文部科学省が推進するリーディングDXスクール事業は、「令和の日本型学校教育」の構築に向けた重要な取り組みの一環です 1。この事業は、GIGAスクール構想によって全国の学校に整備された1人1台端末とクラウド環境を最大限に活用し、教育現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることを目指しています。具体的には、ICTを活用した優れた教育実践を創出し、その成果を全国の学校へ普及・展開することで、教育の質的向上を図ることを目的としています 1。
リーディングDXスクール事業の指定校は、ICT活用の先進的な実践例を積極的に情報発信し、各学校における1人1台端末の効果的な活用を促進する役割を担います 2。これには、具体的な教育実践事例の創出とモデル化、そしてそれらの知見を広く共有し、他の学校の取り組みを支援するための普及・展開活動が含まれます 1。この事業を通じて、児童生徒の情報活用能力の育成、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、さらには校務DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が図られ、教育全体の質的転換を目指すものです 1。
この事業の本質は、単に新しい技術を導入することに留まらず、それを活用して教育方法そのものを革新し、その成果を全国規模で共有することにあります。文部科学省が目指す「令和の日本型学校教育」の実現 1 に向けて、指定校は「優れた実践の創出、普及の拠点」 1 として、ICTを活用した教育実践のモデルケースを構築し、その情報を発信することで 2、全国の学校における端末活用の効果的な進展に貢献することが期待されています。指定校に付与されるデジタルバッジ 1 は、このような先導的な役割を担う学校としての認定を象徴するものです。
さらに、この事業は教育DXを教員の働き方改革と一体的に進めることを明確に意図しています 1。校務DXの推進により学校運営の効率化を図ることは、教員が教育活動や生徒と向き合うための時間をより多く確保することに繋がり、結果として教育の質の向上に貢献するという考え方に基づいています。これは、生徒の学びと教員の労働環境が、質の高い教育システムを構築する上で相互に関連し合う重要な要素であるという認識を示しています。
本校は、昨年度に引き続き、令和7年度も文部科学省リーディングDXスクール事業の指定校として活動を継続する運びとなりました。これまでの取り組みが評価され、さらなる研究開発と成果の展開が期待されていることの証左であると受け止めております 9。
昨年度、本校では「(昨年度の研究テーマや具体的な取り組みの概要を簡潔に記述)」を重点テーマとし、生徒の(具体的な成果、例:主体的な学習態度の向上、情報活用能力の伸長など)や、教員の(具体的な成果、例:授業改善への意識向上、ICT活用スキルの向上など)といった変化が見られました。これらの成果は、リーディングDXスクール事業の趣旨に沿ったものであり、GIGAスクール構想によって整備された環境を活かした教育実践の一端を示すことができたと考えております。
継続して指定を受けたことの意義は大きく、単に昨年度の活動を繰り返すのではなく、これまでの成果と課題を深く分析し、それを土台として「継続性」と「発展性」を追求することにあります 9。リーディングDXスクール事業の継続校には、初期の段階から一歩進んで、DXを学校教育の中に持続可能かつ効果的に根付かせ、その実践知を地域や全国の学校へ広めるリーダーシップを発揮することが求められています。仙台第三高等学校の「組織的な授業改善の継続と発展」9 に見られるような、学校全体での成熟した取り組みがその好例と言えるでしょう。本校も、DXの実践を日常的な教育活動へと昇華させ、連携協力校 1 をはじめとする他の学校への貢献も視野に入れた活動を展開してまいります。
また、継続指定は、これまでの実践における課題や困難に真摯に向き合い、それを乗り越えてきたプロセスが評価された結果でもあります。沖縄県の指定校が初年度の取り組みにおいて「葛藤や思考錯誤があったのも事実」10 と報告しているように、新たな挑戦には困難が伴うものです。本校も同様に、試行錯誤を重ねながらDX推進に取り組んでまいりました。岡山県立林野高等学校が「課題への対応と今後の展望」9 を示しているように、これらの経験から得られた教訓を令和7年度の活動計画に活かし、より質の高い教育実践を目指すことが、継続校としての重要な責務であると考えております。
令和7年度、本校はリーディングDXスクールとして、これまでの成果と経験を基盤とし、さらに進化した教育DXの実現を目指します。私たちの究極的な目標は、たつの市立龍野東中学校が掲げる「生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、未来社会を生き抜く力を育む」11 という理念に深く共鳴し、本校の特色と生徒の実態に即した形で、この目標を具現化することです。
Society 5.0と呼ばれる新たな社会の到来を見据え、生徒たちが変化の激しい未来を主体的に、そして豊かに生き抜くために不可欠な資質・能力を育成することが、私たちの使命です 11。GIGAスクール環境と最先端のDXツール 1 は、そのための強力な手段であり、これらを効果的に活用することで、生徒の批判的思考力、協働性、創造性、そして高度な情報活用能力といった21世紀型スキルを育んでまいります 1。
具体的には、昨年度の取り組みから得られた知見と浮き彫りになった課題を踏まえ、特に以下の点に重点を置いた研究開発を推進します。
生徒の学びの質の向上: 個別最適な学びと協働的な学びをより高度に融合させ、生徒一人ひとりが自らの学習を調整し、主体的に深い学びに到達できるような授業モデルを開発・実践します。
教員の指導力向上と働き方改革: ICTを活用した効果的な指導方法の研究を進めるとともに、校務DXを一層推進することで、教員がより創造的で質の高い教育活動に専念できる環境を整備します。
学校文化の変革: ICTが日常的なツールとして活用されることを通じて、生徒と教員が共に学び合い、挑戦し続ける学習共同体としての学校文化を醸成します。
地域との連携強化: 保護者や地域社会との連携を深め、学校が地域における教育DXの拠点としての役割を果たせるよう努めます。
これらの取り組みを通じて、生徒にとっては「自ら学ぶ楽しさ」を実感できる学校、教員にとっては「専門性を高め、やりがいを感じられる」職場、そして地域社会にとっては「信頼され、共に未来を創造する」学校となることを目指します。私たちの挑戦が、生徒、教員、学校、そして地域社会全体にポジティブな変化をもたらし、教育の新たな可能性を切り拓く一助となることを願っています。
令和7年度のリーディングDXスクール事業において、本校はこれまでの研究実践の成果と課題を踏まえ、文部科学省が示す重点領域との整合性を図りつつ、以下のテーマに重点を置いて研究開発を推進してまいります。これらのテーマは、生徒の情報活用能力のさらなる育成、個別最適な学びと協働的な学びの深化・発展、GIGA端末・クラウド環境の日常的な活用と家庭学習との連携強化、校務DXと教員の働き方改革、そして生成AI等の先端技術の適切な活用と探究学習への展開という、本校が目指す教育DXの核心をなすものです。
表1: 令和7年度 リーディングDXスクール事業 本校の重点目標と取り組み概要
MEXT重点領域
本校の具体的な目標
令和7年度の主な取り組み
1. 情報活用能力を育成する指導の充実
批判的思考力を伴う高度な情報リテラシー(AI・データリテラシーを含む)の育成と、教科横断的な活用力の涵養
全教科におけるフェイクニュース検証プロジェクトの実施、データサイエンス的思考を育む探究活動の導入、生成AIの倫理的活用ガイドラインの作成と実践
2. 主体的・対話的で深い学びの実現に向けたGIGA環境の活用(「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実)
AI教材や学習ログを活用した個別最適化学習の深化と、多様な協働学習ツールの効果的な活用による対話的な学びの質の向上
AI型教材(Qubena等)の全学年への段階的導入と効果検証、学習ログ分析に基づく個別フィードバックシステムの構築、オンライン共同編集ツールを活用したプロジェクトベースドラーニング(PBL)の拡充、複線型授業モデルの多様化
