赤と青
を詠み込んだ短歌
赤+青の歌はおもしろい
一部作成中
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ここは準備中ですが、他のページを更新するといっしょに公開されてしまう仕様みたいで、見えてしまう場合があるようです。
赤と青は反対の色のようですが、セット感もあります。たとえば血液には動脈の赤と静脈の青。
そういう感じに、赤と青という対極セットを押さえることで「すべて」を示す、というような表現が成立します。
かけ離れ方の度合いの比喩、というのが面白い。
作者が意識したかどうかわかりませんが、青は自然の植物で、そのなかにある赤いものは人間、あるいは人間の存在を暗示する、というふうに対比させる場合があります。
ルビ:夷【なだら】 小径【こみち】 小櫛【をぐし】
(切れ目なき青空を人為が切り分け、戦争に招集されて若者の血が流れる。これも自然と人間、という対比関係の一種。)
(畳は「自然」ではないけれど、「青畳」には植物感があるので。)
赤と青にはいろんな関係がありえますが、「赤と青」であることに言及したり強調したりすることで歌がすごく引き立ちます。
※「江戸青楼図」というものをネットで画像検索してみると、青くないんです。
紅絹は赤いんだろうけど、青楼図の青は言葉のイメージみたいですね。
「いろんな関係」のひとつですが、もっともベーシックな、効果的配色。
緑に赤といえば、自然界でよく目にする緑の葉と赤い花。あるいはお菓子などの目立つ配色。
深い意味なく、目に入ってきれいだと思ったから詠む、というケースも当然あるでしょう。
もっとも、取り立てて赤と青を強調することで、なんとなく意味が感じ取れるようにもなります。なんとなく。
以下準備中 材料置き場です。
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紅い日に煤煙を吐かせ
青い月に血をしたゝらせて
画家が笑った
夢野久作『猟奇歌』(「夢野久作全集3」ちくま文庫1992)
白衣着た少女の指に生まれでる赤いスライム青いスライム
入谷いずみ『海の人形』