投稿日: Dec 10, 2016 11:57:43 PM
お忙しい中、午前中のワークショップからご参加いただいた無藤先生から、フェイスブックに「高校教育の実践から学ぶ」として次のようなコメントをいただきました。
アクティブ・ラーニングを志向する高校の先生たちの実践を聞きました。
・多種多様なアクティブなやり方がある。
・高校生が本気になるとすごく力を発揮する。
・大学教育にそれが発展してよいものだ。
・高校全体にどう広がるものだろうか。
私のコメント
・このような実践を通して応答性をどの生徒にも確保してほしい。どの生徒にも居場所があり、間違っていようと何であろうと、言動への反応と肯定が帰ってくる。
・このような実践のように、多くの高校生に挑戦しがいのある課題に出会うようにし、本気の力を発揮してほしい。とりわけ、不安ベース(受験勉強はたいていそうだ)の勉学から面白ベースの勉強を体験してほしい。
・生徒自身がどう学んでいくかの生徒による「学びの地図づくり」が重要になりそうだ。
この対談に参加した児浦先生はFBに次のように報告されています。
無藤先生と発表教師4人との対談の中では、以下のヒントをいただきました。
・リフレクションシステムをどうつくるか
・生徒は学びの地図を2つつくる
・積み上げる地図
・見直す地図
・教員のプロジェクト学習と表彰制度
・夜間の社会人大学院の活用
・教科観をどうつくるか
・生徒の知的チャレンジの機会をもっと!
・生徒の居場所をつくることが大前提
また参加いただいた永田農治先生からFBに次のようなコメントも。
『アクティブラーニングの実践:現場力』の報告発表会。良い刺激と学びを本当にありがとうございました。
今回の報告発表会にて私は、①どの教科・領域においても、生徒達が試行錯誤しながら共に認め合い、学び合う授業、②生徒達に「多様な学び方」「色々な力」を育成させるための授業設計。③地域社会を通じての生徒達の主体性を重視した「社会参加型学習」、④社会的事象をいかに授業に関連付け、生徒達に考えさせるかについてを考えさせられました。それには、より生徒達の目線で寄り添いながら教師と生徒が共に学び合う、午前の部の下町校長先生による、教師としての『新型マインドセット』が改めて重要と感じました。
私の「ひとつなぎ」デザイン展!(開催翌日12月4日投稿)
昨日私が企画したフォーラムに110名を申し込みがあり、88名が実際に参加、11時からのワークショップには40名を超え、そのままランチカフェ、午後の講演と対談、討論にも80名を超えて講義室は満席、夕方の食堂での懇親会にも55名が集って19時まで「主体的・対話的で深い学び」を体験していただいた。前年の終了と同時に決断、1年かけて構想を練る。知り合いの高校の先生の顔を思い浮かべながら、繋ぐ相手の大学の先生を探す。スタート時には必ずしもイメージなく、講演会、委員会も含むイベントに参加、関心ある教育関連の話題に共感してお願いに。本年は中教審の教育改革を議論する部会の主査が大学入学時の同クラスであることを4月の入学50年会の名簿で知ったことが契機になった。高校からの報告者はFBの記事に共感、発表会に足を運んだ後、直接会ってお願いする。大学の先生の理念と高校の先生の実践を本年は「授業改善と学びの地図」との場で構造化を図った。
議論の詳細まで立ち入らない。舞台を作り提供することに徹する。参加者の満足度でそのデザインの良さが決まる。タグ付され私のタイムラインにその評価が現れる。みなさんのご評価?デザイン学会の特集号寄稿招待を受けているがその価値に値するだろうか?
お願い
1年をかけてこのフォーラムを準備してきました。皆様のご協力により、有意義なイベントとなったことと思います。これが1ステップとなり、教育改革の理念が広く浸透、学びを支援する仕組みの充実につながることを願っています。今回のフォーラムは文部科学省の後援をいただいたこともあり、報告書を通して現場の実践と声を行政に伝えたいと思います。当日皆様の感想やご意見を伺う予定でしたが、アンケートの配布とお願いを怠ってしまいました。つきましては以下に添付したファイルをダウンロードいただき、記入の上、以下にお送りいただければ大変助かります。よろしくお願いします。送付先:小粥幹夫 mogai@mbn.nifty.com