<中原淳先生へのお願い>
フェイスブックの投稿やコメントをいつも興味深く拝見させていただいています。昨年12月以来、私と仲間の高校の先生等のお願いをお伝えしたいと思いながら、タイミングを探して参りました。年度初めのお忙しいところと思いますが、しばしお付き合い下さい。
中原先生との接点は、電通主催の高校教員フォーラムの場に始まると記憶します。大震災後の夏から、村上育朗先生との繋がりから、東大での開催を含めて毎年参加、原島博先生をゲストとして迎える際に橋渡しも行いました。
古河電工に37年勤務、東北大特任教授として5年間電気情報系学科の広報活動をお手伝い、JAISTの社会人博士課程で知識科学を専攻、創造性研究の成果の実践をめざし、高校の先生との繋がりを深めました。大震災後は、原島先生のご指導をいただき「未来世代から見たコミュニケーションの魅力と学習意欲向上」研究会を推進、毎年3月の電子情報通信学会の地方での大会で「学び」や「教育改革」を取り上げてシンポジウムを開催して参りました。これに加えて12月に東京で同様なイベントを「学びのイノベーション」フォーラムとして開催してきました。これらのシンポジウムやフォーラムは、授業改善に努力を報告いただく高校の先生と、心理学や学習科学の立場からの基調講演いただく大学の先生との交流を、参加者とともに深めていただくことを願いながら、デザインして参りました。第1回は前野隆司先生の「幸福学」、第2回は三宅なほみ先生の「生まれながらの学び」、第4回では無藤隆先生の「主体的、対話的で深い学び」をテーマとしてきました。この間、小林昭文、浦崎太郎、松島渉、酒井淳平、前川修一等リーダーとしてご活躍の先生のご報告に加え、昨年は下町壽男先生に「カリキュラム・マネージメント」を意識したワークショップをファシリテートいただきました。
これに続く本年の第5回のフォーラムは「学び続ける」をテーマに、12月前半(または11月後半)の土曜日開催、リアルに加えてネットからの参加可能とするワークショップも含めた開催をキーマンの先生と相談しています。この中で、基調講演は中原淳先生にお願いしたいとの声が大きく、ここにお願いをする次第です。お目に係ってご説明するイベント参加の機会を狙ったのですが見い出せず、間接的に松島先生や前川先生から構想をご紹介いただいく経緯となりました。
なお今回、内諾をいただいている二田貴広(奈良女子大付属高校)先生に加えて、杉山比呂之(専修大付属高校)、金子暁(広尾学園)、中島博司(茨城県並木中等教育学校校長)先生等に実践報告をお願い、「学び続ける」を支援する観点から放送大学前学長の岡部洋一先生(浜松北高校で私の先輩)、主催する研究・イノベーション学会を代表して科学技術・学術政策研究所の斎藤尚樹総務研究官にもご参加いただき、ボトムアップをトップダウンに繋げる視点も含めた対話の場とすることを目標にしています。また原島博先生の存在なくして、本フォーラムはあり得えず、パネル討論にご登壇いただく予定です。
ご参考までに、前回の報告を以下にまとめています。
杉森公一先生へのお願い - Apr 25, 2017 5:12:11 AM