3. 自治体の実態に応じてさらに活用促進を図る具体的な取組(端末の日常的な持ち帰りによる家庭学習の充実等)
GIGA端末の「文房具化」とクラウド環境の日常的活用文化の醸成、及び家庭学習とのシームレスな連携強化
全生徒による端末の日常的な持ち帰りルールの確立と家庭向けサポート体制の構築、クラウド型学習プラットフォームを活用した課題配信・提出・フィードバックサイクルの定着、オンライン学校間交流の定例化
4. 自治体の実態に応じてさらに活用促進を図る具体的な取組(教員の働き方改革につなげる取組、校務DXの推進)
校務DXの徹底による業務効率化と、それによって創出された時間を活用した教員の専門性向上及び生徒指導の充実
クラウドベースの校務支援システムの全機能活用とペーパーレス会議の完全実施、AIを活用した成績処理・資料作成補助ツールの試行導入、教員向けショートタイム・オンデマンド型ICT研修コンテンツの自校開発と共有
5. その他(先端技術の活用、不登校児童生徒支援等)
生成AI等の先端技術の教育的効果と倫理的課題に関する実践的研究、及び不登校傾向生徒への個別最適化された学習支援の強化
生成AIを活用した探究学習テーマの深化(例:地域課題解決策のAIによるシミュレーション)、不登校生徒向け学習コミュニティの運営、オンラインカウンセリングシステムの導入検討
この表は、本校の令和7年度におけるリーディングDXスクール事業の全体像を明確に示し、国の示す方向性 1 と本校独自の取り組みとの関連性を具体的にご理解いただくための一助となるものです。各重点テーマの下に設定された具体的な目標と主な取り組みは、本校が目指す教育DXの姿を具現化するためのロードマップであり、今後の実践報告の基軸となります。
現代社会において、情報活用能力は、学習指導要領においても言語能力と並ぶ重要な資質・能力として位置づけられています 1。GIGAスクール環境が整備された今、生徒たちが情報を主体的に収集・判断・表現し、自らの学びや生活に活かしていく力は、ますますその重要性を増しています。本校では、令和7年度、この情報活用能力の育成をさらに深化させ、教科の枠を超えた横断的な活用を推進してまいります。
単にICT機器の操作スキルを習得するに留まらず、情報の信憑性を批判的に吟味する力、多様な情報を関連付けて新たな価値を創造する力、そして情報を倫理的に扱う態度を育成することを目指します。特に、生成AIの急速な普及 1 を踏まえ、AIが生成する情報の特性を理解し、それを適切に活用するためのリテラシー(AIリテラシー)や、データに基づいて客観的に判断する力(データリテラシー)の育成は喫緊の課題です。これらの新しい情報リテラシーの側面を、従来の教育内容に積極的に取り込んでいく必要があります。
情報モラル教育については、これまでの取り組みを継続・発展させるとともに、生成AIの利用に伴う著作権やプライバシーの問題、フェイクニュースや誤情報への対応など、新たな課題にも対応できる指導内容を研究・実践します 1。他校の先進的な事例、例えば富士見丘中学高等学校における段階的な情報関連学習のカリキュラム 14 などを参考に、生徒の発達段階に応じた体系的な情報活用能力育成プログラムを構築し、全教員で共有・実践してまいります。
情報活用能力の育成は、特定の教科に限定されるものではなく、あらゆる教育活動において求められるものです。学習指導要領が「教科教育の場面で活かす」1 ことを重視しているように、探究学習 9 をはじめとするプロジェクトベースの学習活動は、生徒が情報収集、分析、整理、発表といった一連の情報活用スキルを総合的に活用し、実践的に学ぶ絶好の機会となります。本校では、各教科の特性を活かしつつ、教科横断的な視点を取り入れたカリキュラム・デザインを推進し、生徒が実社会の課題解決や複雑な事象の探求に情報活用能力を応用できるような学習場面を豊富に設定してまいります。
GIGAスクール構想の核心的理念である「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実は、本校のリーディングDXリサーチにおける最重要テーマの一つです 1。令和7年度は、これまでの実践を踏まえ、これらの学びをさらに深化・発展させるための具体的な授業デザインや学習活動を追求します。
「個別最適な学び」の実現に向けては、AI教材(例えば、本校でも一部導入実績のあるQubena 18 やその他のアダプティブラーニングシステム)の本格的な活用とその効果検証を進めます。これらのツールは、生徒一人ひとりの学習進度、理解度、興味関心に応じた課題を提示し、きめ細やかなフィードバックを提供することで、生徒が自身のペースで効果的に学習を進めることを支援します。AI教材から得られる学習ログ(スタディログ)を分析し、個々の生徒のつまずきや特性を早期に把握し、教員による的確な個別指導や支援に繋げる方法論を確立します。
一方、「協働的な学び」においては、オンラインツール(例えば、Google Workspace 20 やJamboard(⇒FigJam) 21 など)を効果的に活用したグループワーク、ディスカッション、共同編集活動を各教科で積極的に展開します。これらのツールは、時間や場所の制約を超えたコミュニケーションを可能にし、生徒が多様な意見に触れながら思考を深め、共に課題解決に取り組む力を育成します。たつの市立龍野東中学校で実践されている「複線型の活動」11 のように、生徒が自らの興味や課題に応じて多様な学習ルートや活動を選択できるような、柔軟な授業モデルの探求も進めます。
これらの「個別最適な学び」と「協働的な学び」を真に一体化させるためには、単にツールを導入するだけでなく、学習環境全体の柔軟性を高め、教員の役割を変革していく必要があります。ICTツールは、生徒の多様な学習ニーズに対応し、効果的なグループワークを可能にしますが 1、それを最大限に活かすためには、教員が知識伝達者から学習のファシリテーターへと役割を転換し、生徒の学びを支援・伴走する存在となることが不可欠です(例:「教師はノンストップで機関指導を行うことで支援が必要な児童のサポートを行い」10)。このような学習形態を支えるためには、教員向けの専門研修の充実に加え、教室の物理的なレイアウトや時間割編成の見直しも視野に入れる必要があるかもしれません 7。
さらに、「個別最適な学び」を支援するツールから得られる学習データは、「協働的な学び」の質を高めるためにも活用できます。AIチューター 19 やデジタル学習プラットフォーム 23 は、個々の生徒の進捗や理解度に関する貴重なデータを提供します。教員はこれらのデータを分析することで、協働学習のグループ編成を戦略的に行い、多様な視点や能力を持つ生徒同士が互いに学び合えるような環境を創り出すことができます。例えば、ある概念を既に習得している生徒と、まだ苦戦している生徒を意図的に組み合わせることで、ピア・ティーチングを促進し、双方の理解を深めることが期待できます。このようなデータ活用を推進するためには、生徒のプライバシーに配慮した倫理的なデータ収集・分析・活用に関する校内ガイドラインを整備し、教員のデータリテラシーを向上させる取り組みが不可欠となります。
GIGAスクール構想によって整備された1人1台端末は、鉛筆やノートと並ぶ「令和の時代の文房具」として、授業中はもちろんのこと、休み時間や家庭学習など、あらゆる教育活動の場面で日常的に活用されることが理想です 21。本校では、この「日常使い」の文化を醸成し、クラウド環境の利点を最大限に活かすことで、学習効果の向上と家庭学習とのシームレスな連携強化を目指します。
クラウド環境(例えば、Google Workspace 20 など)は、資料の共有、課題の提出・フィードバック、生徒と教員間、あるいは生徒同士のコミュニケーションを飛躍的に効率化し、その質を高める可能性を秘めています。これらの機能を積極的に活用し、生徒がいつでもどこでも学習リソースにアクセスでき、教員が個々の学習状況を把握しやすい環境を構築します。
端末の日常的な持ち帰りについては、家庭学習の充実という観点から、その効果的な運用方法を研究・推進します 1。単に宿題をデジタル化するだけでなく、家庭での探究活動や反転学習への活用、オンラインでの補習や発展学習の機会提供などを検討します。保護者がお子様の学習進捗を把握し、家庭での学習をサポートしやすくなるような情報共有の仕組み(例:学習管理システムを通じた進捗の可視化 14)も重要です。ただし、端末の持ち帰りに関しては、ランドセルの中身の軽量化や視力低下への懸念といった課題 14 にも配慮し、生徒の心身の健康を第一に考えた運用ルールを整備します。
