別荘館内の東側1階にある個室のひとつ。
探索者は部屋に入ろうと、ロバートに渡された鍵束のなかからE105号室の鍵を見つけ、その先端を扉の鍵穴に合わせる。しかし、そのまま差し込もうと力を込めたところで、鍵が入らないことに気づく。改めて確かめても、鍵の番号と部屋番号は間違いなく一致しており、他の部屋で既に試している場合はすぐに扉が開くはずであることがわかる。
扉に対して<アイデア>や<目星>をロールするのであれば、他の部屋の扉と比べて色がやや褪せている、もしくは扉の表面に彫られたレリーフの大きさが異なっているなど、些細な違いがあることに気づくだろう。
※ なお、これは一定時間が経過したころに渡された部屋の鍵で開けられるようになっている。探索者がこの扉の "違い" に気づいていた場合、開くようになった頃には他の扉と同じ様式になっていることに気づく。
開けて室内を見回すと、特に他の部屋と異なっているところは見られない。
もし探索者が<目星>などをロールしてより詳しく調べるなら、ベッドサイドテーブルの上にハードカバーの冊子を発見することができる。表紙には『ホテル・ムネモシュネの殺人』と書かれており、どうやら小説であるらしいことがわかる。
内容を読むかどうかは探索者の判断に任せるが、もし読む場合は<図書館>でロールを行う。失敗した場合、情報はない。なお、時間をかけて全て読む場合は再度ロールを行わなくても情報を得られるが、1D10+4時間が経過することとなる。
<図書館>に成功した探索者は、これがホテルを舞台に起こった殺人事件を解決していくフィクションのミステリー小説である、という概要を把握できる。また巻頭付録には、舞台である架空のホテル・ムネモシュネの簡単な図面が載っており、それがこの別荘内部の案内図と酷似していることがわかる。
ここからさらに<アイデア>などをロールし、成功した場合は、小説のなかで殺人事件が起きた部屋——現場となった一室が、まさに今居るこのE105号室であるということにも気づくだろう。
しかし、部屋自体はいたって普通で、探索者が寝泊りに使うこともできそうである。
E105号室で得られる情報は以上。
探索者から他に行動の要望がなければ、このシーンは終了となる。