■日時

2025/7/21(月)


【行程】

7/20(日)

名古屋駅周辺に前泊、ホテルは各自で予約


7/21(土)

4:00に名古屋出発

6:30に神坂峠駐車場に到着、登山開始

16:00に下山完了、「大江戸温泉物語 恵那峡」で入浴

19:00頃に名古屋駅に到着、「眺座」で夕食

22:12の新幹線終電に乗り遅れないように関東帰還


YAMAP

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■参加者レビュー

百名山談義をしていると「ガッカリ百名山」として真っ先に名前が挙がってくるのが「恵那山」ではないでしょうか。中央アルプスの奥部に位置しており、アクセスが悪い割には山頂は眺望が無いということで、なかなか酷評されがちな山かと思います。


ただガッカリ百名山であっても何か魅力があるはず、いや魅力は自分で見つけるものだ!ということで7月に恵那山の企画を立ち上げました!


恵那山はいくつかのルートがあり、恵那山の東側にある広河原から登るルートが一般的なのですが、どうやらこのルートが眺望に乏しく、ガッカリ百名山と呼ばれる元凶になっていそうだったので、今回は恵那山の西側にある神坂峠から登るルートを選択しました。神坂峠ルートは中腹にて中央アルプスや南アルプスの山々を眺めることができる展望スポットがあるそうなので楽しみです。


7月の3連休の日曜日に各自名古屋駅に前泊し、登山当日の月曜日の早朝4時に名古屋駅の某ホテル前に集合します。神坂峠は岐阜県と長野県の間にあり、名古屋からだと約100km2時間のドライブです。出発時は真っ暗でしたが、岐阜に入る頃には明るくなってきました。天気もよさそうだったのでウキウキしながら進んでいきます。懐かしの夏ソングでKARAのGO GO サマー!が流れてきたときはテンション上がりました。


6時頃に神坂峠に到着します。どこに車を停めればいいのか少し迷いながらもなんとか駐車スペースを確保しました。各々準備を済ませていざ出発です。出発直後謎の脇道に入ってしまい早速迷いかけましたが、すぐに正規のルートを発見して仕切り直しです。


神坂峠は標高1,569mで恵那山山頂は2,191mなので標高差は600m程度なのですが、このルートはアップダウンが多く、登ったと思ったらすぐ下りを繰り返しだったので、序盤から体力を削られていきました。行きはまだいいんですが、帰りも登りがちょくちょくあるのかと考えると先が思いやられます。


登り始めて40分ほどで神坂峠ルートで一番展望がよいとされる千両山に到着しました。7時頃だったこともありまだ雲も上がってきておらず裾野には雲海が広がっていました。そしてどの方角を見ても青々とした山脈を眺めることができ、中央アルプス、南アルプスの雄大な景色を堪能することができました。この景色が観られることを知っていたら恵那山がガッカリ百名山だなんて言えないでしょう。これから恵那山を登る人は是非神坂峠ルートを選択することをオススメします。


絶景を後にし登山を再開します。千両山からがーっと下っていき再び登りに入ります。この後は樹林帯に突入し展望がなくなっていきました。そして7月下旬の晴れた日ということで樹林帯の中はなかなかの暑さになっていました。さらにはアップダウンが続く登山道に苦しめられていきます。なかなかにキツイ。。


8時頃に第二のピークである大判山に到着し、ここでも美しい展望を楽しむことができました。登りがいがあって楽しいルートですね。大判山からまた下り再び登っていきます。ここからは小刻みなアップダウンが続いていきます。


暑さと急な坂にヒーヒー言いながら登っていき、10時半頃に恵那山山頂に到着しました。樹林帯の中にポツンと唐突に現れたので。気づかずに通り過ぎる人もいるのではないかと思ってしまうほど存在感の無い山頂でした。なんとなく恵那山がガッカリ百名山と呼ばれる理由もわかりました。確かに眺望の無いルートを選択した果てにこの山頂にたどり着いたなら文句も言いたくなるでしょうね。


恵那山山頂のすぐ近くにある避難小屋で昼食をとります。名古屋から来たので即席味噌煮込みうどんを持っていったのですが、ジェットボイルで作ろうとしたらすぐに吹きこぼしてしまいました。ジェットボイルはお湯を沸かすのが主な機能で、何かを煮込むのには向いていないんですね。。少しだけ残ったお湯でなんとかうどんを煮込んだのですが、味噌に比べてお湯の量が少なくなってしまったのですごく濃いうどんになってしまいました。各々が持ってきたお菓子も食べながらのんびりと過ごします。


避難小屋から5分ほど歩いた場所に展望台があるみたいなので、そちらにも寄ってみます。ただこの時間にはすでに山頂はガスってしまっていて展望台からは何も眺望がありませんでした。展望台に親子がおり、小学生くらいの少年は登山が好きみたいで、次はあの山に行きたい!と楽しそうに話していて、思わずこちらも嬉しくなりました。頑張れ、未来の登山家!


避難小屋に戻り下山を開始します。下山と言ってもアップダウンがあるので、ところどころで登りを挟みつつ神坂峠を目指します。大判山と千両山と通過していきますが、もう下の方もガスに包まれてしまっていたので、行きの時に見た絶景はすでに隠れてしまっていましたね。早めの時間から登り始めて正解でした。


最後のほうまで続く小刻みなアップダウンを乗り越えて、15時頃に神坂峠の駐車場に到着しました。15km、8時間のなかなかタフなコースでした。お疲れ様でした。たっぷり汗をかいたので、早速温泉に向かいます。今回は「大江戸温泉物語 恵那峡」に入ることにしたのですが、温泉までの道のりがそこそこ渋滞しており、早く温泉に入らせてくれーとヤキモキさせられます。1時間ほどで温泉に到着し、この日の疲れを洗い流します。今日は本当に疲れたので温泉が体に染み渡りました。


温泉から上がり名古屋駅に戻ります。帰りの高速道路で西日に向かって走る区間があり、まともに前を向くことができませんでした。あの区間はサングラス必須です。目が焼けました。まさかの日差しに苦しめられながらも名古屋駅に帰着します。レンタカーの返却に時間がかかってしまいましたが19時前にはなんとか返却できたので、最後に名古屋飯を食べていきます。


名古屋駅の中の飲食店は尋常じゃないくらい混んでいることは前日に確認していたので、駅から少し離れた居酒屋「眺座」に入ります。ここは定番の名古屋飯や愛知の地酒などを楽しむことができるお店で、味噌カツ、手羽先など名古屋飯をこれでもかと注文しました。茶色い料理好きにとって名古屋は天国ですね。


名古屋飯でお腹が膨らんできたころに新幹線の時刻が近づいてきたので急いで店を出ます。なかなかエレベーターに乗れず、降りた頃には私の乗車時刻が迫ってきたので、私はここで解散して走って名古屋駅に向かって走りました。本当にギリギリ乗車できたので一安心です。


ガッカリ百名山と言われる恵那山でしたが決してそんなことはなく、美しい眺望と登りがいのある登山道、そして名古屋飯も堪能できた素晴らしい山旅となりました。