さらに、オンライン環境を活用して、学校間の交流学習や、地域人材・外部専門家を招いた遠隔授業などを積極的に実施し、生徒の視野を広げ、多様な価値観に触れる機会を提供します 1。
GIGA端末とクラウド環境の「日常使い」を実現するためには、技術的・物理的な障壁を取り除き、学校全体で支援的な文化を育むことが不可欠です。安定した無線LAN環境や迅速なデバイストラブル対応体制の整備 25 はもちろんのこと、端末の適切な使用方法やデータ管理に関する明確な校内ルールを策定し、全教職員・生徒・保護者で共有することが前提となります。また、教員自身が自信を持ってICTを授業に自然に取り入れられるよう、継続的な研修とサポートが欠かせません。
家庭学習との効果的な連携は、単に宿題の提出方法をデジタル化するに留まらず、学校と家庭が一体となって生徒の学びを支える「連続的な学習ループ」を創り出すことを目指します。持ち帰り端末 1 は、反転学習モデルの導入、補足的な学習リソースへのアクセス、時間外の協働学習などを可能にします。保護者が学習進捗を確認できるプラットフォーム 14 は、家庭と学校の連携を強化し、生徒の学習に関する継続的な対話を促進することが期待されます。家庭での学習課題は、教室での活動を補完し、生徒の興味関心を引き出すような魅力的なものとなるよう工夫してまいります。
教育DXの推進は、生徒の学習活動の変革だけでなく、教員の働き方改革と校務の効率化にも大きく貢献するものです。文部科学省も、教育DXと教員の働き方改革を一体的に進める方針を明確に示しています 1。本校では、グループウェアやクラウド環境を最大限に活用し、校務の徹底的な効率化を図ることで、教員がより質の高い教育活動に注力できる時間を創出することを目指します 1。
具体的には、会議資料のペーパーレス化、校内通達や情報共有のデジタル化、各種申請手続きのオンライン化などを推進し、印刷や配布、集計といった物理的な作業時間を大幅に削減します。これにより、意思決定の迅速化や、より円滑なコミュニケーションが期待できます。進路指導業務においてGoogleサイトを活用して情報共有を一元化し、業務時間を大幅に短縮した事例 10 や、旭川市立緑が丘中学校におけるGoogle Workspaceを活用した多岐にわたる校務効率化の実践 21 は、本校が目指す方向性を示す好例です。
教員研修のあり方についてもDXの視点を取り入れ、その効果と効率を高めます。従来の集合型研修に加え、オンライン研修、短時間で集中的に行うマイクロラーニング形式の研修、教員が各自のペースで学べるオンデマンド研修などを積極的に導入します 3。これにより、教員は必要な知識やスキルを、時間や場所の制約を受けにくく、より柔軟に習得できるようになります。
これらの働き方改革によって生み出された時間は、教材研究の深化、生徒一人ひとりと向き合う時間の充実、新たな授業開発への挑戦など、教育活動の質を直接的に高めるための活動に充当します 6。これが、校務DXが目指す好循環です。
校務DXの成功には、学校管理職の強力なリーダーシップと、学校全体の変革へのコミットメントが不可欠です。一部の教員による個人的な努力に頼るのではなく、学校運営の仕組みそのものを変革していくという強い意志が求められます。教員が新しいツールや業務フローの導入に際して、その意義を理解し、自ら積極的に活用しようとする姿勢(「教員側がその良さに気づくこと」10)を引き出すためには、トップダウンの指示だけでなく、丁寧な説明とメリットの提示、そして試行錯誤を許容する風通しの良い組織文化が重要です。
さらに、校務DXは単なる業務効率化に留まらず、教員間の専門的な協働の質を高めることにも繋がります。クラウドベースのプラットフォーム 3 は、教材や指導案の共有、共同での授業計画作成、そしてよりダイナミックで建設的な職員会議(「対話的・協働的な職員会議・教員研修の実施等」1)を促進します。これにより、教員間の知識や経験の共有が活発化し、学校全体の指導力向上と、より強い連帯感の醸成が期待できます。本校では、DXを通じて教員間の壁を取り払い、より協調的で専門性の高い専門職共同体を構築することで、最終的には生徒の学びの質の向上に貢献することを目指します。
近年、急速な進化を遂げている生成AIをはじめとする先端技術は、教育現場においても大きな可能性を秘めています。文部科学省も、情報活用能力育成の観点から、生成AIの教育利用について一定の方向性を示しており 1、本校においても、その適切な活用方法と探究学習への展開について、令和7年度に重点的に研究を進めてまいります。
生成AIの導入にあたっては、生徒の情報活用能力、特に情報を批判的に吟味する力(クリティカルシンキング)や倫理観を育成することを大前提とします。AIが生成する情報の特性(メリット・デメリット、得意なこと・苦手なこと、潜在的なバイアスなど)を生徒自身が深く理解し、それを踏まえて責任ある活用ができるよう指導します。この点において、AIリテラシー教育は情報モラル教育の重要な一部となります。
具体的な活用場面としては、探究学習における情報収集の補助、多様な視点からのアイデア生成の壁打ち相手、レポートや論文などの文章校正支援、プログラミング学習におけるコード生成やデバッグ支援などが考えられます。他校の事例では、3Dデザイン講座や、生成AIと3Dプリンタを活用したモノづくり体験 13、探究活動におけるデータ収集やプログラム作成への活用 14 など、多岐にわたる試みが見られます。本校においても、これらの事例を参考にしつつ、生徒の主体的な学びを深めるためのAI活用を探究します。
特に探究学習においては、テーマ設定の段階でのブレインストーミング支援、関連情報の効率的な収集・整理、多様な分析視点の提供、そして成果物の表現方法の提案など、AIが各プロセスで生徒の思考を刺激し、探究の質を高める「思考のパートナー」としての役割を果たすことが期待されます 9。
これらの取り組みを円滑に進めるためには、教員自身が生成AIの特性を理解し、教育活動に効果的に取り入れるためのスキルを習得することが不可欠です。そのため、教員向けのAIリテラシー研修を計画的に実施し、校内で活用事例や指導上の留意点を共有する体制を構築します。
生成AIの教育利用は、生徒の批判的思考力と倫理観の育成と表裏一体で進められるべきです。AIは強力なツールである一方、その出力には誤りや偏りが含まれる可能性があり、また、安易な利用は盗用や思考力の低下を招く危険性も指摘されています。生徒がAIの生成物を鵜呑みにせず、自ら情報の真偽を確かめ、多角的な視点から検討し、倫理的な配慮をもって活用する能力(情報活用能力 1 の一部としてのAIリテラシー)を養うことが、AI時代における教育の重要な責務です。「リテラシーや理解の違いによる学校間格差」28 が生じないよう、本校では生徒に「AIを使う方法」だけでなく、「AIと共に考える方法」を指導することを重視します。
また、生成AIは、生徒の探究学習を個別最適化し、その可能性を大きく広げることができますが、そのためには教員による適切な指導と足場かけ(スキャフォールディング)が不可欠です。AIを「思考のパートナー」27 として活用することで、生徒は多様なアイデアに触れ、複雑な課題にも主体的に取り組むことが期待できます 9。しかし、教員の適切なガイドがなければ、生徒はAIを表面的な情報検索ツールとしてしか利用できなかったり、AIの提案に過度に依存してしまったりする可能性があります。教員には、AIツールの操作方法だけでなく、AIを効果的に組み込んだ探究プロセスのデザイン能力や、AIの利用に関する生徒の批判的思考を促す指導力が求められます。本校では、AIが人間の知性や創造性を代替するのではなく、それらを拡張・補強するツールとして機能するよう、探究学習におけるAI活用のあり方を研究してまいります。
本校のリーディングDXスクール事業における具体的な取り組みは、前述の重点テーマに基づき、生徒の学びの質の向上と教員の指導力向上、そして学校全体のDX推進を目指して展開されます。ここでは、これまでの主な実践成果と、それを踏まえた令和7年度への発展方向、そして各教科や学校活動における具体的なICT活用事例、教職員研修の取り組みについて詳述します。
