投稿日: Dec 08, 2018 5:18:1 AM
「ICTの役割?」
「主体的で深い学びとICTの役割」をテーマにして、市川伸一先生が今週土曜日15日午後青山学院大で講演される。1日に韮山で聴いた「未来の教室」も思いだし、「教えて考える」との繋がり=関係性も含めた構造化にトライしている。
未来の教室は経産省主導、文科省との連携を推進していると言うが、基本はEdTechがベース。「わくわく」を重視している点で学習者への配慮を感じるが、人を理解したその中身は明確でないまま、ICT活用の総論。押しつけ感を拭い去れないのはこのため?
時空間超越、視角情報、疑似体験等のICTの与える属性がワクワク感、意欲喚起、主体性にどのように繋がるか? 実践する先生の学びを集約、体系化する仕組作りから始まるのではないだろか?
「総合的な探究と未来の教室/ICT活用」
FBで「総合的な探究」が話題となっている。高校だけ学習から探究に変更された意味は?リクルートキャリアガイダンスの特集を読み「主体的、対話的で深い学び」との関係、更には経済産業省主導の「未来の教室」の目指すところとの関係を考えてみた。
「課題解決して生き方を考える」から「自己の在り方生き方を考えながら課題を発見、解決する」と変わった。やりたい事を自分の生き方と結び付ける=主体的で深い学びによって、生徒の自主的活動を促がし、変化の速い時代を生き抜く資質・能力を育むことを強く意識した結果である。
未来の教室はこうした探究、能力向上を支えるICT技術インフラ。50㎝革命の担い手=チェンジメイカーを育むは「課題解決の深い学び」に通じる。「好き/わくわく/自信・意欲・志」を起点とし、発見向上支援を目指す! 多様な生徒や学校を考えると普遍的な解はなく、現場の先生の実践の積み上げと認知科学の裏付けを集約するが、技術の押し売りとならないような仕組みが不可欠である。
赤堀先生の主導する「AI時代の教育学会」が、こうした実践と理論に裏付けられた「主体的、対話的で深い学び」支援の道を拓くことを期待している。
「ICTの活用」
今回のフォーラムでも話題に。距離を置いた期間もあったが、時空間を超えることに加えて、視覚の役割に注目中。言葉だけの直列入力に対して、2次元、3次元の並列入力の意義は大きい。「主体的、対話的で深い学び」の文脈の中でどう活用できるだろうか?
今回も画像を取り入れた報告があった。見て気づきを語り合うことは必須、何を気付かせるかの意図を明確にすること、そのフォローをすることは基本である。意図実現のPDCAを廻すことで画像活用のノウハウを蓄積できるだろう。
ロボットの研究紹介があった。気軽に話す効果には気づいていなかった。これまではロボットに専門家が指示しているようだが、多くのデータ蓄積、インタラクティブな人工知能となり、各個人の特性に合わせた対話ができれば、教員は大きな味方を得る事になる。
「学校システムを告訴」
今回のフォーラムで紹介されました。皆さは何を感じますか?
https://www.youtube.com/watch?v=TPYYOJFwfw8
「いけすで鯉を育てるようなものだ」との比喩を思い出しています。