別荘館内の西側2階にある個室のひとつ。
この部屋を調べる探索者は、<聞き耳>などでロールを行う。失敗の場合、情報はない。
成功した場合、探索者は室内に入ったとき、何か他の空間とは異なるにおいがあたりに漂っていることに気づく。そのにおいは錆びた鉄のような、あるいは仄かに甘い果物の皮を剥いたときのような、何とも言い難いにおいである。出所を辿るなら、探索者の視線は自然に部屋の隅のバスルームのほうへと移ることだろう。
探索者がバスルームのなかを覗くなら、そこには2杯のバケツと、それに入れられた大量の塊がある。その塊は、分断された長細い物体——そう認識した瞬間、すぐにそれらが「切断された人間の四肢」であることがわかる。しかし、断面からどす黒い血が流れているとか、浴槽が鮮血まみれになっているとか、そうした状況ではなく、血抜きでもされたかのように血が洗い落としてある。それがより一層明確な人為性を示しているようで、いかにもグロテスクな光景である。
ここで探索者は、<正気度>ロールを行う。成功で1、失敗で1D4+1の正気度を喪失する。
この分断された四肢についてさらに詳しい情報を得たい場合は、<アイデア>や<医学>などでロールを行う。
<アイデア>に失敗した場合は情報が出ないが、成功した場合はそこにある四肢が人間1人のものではなく、何人かの四肢を集めたものであることがわかる。
<医学>の場合は、失敗した場合でも<アイデア>の成功情報が出る。成功した場合は、さらにその四肢が明らかに医療用ののこぎりで切断されており、どれもが壊死、もしくは将来的にそうなり得る負傷があることに気づく。それぞれの負傷を詳しく見ると、指がはじけ飛んだようになくなっているとか、あるいは深い銃創が作られているとか、そういった状態である。つまり、医療的には正しい処置がなされた後だということがわかる。探索者が医者である場合、そのような状況になり得る場所として、「戦時の医療施設(野戦病院など)」以外には思い浮かばないだろう。
※ なお、これらは一定時間が経過したころになくなっている。他の場所を探索し、探索者が部屋に戻ってきたときはその描写を入れるといいだろう。
しかし、部屋自体はいたって普通で、探索者が寝泊りに使うこともできそうである。
W201号室で得られる情報は以上。
探索者から他に行動の要望がなければ、このシーンは終了となる。