表2: これまでの主な実践成果と令和7年度への発展
実践事例
昨年度の主な成果
使用した主なICTツール・教材
令和7年度の発展方向
1. AI教材を活用した数学科における個別最適化学習の実践
特定単元(例:一次関数)における生徒の理解度が平均15%向上。特に学習進度の遅い生徒の学習意欲が喚起されたとのアンケート結果。
AI型教材「Qubena」、Google Classroom、学習者用デジタル教科書
対象教科を理科・英語にも拡大。学習ログの詳細分析に基づき、個々の生徒へのよりパーソナルなフィードバックと課題提示を行う。教員向けデータ分析研修の実施。
2. Google Workspaceを活用した協働的な探究学習(総合的な学習の時間)
生徒が主体的にテーマを設定し、グループ内で役割分担しながら情報収集・分析・発表資料作成を完遂。他者評価において「多様な意見を参考にできた」との回答。
Google Jamboard, Google Docs, Google Slides, Google Meet
地域課題解決をテーマとしたPBL(プロジェクトベースドラーニング)へ発展。外部専門家(地域企業、大学研究者)をオンラインで招聘し、生徒の探究活動を深化させる。生徒による成果発表会を地域公開で実施。
3. クラウド型ポートフォリオシステムを活用した生徒の学びの可視化と振り返り
生徒が自身の学習成果や活動記録を継続的に蓄積し、学期末に自己評価と次学期の目標設定を行う習慣が定着。保護者面談時の資料としても活用され、三者間の共通理解が深まった。
Google Sites, Padlet, デジタルカメラ
ポートフォリオ項目を教科のルーブリック評価と連動させ、より客観的な自己評価を促す。生徒自身がポートフォリオを他者(教員、友人、保護者)に説明する機会を設定し、メタ認知能力の育成を図る。
4. 校務支援システムとグループウェアを活用した校務DXの推進
職員会議の時間を平均20分短縮。印刷コストを前年度比30%削減。教員間の情報共有が迅速化し、アンケートでは「校務負担が軽減された」との回答が70%。
校務支援システム、Google Workspace (Chat, Drive, Calendar)
AIを活用した会議録自動作成ツールの試行導入。保護者連絡のデジタル化ツールの全面導入。教員の校務DXスキル向上のためのeラーニングコンテンツ開発と共有。
5. 生成AIの試行的活用と情報モラル教育の連携(技術・家庭科、情報科)
生成AI(Gemini等)の基本的な仕組みと倫理的課題について理解を深める授業を実施。生徒がAIを使って簡単なプログラムやレシピを生成し、その有用性と限界を体験的に学習。
ChatGPT (Gemini), Scratch
全教科での生成AI活用ガイドライン(生徒向け・教員向け)を作成・共有。探究学習における文献調査やアイデア発想の補助ツールとしてのAI活用を本格的に研究。AI生成物の著作権や信憑性に関するディベート授業の実施。
この表は、本校がリーディングDXスクールとして、単に計画を立てるだけでなく、具体的な実践を通じて成果を積み重ね、その経験を基にさらなる発展を目指していることを示しています。これは、指定校としての説明責任を果たすと同時に、他の学校が本校の取り組みを参考に、自校のDXを推進する上での具体的なヒントを提供することを意図しています 1。
昨年度のリーディングDX研究活動において、本校では特に顕著な成果を上げた実践事例がいくつかございます。ここでは、その中から代表的なものを2~3例挙げ、その詳細と令和7年度における発展・深化の方向性についてご報告いたします。これらの事例は、本校のDX推進が単なる技術導入に留まらず、生徒の学びの質や教員の指導法、さらには学校文化そのものに変革をもたらしつつあることを示しています。
事例1:AI教材「Qubena」を活用した数学科における個別最適化学習の実践
① 背景と目的: 数学科における生徒間の学力差と、一斉授業では対応しきれない個々のつまずきへの対応が課題でした。AI教材「Qubena」18 を活用し、生徒一人ひとりの理解度に応じたアダプティブな学習機会を提供することで、学習効果の最大化と学習意欲の向上を目指しました。
② 具体的な活動内容: 中学1年生の「方程式」の単元で、授業内演習及び家庭学習においてQubenaを導入。教員は管理画面から生徒の進捗状況や誤答傾向をリアルタイムで把握し、個別の声かけや補習指導を行いました。また、Qubenaで基礎を固めた後、応用的な問題解決に取り組む協働学習も組み合わせました。
③ 生徒・教員の変化や客観的データ: 従来学習に苦手意識を持っていた生徒層において、Qubenaのゲーミフィケーション要素や即時フィードバックにより、学習時間が増加し、「数学が少しわかるようになった」「問題が解けると嬉しい」といった肯定的な意見がアンケートで多数寄せられました。教員からは「個々の生徒の理解状況を詳細に把握できるようになった」「指導の個別化に役立った」との声が上がりました。
④ 考察: AI教材の導入は、生徒の学習ペースの個別化と、教員によるきめ細やかな指導支援を可能にしました。成功要因としては、Qubenaの持つアダプティブラーニング機能に加え、教員が積極的に学習データを活用し、生徒への動機づけを行った点が挙げられます。課題としては、一部生徒の家庭におけるインターネット環境の不安定さや、AI教材に頼りすぎる傾向が見られた点が挙げられます。
⑤ 令和7年度への発展・深化:
対象学年・教科を拡大(例:理科、英語)。
Qubenaから得られる学習ログをより詳細に分析し、生徒の思考プロセスや誤答パターンを類型化。それに基づき、より効果的な個別指導法や教材開発に繋げます。
AI教材と協働学習、探究学習との連携を強化し、基礎知識の定着から応用力の育成までをシームレスに繋ぐ学習モデルを構築します。
事例2:Google Jamboard(⇒FigJam)及びGoogleドキュメントを活用した国語科における協働的意見文作成
① 背景と目的: 従来の意見文指導では、生徒が他者の意見に触れる機会が限られ、思考が深まりにくいという課題がありました。クラウドベースの協働編集ツールを活用し、生徒が互いの意見をリアルタイムで共有・参照し、対話的に意見を練り上げるプロセスを通じて、論理的思考力と表現力を育成することを目指しました。旭川市立緑が丘中学校の国語科におけるJamboard活用事例 21 を参考にしました。
② 具体的な活動内容: 中学2年生の国語科「意見文を書こう」の単元で、まずGoogle Jamboardを用いて各自の意見の骨子を付箋で可視化し、グループ内で共有・議論。その後、Googleドキュメントの共同編集機能を使い、グループで一つの意見文を協力して推敲・完成させました。教員は適宜コメント機能でアドバイスを行いました。
③ 生徒・教員の変化や客観的データ: 完成した意見文の質が向上し、多様な視点を取り入れた深みのある論述が増加。生徒アンケートでは、「友達の意見を参考に自分の考えを深められた」「共同で作業することで達成感があった」という回答が9割を超えました。教員からは「生徒の思考プロセスを可視化でき、適切な指導がしやすくなった」「生徒同士の学び合いが活発になった」との評価が得られました。
④ 考察: 協働編集ツールの活用は、生徒の思考の可視化と、他者との対話を通じた学びの深化を促進しました。特に、Jamboardでのアイデア出しとドキュメントでの共同執筆という段階的な活用が効果的でした。課題としては、一部グループでの貢献度の偏りや、オンライン上での建設的な議論のスキル不足が見られました。
⑤ 令和7年度への発展・深化:
ルーブリック評価を導入し、協働作業における個々の貢献度や対話の質を評価する仕組みを構築します。
オンライン・ディベートや、他校との遠隔共同意見文作成など、より高度な協働学習に挑戦します。
生成AIを意見のブレインストーミングや論点の整理に活用し、生徒の思考を補助するツールとしての可能性を探ります。
これらの事例は、本校のDX推進が、単にICTツールを導入するだけでなく、それらを活用して具体的な教育課題の解決に取り組み、生徒の学びを豊かにするためのデザインを重視していることを示しています。成功事例だけでなく、所沢市立山口中学校のデジタル教科書活用における「学習活動の目的が生徒に十分に伝わらず」といった課題の共有 31 も含め、実践から得られた知見は、本校自身の継続的な改善努力、そしてリーディングDXスクールとしての「モデル化」1 の役割を果たす上で極めて重要であると認識しています。
