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医師に健康状態の確認をしてもらうことにした探索者は、知り合いの医師に連絡を取るか、あるいは病院に行くなどの手段で医療上の診断をしてもらうことが可能だろう。
ここでは、探索者が<幸運>をロールし、ゲームマスターが<医学>80%でロールを行う。ダイスロールの結果に応じて、出る情報の量が変化する。
両方が失敗した場合、探索者の検査結果に至って問題はなく、記憶の混濁や気絶については単純に心因性のものと診断されることになるだろう。
探索者の<幸運>だけが成功した場合、検査結果に身体上の問題は見られないが、起きてからしばらく続いていた、どこか茫然とした感覚が殆どなくなっていることに気づく。記憶は相変わらず戻っていないが、少なくとも倦怠感が治らない病気に罹っているとか、あるいは脳に異常があるというような状態ではないことがわかる。
ゲームマスターの<医学>だけが成功した場合、検査の結果、身体の異常——たとえば、頭に打撲痕があるとか、何かを注射された痕跡がある、といったような異常——は見られないことがわかる。このことから、探索者が気絶した原因は、外部からの直接的な干渉の類ではなく、あくまで心因性のものであることがわかる。
気絶の要因となり得るような心理的負荷としては、相当ショックな光景を見たとか、あるいは過度な精神的ストレスを受ける環境下に長時間置かれていた、というような状況が考えられる。
両方が成功した場合、<医学>の成功情報に加え、一瞬突き刺すような頭痛に襲われた後、一つだけ朧げな記憶が浮かび上がる。——自分は、何かを見た気がする——それがいったい何であったか、その輪郭はまったく完膚なきまでに不鮮明で思い出せそうもないが、自分は何かを見たあとに気を失った……ような気がする。
医療検査で得られる情報は以上。
探索者から他に行動の要望がなければ、次のシーンはA-02に移行。