GIGAスクール構想により学校に導入されたICT機器を効果的に活用できるよう、教職員の基本的なICTスキルを向上させる。
全教職員 (ICTスキルレベルに差があることを考慮し、初級・中級・上級の3つのレベルに分けて研修を実施する)
オリエンテーション:
研修の目的、内容、スケジュール説明
ICT機器の活用事例紹介 (動画や事例発表など)
質疑応答
ハードウェア操作:
パソコン、タブレット、電子黒板などの電源の入れ方、シャットダウン方法
基本的な操作 (タッチパネル、マウス、キーボード)
Wi-Fi接続、Bluetooth接続
トラブルシューティング (フリーズ、再起動など)
ソフトウェア操作:
OSの基本操作 (Windows、Chrome OS、iPadOSなど)
アプリのインストール、アンインストール
ファイル管理 (作成、保存、移動、削除)
インターネットブラウザの基本操作 (検索、ブックマーク、履歴)
セキュリティ対策 (ウイルス対策ソフト、パスワード管理)
初級:
基本操作に重点を置き、実際に機器に触れながら操作方法を習得する。
分からないことはすぐに質問できるよう、少人数制のグループワーク形式で行う。
操作手順書や動画教材などを配布し、研修後も復習できるようにする。
中級:
基本操作に加え、学校業務でよく使うソフトウェア (Microsoft Office、Google Workspaceなど) の活用方法を学ぶ。
文書作成、表計算、プレゼンテーション作成などの実践的な演習を行う。
オンライン会議システム (Zoom、Google Meetなど) の使い方を学ぶ。
上級:
授業でのICT活用方法に焦点を当てる。
デジタル教材の作成、オンラインテストの作成、学習管理システム (LMS) の活用方法などを学ぶ。
プログラミング教育の基礎知識や、Scratchなどのビジュアルプログラミング言語の使い方を学ぶ。
初級: 2時間 × 2回 (計4時間)
中級: 2時間 × 3回 (計6時間)
上級: 2時間 × 4回 (計8時間)
※ 研修時間や回数は、各校の状況に合わせて調整してください。
研修後、アンケートを実施し、教職員の意見や要望を収集する。
研修内容を定期的に見直し、最新の情報や技術に対応できるようにする。
ICT支援員や外部講師を活用し、専門的な知識や技術を習得できる機会を設ける。
校内でICT活用に関する情報共有会や勉強会を定期的に開催し、教職員同士が学び合える環境を作る。