研究・技術計画学会 イノベーションフロンティア分科会「教育イノベーション」サブ分科会のホームページです。
「教育イノベーション」サブ研究会
-学びの意欲から-
アクティブ・ラーニングを通した探究から自立へ
生徒の学びの支援を理解した授業のノウハウを共有するボトムアップの力で、教育システムのイノベーションを推進することを、イノベーションの専門家集団である研究技術計画学会の仲間と模索しながら、このホームページを作成しています。
研究技術計画学会は、イノベーション推進の仕組みを考える専門家の集団ですが,この度イノベーションフロンティア研究懇談会を設置して新規ビジネス開拓支援や関係組織との連携を模索しています。これまで技術中心のイノベーションが語られてきましたが、人材を育成する社会システムの改革の必要性をかんがみて教育イノベーション分科会を設置しました。
イノベーションとは何でしょう? 新たな技術による社会の革新をさすことが多く、20世紀後半においては電子情報通信技術が先導しました。21世紀においては地球環境問題、少子高齢化などの社会問題が山積、これらの解決が先ず求められています。人の原点に立ち戻って、これらの解決策を一緒に考えませんか!
豊かになり多様化した中で、生徒の置かれた環境は多様化しています。トップダウンの画一的な教育の限界は明らかで、現場の生徒の状況を把握した先生の繋がり、ボトムアップの学び支援の仕組みが必要と考えます。
教育イノベーション分科会のねらいと呼び掛け
「詰め込み」、「ゆとり」と教育の方針は大きく揺れてきました。グローバル人材育成、コミュニケーション能力育成が叫ばれていますが、そもそも「教育とは何か?」の基本に立ち戻って考えることが大切ではないでしょうか?みなさんも教育の仕組みの軌道修正が必要なことは感じるところ。トップダウンでの改革に頼らないで、現場の先生を中心としたボトムアップでイノベーションを図りませんか。
反転授業やアクティブラーニングなどの生徒の主体的参加を促す授業工夫する先生のお話しを聞きことから始めませんか?環境となった情報の中で、デジタルネイティブが意欲を持って遊び、学び、働くなかで生きる道を見出すことを支援しませんか?生徒の学び意欲の構造を理解して、先生を支援するシステムを模索することが本研究会の目的です。
これまでの種々の対話から、学びの意欲を高めるための方策を考えて以下の図を作成してみました。後戻りでなく社会の変化の中での実現を考えると、デジタルネイティブを前提に情報社会の変化の中での方策を考え、子どもに大きな影響力をもつ家庭の母親、塾や予備校を巻き込むことを考えてみました。