自然を詠めば自然詠
社会を詠めば社会詠
短歌について詠めば短歌詠
短歌詠コレクションⅣ
〝特定の歌人詠〟
掲出歌は順不同。見つけた順に各分類項目に割り振りました。
掲出歌は順不同。見つけた順に各分類項目に割り振りました。
「短歌詠」はざっくり次のように分類できます。
歌人名が入っていない〝歌人詠〟
「歌人」は「うたびと」とも読み、少し「詩的存在」というイメージが強まります。
〝歌論詠〟〝持論詠〟もここに含めます。
短歌作品を対象として、その姿、雰囲気の描写、鑑賞や評。
(実在する短歌作品に対するものはほとんどなく、ほぼ架空の作品が対象。)
私の近現代短歌データベースで有名歌人をいろいろ検索してみましたが、斎藤茂吉は60首程度出てきてダントツ1位。
2位3位は正岡子規・北原白秋で20首前後、4位5位は石川啄木と寺山修司で15首ほどでした。
以下、少しずつピックアップします。
歌人名のある歌にはしばしば、雑誌の追悼号の歌みたいな儀礼的な感じの歌が多いのですが、そういう儀礼的な歌はここでは省きました。(ただし、私のデータベースは一首単位の管理であり、実のところ、もとが追悼特集の歌だったのかどうかはわかりません。)
私のデータベースに斎藤茂吉を詠む歌は60首余ありました。
(作成日現在の短歌総数約12万3千首)この数、私のデータベース中では、詠まれる歌人としてダントツです。
youtubeで茂吉が自作を朗読する肉声をを聞いてみました。たしかにぷつぷつしています。
正岡子規を詠む歌は20首程度ありました。
北原白秋も同じぐらいありましたが、正岡子規のほうは「竹の里人」「根岸の人」などと婉曲に呼ぶ歌もあるようなので、子規を2位にしました。
以下、正岡子規という名は入っていませんが。
歌の中でなく詞書に「子規忌」などとある歌もよくありますが、今回は拾っていません。
北原白秋を詠む歌は20首程度ありました。
※寺山修司監督の映画に『さらば箱舟』 がある。
※「啄木祭のビラ貼りに来し女子大生の古きベレーに黒髪あまる」「チェホフ祭のビラのはられて林檎の木かすかに揺るる汽車過ぐるたび」寺山修司
かなり多いです。目についた範囲でピックアップ。
え?どうして? 「春来れば雁かへるなり白雲の道ゆきぶりにことやつてまし」の「かへる」?
なぜか貫之さんは人気がない……。
・歌人名で検索すると、とてもご紹介しきれない数の歌が出てきてしまいます。
ちゃんと選んだら何ヶ月もかかる大仕事になりそうなので、ざっと拾います。
※山崎方代は自ら「方代」という名を詠み込んだ歌がたくさんありますが省略します。
★歌人名は入っていませんが、以下たまたま見つけました。