PIRLS
PIRLS
PIRLS(Progress in International Reading Literacy Study 国際読書到達度調査):
PIRLS は、ボストン大学のTIMSS および PIRLS 国際研究センター が主導する IEA の中核研究の 1 つです 。
目的
各国の小学4年生の児童の読解力を国際的に比較・分析し、教育課程や指導法の改善に役立てる。
読解力に関する国際的な基準を設定し、各国の読解力向上を促進する。
児童の読書習慣や読書に対する意識、家庭環境、学校環境などを調査し、読解力に影響を与える要因を分析する。
内容
読解力テスト:
小学校4年生を対象に、物語文と説明文の読解テストを実施。
問題形式は、多肢選択式と記述式。
問題内容は、読解の過程(情報を抽出する、解釈する、評価する、熟考する)を測定。
質問紙調査:
児童、保護者、教員、学校長を対象に、読書習慣、読書に対する意識、家庭環境、学校環境などに関する質問紙調査を実施。
対象
小学校4年生
調査実施年
2001年から5年ごとに実施。最新の調査は2021年。
結果の推移
他国の詳細な結果については、国立教育政策研究所のウェブサイトなどで公開されています。
PIRLSは、PISAやTIMSSとともに、国際的に重要な学力調査の一つです。これらの調査結果を比較・分析することで、教育の強みと弱みを把握し、今後の教育改革に役立てることができます。