本作を遊ぶにあたって、探索者を作成する際に留意してほしいことは3点ある。
まず、改変していない状態であれば、原則1920年代探索者シートを使用して探索者を作成すること。職業も同様に、1920年代に存在する職業に準ずるものとする。ただ、それさえ気をつければ、推奨技能・推奨職業などは特にないため、完全に自由である。強いて言うなら、プレイヤー人数が1人の場合のみ、反社会的な職業は非推奨となる。
次に、この点が重要となるが、探索者は自身の人生にとって決定的な「ある喪失」を抱えている。この「喪失」とは、言葉のとおり何かを失った、という意味である。「失った」の定義は自由であり、少なくとも探索者の認知としてそれが確実に「喪失」であるならば、実際的な実在及び非実在も問わないものとする。
「喪失」した対象は何であっても自由であり、それはプレイヤーが自由に決めて構わない。人、もの、動物、記憶、概念など、対象が存在するものであれば完全に自由である。また、「喪失」した対象の数も自由に決めてよい。ただ、その「喪失」のうち1つは必ず、探索者の人生において非常に重要なポイントとなっている必要がある。
最後に、NPCのロバート・エドマンド・タイナーは、探索者のうち少なくとも1名と何かしらの縁があり、それなりに信頼関係がある間柄だとシナリオを進行しやすい(その程度に関してはGMと要相談)。そのため、プレイヤーのなかから少なくとも1名はロバートと親交があることにしてほしい。もしくは、ロバートとの親交を持たない場合は、探索者間で親交があることにしてほしい。
つまり、ロバートとも他探索者とも完全に無関係である、という探索者は進行の都合上避けてほしいということである。どちらかと関係があれば、どちらかは無関係でも構わない。
- 1920年代シート使用、職業も1920年代に存在する職業のみ
- 推奨技能・職業なし (プレイヤー1人の場合のみ反社会的職業非推奨)
- 探索者は自身の人生にとって決定的な「ある喪失」を抱えている
- 探索者の内1人はNPCのロバートと親交を持つ、他探索者はロバートもしくは探索者間での関係性を持つ
Robert Edmund Tiner
ロバート・エドマンド・タイナーは、ホテル事業で財を成したタイナー家の次子である。
基本的には気のいい好青年だが、父譲りの経営者気質な冷淡さも持っている。とはいえ損得勘定のみで割り切ることはできない、なんだかんだと世話焼きな気質の人情家でもあるため、友人も非常に多い。紳士だが、結構自由人である。
また、それなりの歴史好きで、特に祖国アメリカやマサチューセッツ州に関する古物や歴史書の収集を趣味としている。
シナリオ開始時点での年齢は25歳だが、すでにいくつかのホテルの経営を父から任されている。
現在32歳の長子が将来的に父の仕事を継ぐ予定であるため、ロバートは比較的自由の身であるが、姉を支えたいと本人が希望しており、今後も家族で支えあって経営をしていくつもり。22歳の婚約者がいるが、家同士の利害関係による結婚なので、本人にそこまで恋情はない。