本校では、GIGAスクール構想によって整備された1人1台端末とクラウド環境を基盤とし、各教科の特性に応じた効果的なICT活用を推進しています。「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、デジタル教材やAI教材、各種アプリケーションを積極的に導入・活用することで、生徒の学習意欲を高め、理解を深める授業改善に取り組んでいます。以下に、いくつかの教科における具体的なICT活用事例を紹介します。
国語科:
協働的な意見文作成: Google Jamboard(FigJam)やGoogleドキュメントを活用し、生徒が互いの意見やアイデアを共有しながら、意見文を共同で作成・推敲する活動を実践しています 21。これにより、多様な視点に触れ、思考を深める機会を提供しています。
数学科:
AI教材「Qubena」の活用: 生徒一人ひとりの習熟度に応じて問題が最適化されるAIドリル「Qubena」を導入し、個別最適な学習を支援しています 18。教員は学習ログを確認し、個別のつまずきに対して的確な指導を行っています。
デジタル教科書と作図ツールの活用: 図形領域の学習において、デジタル教科書の図形描画ツールやシミュレーション機能を活用し、生徒が実際に手を動かしながら図形の性質を直感的に理解できるよう支援しています。
理科:
実験データの共同編集と分析: 観察・実験において、生徒が各自の端末で測定したデータをGoogleスプレッドシート等でリアルタイムに共有し、クラス全体のデータとして集約・分析する活動を取り入れています 21。これにより、考察の深化や誤差の検討などを協働で行うことができます。
シミュレーション教材の活用: 目に見えない現象や危険を伴う実験などを、デジタルシミュレーション教材を用いて安全かつ効果的に学習する機会を提供しています。
英語科:
デジタル教科書の音声・動画活用: ネイティブスピーカーの発音や会話場面を収録したデジタル教科書の音声・動画コンテンツを繰り返し視聴することで、リスニング力やスピーキング力の向上を図っています 31。
社会科:
地理情報システムの活用: 地図や統計データを重ね合わせて表示できるサイトを活用し、地域ごとの特色や社会現象の関連性を視覚的に理解する学習活動を行っています。
オンライン資料館・博物館の活用: インターネットを通じて国内外の資料館や博物館のデジタルアーカイブにアクセスし、歴史的資料や文化財に触れる機会を提供しています。
音楽科:
作曲・編曲アプリの活用: 生徒が直感的に操作できる作曲・編曲アプリを使用し、音楽制作の楽しさを体験させるとともに、音楽の構造や表現方法への理解を深めています 10。
演奏動画の共有と相互評価: 生徒の演奏を動画で記録し、限定公開のプラットフォームで共有することで、相互評価やアドバイス交換を促し、技能向上に繋げています。
技術・家庭科:
プログラミング学習: Scratchなどの教材を活用し、プログラミング的思考を育成する授業を展開しています。生徒が自ら課題を設定し、試行錯誤しながらプログラムを作成する活動を重視しています。
3Dモデリングと3Dプリンタの活用: 3D CADソフトを用いたモデリングと3Dプリンタによる出力体験を通じて、ものづくりのプロセスを理解し、創造性を育んでいます 13。
体育科:
運動技能分析アプリの活用: タブレット端末で撮影した動画をスロー再生したり、コマ送りしたりすることで、自身のフォームを確認し、技能改善に役立てています。
運動量可視化: 生徒自身の運動量を客観的に把握させ、健康増進への意識を高める取り組みも試行しています。
これらの事例は、各教科の学習目標を達成するために、ICTが持つ独自の機能(情報の可視化、個別最適化、リアルタイム共有、シミュレーション、多様な表現など)をいかに効果的に活用できるかという視点からデザインされています。本校では、特定のツールありきではなく、あくまで生徒の学びを深めるという目的を達成するための手段としてICTを選択し、その教育効果を最大化するための授業改善に継続的に取り組んでまいります。
本校におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みは、日常の教科指導のみならず、体育祭、文化祭、修学旅行といった学校行事や、生徒会活動、委員会活動、部活動などの特別活動にも及んでいます。これらの活動においてもICTを積極的に活用することで、生徒の主体性や協働性を育み、活動の質を高めるとともに、運営の効率化を図っています。
学校行事におけるICT活用:
計画・準備段階: Google Workspaceなどのクラウドツールを活用し、行事の企画案や役割分担表、予算案などを生徒と教員が共同で作成・編集しています。これにより、情報共有の迅速化とペーパーレス化を推進しています。知多市の学校における学校行事サイトの作成事例 20 や、運動会の練習予定をデジタルで共有する事例 10 を参考に、本校でも行事ごとの特設ページをGoogleサイト等で作成し、日程、持ち物、注意事項などを一元的に発信しています。
実施段階: デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真や動画をリアルタイムで共有フォルダにアップロードし、行事の様子を多角的に記録しています。また、一部行事では、保護者向けにライブ配信を行う試みも検討しています。
記録・共有段階: 行事後に、生徒が撮影・編集した動画やスライドショーを校内限定のプラットフォームで公開し、成果を共有するとともに、次年度への引継ぎ資料としても活用しています。
生徒会活動・委員会活動におけるICT活用:
各種会議や連絡事項の伝達にチャットツールやオンライン会議システムを活用し、効率的な運営を目指しています。
アンケートフォームを用いて全校生徒の意見を収集・集計し、活動計画に反映させています。
活動報告や成果物をデジタルで作成し、学校ホームページや校内掲示板(デジタルサイネージ等)で発信しています。
部活動におけるICT活用:
練習計画や試合結果、連絡事項などをクラウド上で共有し、部員間の情報伝達を円滑にしています。
競技によっては、プレイ動画を撮影・分析し、技術向上に役立てています。
オンラインツールを活用して他校との練習試合の調整や、遠隔での合同練習を行うこともあります。
オンラインを活用した交流・連携活動:
国内外の姉妹校や連携校とオンラインで結び、生徒同士が文化交流や共同研究を行う機会を設けています 1。
地域の専門家や企業人をオンライン講師として招き、キャリア教育や探究学習の深化を図っています。
不登校児童生徒等への支援におけるICT活用:
オンライン学習プラットフォームやコミュニケーションツールを活用し、学校に登校できない生徒に対しても学習機会を提供し、学校との繋がりを維持できるよう支援しています 1。個別の学習計画に基づいた教材配信や、オンラインでの個別指導、カウンセリングなどを実施しています。
これらの学校行事や特別活動におけるDX推進は、生徒がICTスキルを実践的な場面で活用し、問題解決能力やコミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力といった実社会で求められる力を総合的に育成することを目的としています。生徒が主体的にICTを活用して活動を企画・運営し、その成果を発信することで、達成感や自己肯定感を高め、よりダイナミックで魅力的な学校文化を創造することに繋がると考えています。
リーディングDXスクール事業の成功は、教職員一人ひとりのICT活用指導力と、それを支える継続的な研修体制にかかっています。本校では、全教員が自信を持ってICTを効果的に活用し、日々の授業改善や校務効率化を推進できるよう、体系的かつ継続的な研修計画を実施しています 9。
研修内容の体系化:
基礎スキル研修: 全教員を対象に、1人1台端末の基本操作、Google Workspace(ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Classroom、Meet等)といった汎用的なソフトウェアの活用方法に関する研修を定期的に実施します。
