投稿日: Oct 09, 2013 6:7:11 AM
12月15日 「学びのイノベーション」フォーラム
(経緯) 紆余曲折がありましたが、以下の通り3部構成からなるフォーラムの開催を決めました。
生徒の学びの意欲を高める授業や生きる力の指導を実践されている先生をお招きして、高校を中心とした教育現場での学びのイノベーションに向けた実態や課題をご紹介いただき、現在のデジタル時代を生きる子どもの理解の上に、ICTを中心に最新の技術活用されている先生の実践やこれを支援して技術や新しい学校の在り方につい手の提案を伺い、生徒の立場を理解した学び支援の方法のイノベーションの道を一緒に考えます。
教育についてご関心を持つ学会の関係者にとって、高校の先生の実践を伺い支援策を考える良い機会です。学生や一般の市民も含めた交流により、教育の改革を身近なものとして感じていただけることと思います。
これに続いて、来年4月にはキャリア教育を中心に大学における指導法の改善や分析研究、心理学や教育学の視点も合わせて、意欲を高める場の設計、持続的に維持発展させる社会システムなどについて考えることにしました。今後他の研究会や学術大会の場をも活用して、研究技術計画学会の会員の皆様のご意見を把握して、この分科会を皆さんの教育の現状や将来の在り方を考える場として提供する予定です。
“学びのイノベーションは意欲から”
日時:2013年12月15日(日) 13時-17時
場所:政策研究大学院大学 東京都港区六本木7-22-1 5階L講義室(100+α名収容可)
(アクセス:http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/ )
プログラム案
委員長会挨拶と問題提起
コミュニケーションの原点 原島 博(東大名誉教授)
イノベーションフロンティア 小林 直人(早稲田大学研究戦略センター教授)
フォーラム企画と趣旨説明
日本の教育の課題 -システム図による課題整理- 学生WG 内山 裕介(慶応大学3年)
講演(案)
第Ⅰ部 学びの意欲を高める 高校の先生の実践
アクティブラーニングと生徒の意欲 小林 昭文(元埼玉県高校物理教員 現河合塾)
自立と個性 地域からグローバルに!(地域との協働を通した学校、人、地域づくり) 浦崎 太郎(岐阜県立可児高校)
第Ⅱ部 ICTの活用は?
デジタルネイティブの学びの意欲 ICT機器の活用 金子 暁(広尾学園)
iPadxICT 次世代学校の創り方の提案 電子書籍 iTeachers 野本 竜哉(iOSコンソーシアム)
第Ⅲ部 イノベーションへの道?
子どもの遊びの哲学 野田 武志(世界連邦21世紀フォーラム)
幸福感を意欲に高めるシステムデザイン (遊学働生) 前野 隆司(慶応大学SDM研究科)
パネル討論
参考 http://souken.shingakunet.com/career_g/2013/07/no47201307-c68e.html
主催:電子情報通信学会 HCG所属第3種研究会「未来世代から見たコミュニケーションの魅力と学習意欲向上」
研究技術計画学会 イノベーションフロンティア研究懇談会 「教育イノベーション分科会」
後援:電子情報通信学会 東京支部 ヒューマンコミュニケーショングループ
協力:募集中
<狙い>
本フォーラムは、先生との連携により高校生の学びの意欲を高めることを目的に始めた電子情報通信学会の研究会の活動をベースにして、電子情報通信学会に止まらず、教育を含む他分野の専門家や関心も持つ市民も加えて、コミュニケーションの本質の理解の上に立った人の繋がりや未来世代の学び支援の仕組みについて一緒に考える場を提供するものです。
今回の企画には、将来の教員を目指す学生や教育に強い関心を持つ大学生も、ワークショップの体験やシステム図を使った課題分析などを通して参画、研究技術計画学会のイノベーションフロンティア研究懇談会も加わって、東日本大震災後の日本の教育の改革を考える第一歩としました。
具体的には、技術や社会が急速に変化している中で、主体的な授業参画を促すアクティブラーニングの実践、ICT機器を積極的に道具として活用した指導、時代の急激な変化への対応を地方の自治体の職員を議論など、高校の現場での実践の報告に続いて、デジタルネイティブの学びへの目覚めから社会への眼を育て、遊び、学び、働く、生きる意欲の循環を高める仕組みつくりについて議論を深めることにしました。