令和7年度、本校はリーディングDXスクールとして、これまでの成果と経験を基盤とし、さらに進化した教育DXの実現を目指します。私たちの究極的な目標は、たつの市立龍野東中学校が掲げる「生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、未来社会を生き抜く力を育む」11 という理念に深く共鳴し、本校の特色と生徒の実態に即した形で、この目標を具現化することです。
Society 5.0と呼ばれる新たな社会の到来を見据え、生徒たちが変化の激しい未来を主体的に、そして豊かに生き抜くために不可欠な資質・能力を育成することが、私たちの使命です 11。GIGAスクール環境と最先端のDXツール 1 は、そのための強力な手段であり、これらを効果的に活用することで、生徒の批判的思考力、協働性、創造性、そして高度な情報活用能力といった21世紀型スキルを育んでまいります 1。
具体的には、昨年度の取り組みから得られた知見と浮き彫りになった課題を踏まえ、特に以下の点に重点を置いた研究開発を推進します。
生徒の学びの質の向上: 個別最適な学びと協働的な学びをより高度に融合させ、生徒一人ひとりが自らの学習を調整し、主体的に深い学びに到達できるような授業モデルを開発・実践します。
教員の指導力向上と働き方改革: ICTを活用した効果的な指導方法の研究を進めるとともに、校務DXを一層推進することで、教員がより創造的で質の高い教育活動に専念できる環境を整備します。
学校文化の変革: ICTが日常的なツールとして活用されることを通じて、生徒と教員が共に学び合い、挑戦し続ける学習共同体としての学校文化を醸成します。
地域との連携強化: 保護者や地域社会との連携を深め、学校が地域における教育DXの拠点としての役割を果たせるよう努めます。
これらの取り組みを通じて、生徒にとっては「自ら学ぶ楽しさ」を実感できる学校、教員にとっては「専門性を高め、やりがいを感じられる」職場、そして地域社会にとっては「信頼され、共に未来を創造する」学校となることを目指します。私たちの挑戦が、生徒、教員、学校、そして地域社会全体にポジティブな変化をもたらし、教育の新たな可能性を切り拓く一助となることを願っています。