授業実践研修: デジタル教科書・教材の効果的な活用方法、AI教材(Qubena等)の指導への組み込み方、情報モラル指導のポイント、著作権に配慮した教材作成方法など、具体的な授業場面を想定した実践的な研修を行います。
校務DX研修: 校務支援システムの活用方法、ペーパーレス会議の進め方、クラウドストレージを利用した効率的なデータ管理方法など、校務の効率化に直結する研修を実施します。
先端技術研修: 生成AIの教育利用に関するリテラシー研修、プログラミング教育指導法研修、データ分析・活用研修など、新しい技術や教育トレンドに対応するための研修も適宜取り入れます。
研修形態の多様化と工夫:
従来の集合研修に加え、OJT(On-the-Job Training)による実践的な指導、教員が自身の都合の良い時間に学べるオンライン研修やオンデマンド研修コンテンツの提供を充実させます。
沖縄県の指定校で実践されている「15分のミニ研修会」10 のように、短時間で特定のスキルや知識を習得できる研修機会を設けることで、多忙な教員でも参加しやすい環境を作ります。
仙台第三高等学校の「ちょこ研」9 のように、教員が自主的に学び合う勉強会やワークショップの開催を奨励し、ボトムアップでのスキルアップを支援します。
先進校への視察研修 9 や、他校の教員との合同研修会 21、オンラインでの実践共有会 3 などを企画し、外部の知見や刺激を取り入れる機会を設けます。
「実践共有」文化の醸成:
「できる人からやり実践を共有していく」10 という文化を学校全体で育んでいきます。ICT活用が得意な教員や、特定のツール・指導法に長けた教員が、校内研修の講師を務めたり、日常的に同僚の相談に乗ったりするメンターとしての役割を担うことを奨励します。
研修で作成した教材や指導案、授業実践の成果や課題などを、校内の共有プラットフォーム(例:Googleサイト上に構築した研修情報共有ページ 21)で積極的に共有し、互いに学び合える環境を整備します。
これらの研修とスキルアップの取り組みは、単に技術的な操作方法を教えるだけでなく、教員自身がICT活用の意義を理解し、「これなら授業でもできそうだ」という前向きな気持ちを持って主体的に授業改善に取り組めるようになること 10 を目指しています。教員がDXの推進主体として積極的に関与し、その専門性を高めていくことが、学校全体の教育力向上に不可欠であるという認識のもと、本校は教職員の学びを継続的に支援してまいります。
リーディングDXスクールとしての重要な責務の一つは、本校の研究実践から得られた知見や成果を広く発信し、他の学校や教育関係者と共有することです 1。本校では、特設ウェブサイトを中心とした情報発信に加え、授業公開や研究発表会、さらには地域・保護者・関係機関との積極的な連携を通じて、教育DXの輪を広げてまいります。
本校のリーディングDXスクール事業特設サイトは、本校の取り組みを総合的に発信する中心的なプラットフォームです。サイトの構成にあたっては、たつの市立龍野東中学校の特設サイト 18 や旭川市のリーディングDXスクールHP 21 のように、訪問者にとって情報が探しやすく、内容が理解しやすいデザインと構造を心がけます。文部科学省のリーディングDXスクール公式サイト 6 が実践内容の動画や写真の共有を重視している点も参考に、視覚的にも魅力的なコンテンツ提供を目指します。
主な掲載コンテンツは以下の通りです。
本レポート: 本校のリーディングDXスクール事業の全体像、研究テーマ、具体的な取り組み、成果と課題などをまとめた本レポートを掲載します。
研究紀要・実践事例集:
各教科や特別活動における具体的なICT活用事例を、指導案、教材、ワークシート、生徒の作品例などと共に紹介します 11。
授業の様子や生徒の活動風景を収めた動画や写真を豊富に掲載し、実践の具体的なイメージを伝えます 6。
生徒の成果物: 生徒がICTを活用して作成したデジタル作品(プレゼンテーション資料、動画、プログラミング作品、研究レポートなど)を、許諾を得た上で公開し、生徒の学びの成果を具体的に示します。
授業公開・研究発表会情報:
開催案内(日時、内容、対象者、申込方法など)を事前に掲載します。
開催後には、当日の様子をまとめた報告記事や、配布資料、発表スライドなどを掲載します。
教職員向け研修資料: 校内研修で使用した資料や、ICT活用に役立つ情報、操作マニュアルなどを共有し、他校の教員のスキルアップにも貢献します。
関連リンク集: 文部科学省リーディングDXスクール公式サイト、連携する教育委員会や学校、研究機関のウェブサイトへのリンクを掲載し、関連情報へのアクセスを容易にします。
お知らせ・活動ブログ: 最新の取り組みやイベント情報、日々の教育実践の中で得られた気づきなどを、ブログ形式で定期的に発信します。
この特設サイトは、単なる情報公開の場に留まらず、本校の教育DXへの情熱と具体的な取り組みを発信することで、保護者や地域住民の皆様にご理解とご協力を賜り、また、全国の教育関係者にとっては実践的な知見を得られるリソースとなることを目指します。そのため、コンテンツの定期的な更新と、多様な視点からの情報提供を重視して運営してまいります。
本校では、リーディングDXスクール事業における研究実践の成果を広く共有し、多くの教育関係者や地域の方々にご覧いただくため、年間を通じて計画的に授業公開および研究発表会を実施いたします 2。これらの機会を通じて、本校の取り組みに対するご意見やご助言をいただき、さらなる改善と発展に繋げてまいりたいと考えております。
開催計画:
定期授業公開: 年に2~3回程度、全教科または特定のテーマに焦点を当てた授業公開週間(または公開日)を設けます。
研究発表会: 年度末を中心に、1年間の研究成果を総括する研究発表会を開催します。分科会形式での実践報告や、外部講師を招聘しての講演会なども企画します 2。
対象者:
近隣の小中学校、高等学校の教職員
本校の生徒の保護者および地域住民の皆様
教育委員会関係者、大学等の研究者
その他、本校の教育DXに関心をお持ちの方々
情報提供と参加方法:
開催日時、公開授業の内容、研究発表のテーマ、参加申し込み方法、アクセス、問い合わせ先などの詳細情報は、本校特設サイトおよび学校ホームページ、配布物等を通じて事前にご案内いたします。
参加申し込みは、原則としてオンラインフォーム等で受け付け、スムーズな運営を心がけます。
オンラインでの参加機会の提供:
より多くの方にご覧いただけるよう、一部の授業や研究発表会については、リアルタイムでのオンライン配信や、後日オンデマンドで視聴できる録画配信の導入を検討します 3。これにより、遠方の方や当日ご都合のつかない方にも、本校の実践に触れていただく機会を提供します。
過去の開催実績の公開:
特設サイト等で、過去に実施した授業公開や研究発表会の様子を、写真やダイジェスト動画、参加者からのご感想(アンケート結果など)と共に紹介し、本校の取り組みへの関心を高めます。
これらの授業公開や研究発表会は、本校の教職員にとっては日頃の実践を振り返り、外部からのフィードバックを得る貴重な機会であると同時に、参加される皆様にとっては、ICTを活用した新しい学びの姿を具体的にご覧いただき、自校での実践のヒントを得る場となることを目指しています。積極的なご参加と、建設的なご意見を心よりお待ちしております。
本校のリーディングDXスクール事業の推進と、その成果をより豊かなものにするためには、学校内だけの取り組みに留まらず、地域社会、保護者の皆様、そして様々な関係機関との積極的な連携・協働が不可欠であると考えております。令和7年度は、これらの連携を一層強化し、学校を中心とした「学びのコミュニティ」の構築を目指します。
保護者との連携:
ICT活用説明会・体験会の実施: 定期的に保護者向けのICT活用説明会や、実際に端末や学習ソフトに触れていただく体験会を開催し、本校の取り組みへのご理解を深めていただきます。
家庭学習への協力依頼と情報共有: 端末の持ち帰りによる家庭学習の意義や、ご家庭での効果的なICT活用方法、情報モラルに関する注意点などを具体的にお伝えし、ご協力をお願いします 14。学習管理システム等を通じて、お子様の学習状況の一部を共有し、学校と家庭が連携して学習を支援できる体制づくりを進めます。
