屋での食事を終えて後半の登山パート、掃部ヶ岳に向かいます。掃部ヶ岳の麓の駐車場に向かうと、なにやらスポーツカーのオーナーの会合のようなものが開かれており、色とりどりの高級そうな車がズラリと並んでおりました。そんな会合とは距離を取った場所に車を停めて後半の登山開始です。
午後は少し天気が曇り模様になってきたので涼しい登山となりました。1時間ほどで掃部ヶ岳の山頂に到着します。山頂は樹林帯の中にあり、岩が突き出た絶壁からは榛名湖を望むことができました。
下山後は榛名湖のほとりにある『榛名湖温泉 ゆうすげ元湯』で温泉に入って疲れを癒し、東京へと帰還しました。魚籠屋での古風で美味な食事と、榛名湖の外輪山の登山を頼むことができた充実した山旅になりました!