投稿日: Apr 25, 2017 5:12:11 AM
杉森先生
2月14日のインタラクティブテーチングのリアルセッションの際ご挨拶した小粥です。
古河電工に37年勤務、この間JAISTの社会人博士課程で知識科学を専攻して創造性を研究、、東北大特任教授として5年間電気情報系学科の広報活動をお手伝い、高校の先生との繋がりを深めました。大震災後は、原島先生のご指導をいただき「未来世代から見たコミュニケーションの魅力と学習意欲向上」研究会を推進、毎年3月の電子情報通信学会の地方での大会で「学び」や「教育改革」を取り上げてシンポジウムを開催して参りました。
これに加えて12月に東京で「学びのイノベーション」フォーラムを開催してきました。このフォーラムは、授業改善の報告いただく高校の先生と、心理学や学習科学に関連した基調講演いただく大学の先生との交流を、参加者とともに深めることを願い推進して参りました。第1回は前野隆司先生の「幸福学」、第2回は三宅なほみ先生の「生まれながらの学び」、第4回では無藤隆先生の「主体的、対話的で深い学び」をテーマとしてきました。この間、小林昭文、浦崎太郎、松島渉、酒井淳平、前川修一等リーダーとしてご活躍の先生のご報告に加え、昨年は下町壽男先生に「カリキュラム・マネージメント」を意識したワークショップをファシリテートいただきました。
これに続く本年の第5回のフォーラムは「学び続ける」をテーマに、12月前半(または11月後半)の土曜日開催、リアルに加えネットからも参加できるワークショップ開催をキーとなる先生と相談してきました。この中で、基調講演を「インタラクティブ・ティーチング」や「大人の学び(仮)」の延長で中原淳先生にお願いしたのですが、子育て優先で週末の講演は引き受けないとの方針で断念しました。この数日考え続けた結果、「学び続ける」以前に仲間をもっと増やさないと教育改革は成功しないと気づき、「学びを広げる」とのコンセプトでFDがご専門の杉森先生にお願いすべきと、気づきました。
今回は二田貴広(奈良女子大付属高校)先生に内諾をいただいている他、中島博司(茨城県並木中等教育学校校長)、金子暁(広尾学園)、杉山比呂之(専修大付属高校)先生等に報告いただき、杉森先生の基調講演の後、主催する研究・イノベーション学会を代表して科学技術・学術政策研究所の斎藤尚樹総務研究官にもご参加いただき、ボトムアップをトップダウンに繋げる視点も含めたパネル討論を考えています。
ご参考までに、前回の報告を以下にまとめています。
https://sites.google.com/site/lifjssprm/home/events/forum4
本イベントは研究・イノベーション学会のイノベーションフロンティア分科会の研究イノベーション分科会の主催の形を取り、わずかな運営費の支援を得て政策大学院大学で開催していますが、基本的には同志のボランティアで企画・運営を行っています。参加費は1000円として、フェイスブックを中心に高校の先生や広く一般市民にも呼びかけ例年80名前後の参加をいただいています。このため、登壇いただく皆様には遠方からの旅費のみを負担することでご協力いただいて参りました。
以上の趣旨をご理解の上、12月2日または9日(土)午後のシンポジウムでご講演をいただき、その後の懇親会にご参加いただきますようお願い申し上げます。なお午前中のZoomを活用したハイブリッドワークショップでは「アクティブラーニング」や「カリキュラムマネージメント」に繋がる「先生の学び」をテーマとすることを考えています。具体的内容は9月末を目標に確定予定です。