第19回 草刈麻紀(クラリネット)

「Impossible is Nothing!」 クラリネット & コントラバス

2013年3月29日(金) 19:00開演

プログラム

Alec Templeton:ポケットサイズ ソナタ No.2

Jiri Pauer:クラリネットソロのための日々の独白

谷川賢作:「むかしのこども いまのこども」(仮題)

Morton Gould:「BENNY'S GIG FOR CLARINET AND DOUBLE BASS」 他


クラリネット:草刈麻紀

コントラバス:田邊朋美(ゲスト)

「Impossible is Nothing!」

2回目のロゴバ出演に際して、こんな題名が思い浮かびました。

クラリネットとコントラバス?

聞いたことのない編成だけど?

クラシカルな2人がJAZZYに変身?

など、impossibleな要素がてんこ盛り。

しかし、大きな水槽のような店内にデザイン性の高い椅子達が散らばる異空間

「ROGOBA」には、どんなimpossibleもpossibleに変えてしまう魔法が秘められている事でしょう。

私の中で「ROGOBA」での演奏は、何より「絵になる」ことが大切です。

クラリネットとコントラバスという一風変わった組み合わせですが、「ROGOBA」の椅子を背景に、

良い絵に仕上がるイメージが湧いてきました。

最後の一筆は、お客様と一緒に描いて行ければ幸いです。


草刈麻紀

The 19th Maki KUSAKARI <Clarinet>

"Impossible is Nothing!" Clarinet & Double bass

Friday, March 29, 2013 7:00pm-

Program

1. Alec Templeton: Pocket size sonata No.2

2. Jiri Pauer: Monologues for an Ordinary Day

3. Kensaku Tanikawa: The premiere of a new work

4. Morton Gould: Benny's gig for clarinet and double bass

Clarinet: Maki Kusakari

Double bass: Tomomi Tamabe

草刈麻紀(くさかり・まき クラリネット)

4歳よりピアノを、13歳よりクラリネットを始める。桐朋女子高等学校卒。東京芸術大学器楽科(クラリネット専攻)卒業後、同大学院に進む。ウィ-ン国立音楽大学に留学し、ホルスト・ハイエックにクラリネットを、カール・エ-ルベルガ-に室内楽を師事。その後、スイス、ルツェルンに移住、トーマス・フリ-ドリに師事。ルツェルン市立歌劇場管弦楽団の契約楽員となる一方、ルツェルン・マルタ-ス音楽学校の講師に就任。86年、ジュネ-ヴ国際音楽コンク-ルクラリネット部門でディプロマ賞(セミファイナリスト)を受賞。87年に帰国。東京文化会館小ホール、津田ホールにおける2回のリサイタルのほか、オ-ケストラや室内楽の分野で活躍中。

オ-ボエの小林裕、ファゴットの大澤昌生と共にスイスで結成したアンサンブル・コンソナンツでは定期演奏会を行う他、FMリサイタル、各地の音楽祭への出演など、室内楽活動も活発に行った。近年はプロデュースも手がけ、草刈麻紀プロデュースによる室内楽シリーズを企画、世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)で、2001年4月に第1回公演「THE ATRICAL MUSIC NIGHT in さんちゃ」、 2003年2月に第2回公演「詩的に音楽会 in さんちゃ」を開催した。

その後も、詩的に音楽会の縁から、谷川俊太郎・谷川賢作のCD「家族の肖像」作成に参加、木管四重奏団"であるとあるで"を結成。東京・富山・仙台等で谷川親子との共演を重ねている。2006年より管弦アンサンブルにパティシエ中村史の協力を得て、La Collega Divertente(ラ・コレッガ・ディヴェルテンテ)を主宰。演奏終了後に聴衆と演奏者が手作りお菓子を囲んで交流するユニークな 企画で、毎年定期演奏会を開いている。

2011年には、「ラ・コレッガ・ディヴェルテンテの東日本大震災復興支援チャリティー名曲演奏会」を開き、被災した子供たちの支援活動を行った。同じく2011年、歌(ソプラノ)とクラリネットとピアノのアンサンブル"Sotto Voce"を結成。クリスマス・チャリティーコンサートでは引き続き、被災地の子供たちの支援を行った。クラリネットを千葉国夫、千葉直師の両氏に、ピアノを坪田昭三氏に、室内楽を海鋒正毅、A.ピュイグ=ロジェ、村井祐児各氏に師事。


Maki KUSAKARI (A Clarinet player, The producer of this concert)

After graduating from the Tokyo National University of Fine Arts and Music, Maki KUSAKARI went on to Vienna National University of Music to study under Prof.

Holst Hayek the member of Vienna Philharmonic.She was the semi-finalist of Geneva International Music Competition and a contract player of Luzerner Sinfonieorchester in Switzerland.

After backing Japan she play as a chamber music player and produce sevelal unique concerts.

田邊朋美(たなべ・ともみ コントラバス)

兵庫県明石市出身。東京芸術大学及び同大学院修了。在学中安田生命クオリティ・オブ・ライフより奨学金を受ける。芸大バッハ・カンタータクラブにおいて小林道夫氏の指導のもと多くのバロック音楽の研究・演奏に取り組み、オリジナル楽器による演奏活動も開始。コントラバスを南出信一、永島義男、Z.A.ティバイの各氏に、古楽演奏法を櫻井茂氏に師事。

98年大学院在籍中に新星日本交響楽団に入団。オーケストラを中心に、室内楽、ソロ、古楽器と様々な分野での活動を展開。特に室内楽には力を入れており、室内楽グループ、ムジカ・ヴィッツでは、演奏機会の少ない近現代の作品や、古典派やロマン派の一般的に知られていない作品なども積極的に取り上げ、毎年東京と名古屋での定期公演を柱に意欲的な活動を行っている。他にラ・コレッガ・ディヴェルテンテのメンバー、コントラバス四重奏団バッシ・フェルメンターティ主宰。現在東京フィルハーモニー交響楽団コントラバス奏者。