生命科学実験の内容/ついでにPCについて

生命科学実験として,実際にやることの内容については,現在検討中です.

大雑把には,次のように考えています.

1.勉強

Molecular Biology of the Cellの4th Ed.の,Chapters 6, 7, 8あたりを,みんなで輪読しようかと思っています.

最新版は5th Ed.なのですが,4th Ed.ならwebからダウンロードして読めますので,お金がかかりません.

2.実験

コムギのアミノアシルtRNA合成酵素の遺伝子を,横浜市立大学のクローンから,大腸菌の発現ベクターに移し,発現させてみる,という実験をやってみようと思います.クローンは多数ありますので,全員ちがうクローンを扱ってもらいます.

内容的には,PCRプライマーの設計,PCR,制限酵素処理,pETプラスミドベクターへのサブクローニング,大腸菌を使った誘導発現,タンパク質のタグ精製,活性測定(可能なら)というところです.

3.レポート

やった実験に関しては,きちんとしたレポートを書いてもらいます.書きっぱなしではなく,きちんとしたものになるまで繰り返し指導します(たぶん,これは,成績がつくまでには終わらないと思います).

ついでですが,研究室に入ると,パソコンを使います.iPadなどの携帯端末なら用が足りるかもしれませんが,携帯電話では用が足りません.研究室には学生が共通で使うためのPCが1台ありますが,できれば,自分のノートパソコンを持ち込むほうが,自分のためになります.画面が広くなくてもよいのなら,3万円くらいのネットブックで十分です.上記のレポートは基本的にはPCで書いてもらいます.

当然,Officeソフトを使いますが,MS Officeである必要はありません.OpenOffice.orgまたはLibreOffice(フリーソフト)で十分です.OfficeソフトとしてWordとExcelがプリインストールされている機種もあると思いますが,これでは足りません.PowerPointか,Impress(OpenOffice.orgまたはLibreOffice)か,どちらかを追加する必要があります.

高井