別荘館内の西側2階にある個室のひとつ。
部屋に入る前、扉に近づいたときに、探索者は<聞き耳>でロールを行う。失敗しても、扉の向こうで2、3人が何かを話しているような、こもった音は聞こえる。
成功した場合、室内から次のような会話が聞こえてくる。
「どうしたの、さっきからため息なんかついて」
「いや……なんでもない。たださっき、ちょっと支配人に怒られちゃって」
「支配人に?へえ……珍しいね。あの人が怒るなんて——何をしたんだい?」
「さっきまでW203号室の清掃をしていて……あそこには、支配人のおじい様の絵があるでしょう?それがちょっと埃を被っていたから、掃除しようと思って……高くて届かないから外そうとしたら、怒られたの。『絵画は取り扱いが難しいから簡単に触れるな』って」
「ああ、なるほどねえ。そりゃ確かに……」
そこで会話は途絶え、聞こえなくなる。
部屋の中に入ってみても、当然ながら人影などはなく、人がいた形跡もない。
しかし、部屋自体はいたって普通で、探索者が寝泊りに使うこともできそうである。
W202号室で得られる情報は以上。
探索者から他に行動の要望がなければ、このシーンは終了となる。