保護者向けICT相談窓口の設置: ICT活用に関する保護者の疑問や不安に対応するための相談窓口を設け、きめ細やかなサポートを提供します。
地域社会との連携:
地域人材の活用: 地域にお住いの専門家(エンジニア、デザイナー、研究者など)や企業人、NPO関係者などをゲストティーチャーとしてオンラインまたは対面で授業やワークショップにお招きし、生徒が実社会との繋がりの中で学ぶ機会を創出します 1。
地域課題解決学習の推進: 地域の課題(環境問題、地域活性化、防災など)をテーマとした探究学習やプロジェクト学習を推進し、生徒がICTを活用して調査・分析・提案を行う活動を通じて、地域社会への関心を高め、貢献意識を育みます。
学校施設の地域開放: ICT設備を備えた教室やコンピュータ室などを、地域の学習活動やイベント等に開放することを検討し、学校が地域コミュニティの核となることを目指します。
関係機関との連携:
近隣学校との連携: 近隣の小学校、高等学校、特別支援学校などと連携し、ICTを活用した合同授業、教員間の合同研修、教材の共同開発などを推進します 1。特に、小中連携においては、情報活用能力の系統的な育成や、スムーズな接続のためのカリキュラム連携を強化します。
大学・研究機関との連携: 大学や研究機関と連携し、教育DXに関する最新の研究動向を学ぶとともに、本校の実践研究に対する専門的な助言や共同研究の機会を得ることを目指します 13。
教育委員会との緊密な連携: 所属する教育委員会との連携を密にし、事業の進捗状況を定期的に報告するとともに、必要な支援や指導を仰ぎます。また、域内の連携協力校 1 としての役割を自覚し、教育委員会が推進するDX施策に積極的に協力し、地域の教育力向上に貢献します。市のDX推進計画 33 との連携も視野に入れ、地域全体のDX推進に寄与することを目指します。
これらの連携・協働活動を通じて、学校が持つリソースと地域社会や関係機関が持つ多様な知見や資源を結びつけ、生徒にとってより豊かで実践的な学びの機会を提供するとともに、本校のリーディングDXスクール事業を持続可能で発展的なものにしてまいります。
本校がリーディングDXスクール事業の指定を継続して受けていることは、これまでの取り組みが一定の評価を得た証であると同時に、さらなる教育実践の改善と発展への期待が寄せられていることの表れであると認識しております。この事業は、一度達成すれば終わりというゴールではなく、常に変化する社会のニーズや技術の進展に対応し、教育実践を絶えずアップデートし続けるプロセスそのものです 9。
今後、本校がDXを推進していく上で、いくつかの課題に直面することも予想されます。例えば、次々と登場する新たなテクノロジー(より高度なAI、メタバースなど)への対応、教員の多忙化の解消と専門性向上の両立、ICT活用における生徒間の格差や家庭環境による差の拡大防止 28、そして国際的な教育DXの潮流から学びつつも日本の教育文化に根差した実践をどう構築していくか 34 などが挙げられます。
これらの課題に対し、本校は真正面から向き合い、解決策を模索し続けてまいります。そのためには、PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを効果的に回し、本校の実践から得られる様々なデータ(生徒の学習ログ、アンケート結果、教員の自己評価など)を客観的に分析・評価し、その結果を具体的な改善策に繋げていく研究体制の確立が不可欠です。
リーディングDXスクールとしての役割は、単に自校の教育を高度化するだけでなく、その過程で得られた知見や教訓を、成功例も失敗例も含めて広く共有し、全国の学校のDX推進に貢献することにあります。そのため、本校は、常に学び続ける姿勢を持ち、国内外の先進事例 34 にも目を向けながら、自校の実践を相対化し、より普遍性のあるモデルへと昇華させていく努力を継続します。特に、GIGAスクール構想の次の段階を見据え、整備された1人1台端末環境をいかに持続的かつ効果的に活用し、全ての生徒の可能性を最大限に引き出す教育を実現するか 1 という問いに対して、本校ならではの答えを実践を通じて示していく所存です。
本校のリーディングDXスクール事業の推進と、それを通じた「未来の学び」の創造は、学校だけの力で成し遂げられるものではありません。生徒の皆さん、保護者の皆様、そして地域の皆様一人ひとりのご理解とご協力、そして積極的なご参加があってこそ、その真価を発揮するものと確信しております。
生徒の皆さんへ:
1人1台端末は、皆さんの可能性を無限に広げるための新しい「翼」です。この翼を最大限に活かし、主体的に学びに向かう姿勢を持ち続けてください。授業内外で積極的にICTを活用し、新しい知識やスキルを習得するだけでなく、情報を正しく判断し、倫理的に活用する力(情報モラル)を身につけてください。失敗を恐れず、様々なことにチャレンジし、仲間と協力しながら、未来を切り拓く力を養ってくれることを期待しています。
保護者の皆様へ:
本校のDX推進の取り組みにご理解を賜り、ご家庭におけるお子様の学習活動を温かく見守り、支援していただきますようお願い申し上げます。端末の持ち帰りによる家庭学習においては、学校から提供される情報 14 を参考に、お子様とのコミュニケーションを大切にし、学習習慣の確立や情報機器の適切な利用についてご指導ください。学校行事や授業公開、ICT活用説明会などにも積極的にご参加いただき、学校と家庭が一体となってお子様の成長を支えるパートナーシップを築いていければ幸いです。
地域の皆様へ:
学校は地域社会と共にあります。本校の授業公開や研究発表会 2 に足をお運びいただき、生徒たちの学びの様子をご覧いただくとともに、忌憚のないご意見をお寄せください。また、皆様が持つ専門的な知識や多様なご経験は、生徒たちにとって貴重な学びの資源となります。ゲストティーチャーとしてのご協力や、職場体験、地域課題解決学習へのご支援など、様々な形での連携・協働をお願いできれば幸いです。学校運営協議会などを通じて、地域に開かれた学校づくりにもご参画いただければと存じます。
本校は、リーディングDXスクール事業を通じて、生徒一人ひとりが輝き、未来社会でたくましく生き抜く力を育む教育の実現を目指してまいります。この挑戦は、生徒、保護者、地域、そして教職員が一体となって初めて実を結ぶものです。皆様と共に「未来の学び」を創造していくパートナーとして、引き続きのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
本レポートでは、本校が令和7年度リーディングDXスクール事業指定校として継続的に取り組む研究開発の概要、重点テーマ、具体的な実践内容、そして情報発信と連携の方策について詳述いたしました。
GIGAスクール構想によって整備された1人1台端末とクラウド環境は、教育に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。本校は、この環境を最大限に活用し、以下の点を核とした教育DXを推進してまいります。
情報活用能力の高度化: AI・データリテラシーを含む、変化の激しい社会で必須となる情報活用能力を、全教科横断的に育成します 1。
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の深化: AI教材や学習ログ分析を活用し、生徒一人ひとりのニーズに応じた学習支援を強化するとともに、多様な協働学習ツールを用いて対話的で深い学びを実現します 1。
ICTの日常的活用と家庭学習連携: GIGA端末を「文房具」として日常的に活用する文化を醸成し、家庭学習とのシームレスな連携を図ります 14。
校務DXと働き方改革: 校務の効率化を徹底し、教員が教育活動の質の向上に専念できる環境を整備します 1。
先端技術の適切な導入: 生成AI等の先端技術について、倫理的側面も踏まえつつ、探究学習を中心に教育的効果を検証し、適切に導入します 1。
学校改善: 上記を成功に導くためには抜本的な学校改善を行う必要があります。
これらの取り組みは、単に技術を導入すること自体が目的ではなく、あくまで生徒の資質・能力を育成し、教員の専門性を高め、そして学校全体の教育力を向上させるための手段です。過去の実践から得られた成果と課題を真摯に受け止め、PDCAサイクルを回しながら、継続的な改善と発展を目指します。
