Google翻訳、エキサイト翻訳、Weblio 翻訳、スマホアプリ「会話翻訳者」
その結果、ネットの機械翻訳結果には予想通りけっこう飛躍が感じられた。
しかしこの程度ならば、日本人の歌人が集まった歌会でまじめに披露されるとっぴな解釈とどっこいどっこい、飛距離はいい勝負だ、と密かに思った。
(と、ここに書いたら、もう密かではなくなるけど、字を小さくしてみました。)
■入力したテキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★ 「願いましては」というそろばんの読み上げ算なんか、機械翻訳が知るわけない。
英文だと、どうしても主語を入れなきゃいけないみたいだが、この場合、誰がが永遠を足し引きしようと願うわけではない。誰もいないのに世界の意志のようなものが、永遠を海の波みたいに寄せたり引いたりしている、という感じを出したい。
英語にもそういうときの表現の仕方があるだろうけど……。
画像はスマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳結果です。
■エキサイト翻訳
訳し戻し
★寝言みたい。
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★ほほう、「不死」ときたか。
■入力したテキスト
■Google翻訳
訳し戻し
手があれば、このように胸をバテンに押しつけて飛びます。飛行機。
★まあまあかなあ。
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト翻訳
訳し戻し
★なんか胸から飛行機が飛び出していそう。それはそれですごいけど。(笑)
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★なるほど、これもおもしろい。
■入力したテキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★「へし曲げる」という言葉を知らないのかな?
それと、「かしてごらん」(と言って受け取り、やってみせる)も、わかってないみたい。
だから、ここには二人の人間がいて、AがBに言っているセリフだ、ということも伝わらないようだ。
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト翻訳
■エキサイト翻訳訳し戻し
★うーむ。
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★うーむ。
■入力したテキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★私が描いたつもりの光景に近い。
でも、「彼」と性別を決めちゃったのは残念。 「その人」みたいなぼかし方はできないのか?
★もう一つ、訳し戻しの「亡くなりました」はダメ。
「亡くなっていました」は、見てきたものを報告する、たとえば遺体発見者が遺体の様子を報告するような口調。英文はそうなっているのだろうか。
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト翻訳
訳し戻し
★大勢の人が夜明け空の沈んだ布団のためで死んだ、って、すごい光景。布団で圧死? 悪くない。(笑)
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★ちょっと混乱してますが、これも磨けば異なるけれどなかなか良い歌ができあがりそう。
■入力したテキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★なぜ命令形でなくなってしまったのか?
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト 翻訳
訳し戻し
★ほえ? どこからスプーンが出てきたの? なんかものすごい絵だ。
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★ナゾナゾっぽい。
■入力テキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★「暮春」はどこに消えたの?
★「友よ」という呼びかけは、同じ意味の言い方の中では、厳かな響きが特徴。
その雰囲気は英文には反映されているかしら。
★「なるべく遠くまで帰る」部分の〝含み〟※は、上記の英文でつたわるかな?
※もはや家とか故郷とか目的地まで帰れないがそれでもできるだけ行こう、というような含み。
★「幸運の言葉を振って」は言葉を振る占いみたいで、それはそれでおもしろい。
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト 翻訳
訳し戻し
■Weblio 翻訳
訳し戻し
天井があってもなくても、放尿のはじめに「しかし」と思いませんか。
■Google翻訳
訳し戻し
★どうして「しかし」が"it"になってしまうのか?
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト 翻訳
訳し戻し
★エキサイト翻訳は訳し戻すと文が壊れる傾向があるようだ。
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★うーん、まあまあ。
■入力テキスト
■Google翻訳
訳し戻し
★「願い」を人から奪うという理不尽さは伝わるのかしら。
そのうえ、「あたかたもなく叶えてやろう」だなんて、このフレーズの特殊なヒネリ
(あとかたもなかったら、願いが叶ったという喜びも感じられない)は、
機械翻訳では無理だろう。
スマホアプリ「会話翻訳者」の翻訳。
■エキサイト 翻訳
訳し戻し
★仏様の与願印みたい
■Weblio 翻訳
訳し戻し
★これもなんだか神様っぽい
2018年10月15日
機械翻訳は並外れた読者です。