本校のリーディングDXスクールとしての活動は、地域や保護者の皆様、そして全国の教育関係者との連携・協働なくしては成り立ちません。本特設サイトを通じた積極的な情報発信、授業公開や研究発表会の実施、そして多様なステークホルダーとの対話を通じて、本校の実践知を共有し、共に「令和の日本型学校教育」の構築に貢献してまいりたいと考えております。
今後とも、本校のリーディングDXスクール事業へのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
引用文献
リーディングDXスクール事業(令和7年度)/西脇市、 https://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/kyouikuiinkai/kyoikusouzoubu/gakoukyouikuka/gakuryoku/29386.html
【第2回】リーディングDXスクール事業指定校の実践事例から学ぼう(令和6年7月22日実施)、 https://www.youtube.com/watch?v=rG2JA6WwIX8
複式学級同士の遠隔合同授業(リーディングDXスクール実践事例) - YouTube、 https://www.youtube.com/watch?v=0vi7U_3AUfY
デジタル学習基盤に係る現状と課題の整理 (案) - 文部科学省、 https://www.mext.go.jp/content/20240930-mxt_jogai01-000037424_02.pdf
文科省リーディングDXスクール特別サイトを公開 - 教育家庭新聞社、 https://www.kknews.co.jp/post_ict/20230703_1c
「創造的な学習空間の創出に関する調査研究」 報告書 - 国立教育政策研究所、 https://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/pdf_seika/r05/r0506-01_kenkyuhonbun.pdf
GIGAスクール構想×個別最適な学び(上智大学 教授 奈須正裕 氏) - 文部科学省、 https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/51.html
指定校の実践事例から学ぼう! リーディングDXスクール事業 公開 ...、 https://leadingdxschool.mext.go.jp/feature/9804/
【第1回】リーディングDXスクール事業指定校の実践事例から学ぼう(令和6年6月20日実施)、 https://www.youtube.com/watch?v=eGvAY-gW1aQ
たつの市立龍野東中学校|取組紹介|リーディングDXスクール、 https://leadingdxschool.mext.go.jp/report/?pid=4100
GIGA×情報活用能力の育成 リーディングDXスクール事業 公開学習会 リポート Vol.11|特集一覧、 https://leadingdxschool.mext.go.jp/feature/10921/
DXハイスクールの内容と申請要件とは?未来のデジタル人材を育成! - コエテコ、 https://coeteco.jp/articles/13958
教育DXの具体的な事例は?取り組み内容や導入時の課題も解説 | Think with Magazine、 https://www.kddimatomete.com/magazine/250331000010/
指定校実践事例・動画|リーディングDXスクール - 文部科学省、 https://leadingdxschool.mext.go.jp/achieve/video/
指定校実践事例・動画|リーディングDXスクール - 文部科学省、 https://leadingdxschool.mext.go.jp/achieve/video/?s1=224&s2=&s3=&s4=&s5=
令和6年度 リーディングDXスクール事業 公開学習会:文部科学省、 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02834.html
取組と研究 – たつの市立龍野東中学校、 https://higashichu.tatsuno.ed.jp/study
教育業界のAI活用!個別最適化学習と自動採点で授業を革新 – SUN's blog - 株式会社サン、 https://www.kk-sun.co.jp/blog/2025/02/19/%E6%95%99%E8%82%B2%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AEai%E6%B4%BB%E7%94%A8%EF%BC%81%E5%80%8B%E5%88%A5%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%81%A8%E8%87%AA%E5%8B%95%E6%8E%A1%E7%82%B9%E3%81%A7%E6%8E%88/
知多市リーディングDX 取組について、 https://www.mext.go.jp/content/20240730-mxt_jogai01-000037308_1.pdf
北海道旭川市 - 文部科学省、 https://www.mext.go.jp/content/20240730-mxt_jogai01-000037308_2.pdf
AI×教育最前線!教育現場における最新AI活用事例5選とその影響 ~「教育のAI活用は学力低下に繋がるのか?」問題に迫る - note、 https://note.com/brightiers/n/n17a4c046dba9
NEXT GIGAとは?GIGAスクール構想第2フェーズがもたらす教育ICTの未来を解説 | 田中電気、 https://tanaka-giga.com/ict/next-giga/
1人1台端末のAI時代 | GIGAスクール構想とは、 https://schooltakt.com/word/30210/
GIGAスクール構想第2期における取り組みと展望をわかりやすく解説 - DoRACOON、 https://www.doracoon.net/navi/solutions/solutions-5840/
教育DXとは?メリットや成功事例も解説 | 【公式】ミライタッチ、 https://mirai-touch.com/column/education-dx/
生成AIの力で広がる学びの場 〜 公立中学校の挑戦と未来像 〜 / 2025.2.22(土)講座参加レポート、 https://note.com/g_apps/n/n3fcaac470fe2
「GIGAスクール構想」の成果と3つの課題--文科省の担当者が講演、「教育DX推進フォーラム」、 https://japan.zdnet.com/article/35230106/
教育実践研究論文集 - 岩手大学 教育学部、 https://www.edu.iwate-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/09/7cb1e7021a15d96073847942108457f4.pdf
岩手大学大学院 教育学研究科研究年報 - 岩手大学 教育学部、 https://www.edu.iwate-u.ac.jp/master/wp-content/uploads/2024/04/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%80%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E3%80%80%E6%95%99%E8%82%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%A7%91%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%B9%B4%E5%A0%B1%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%98%E5%B7%BB.pdf
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