研究の計画(仮配属用)

公開できる範囲で,コムギ由来タンパク質合成系の再構成を達成するために,どのような研究が必要か,書いてみます.再構成が難しいということは,これまでに見学に来た人には言いましたが,具体的にどのくらいの研究,実験が必要だと思っているか,公開できる範囲で書きます.あくまでも,仮配属の参考にするためですが,すでに研究室にいる学生のためにもなるかもしれません.

仮配属の時期が過ぎたら,内部用のページに移動するかもしれません.

どのようにまとめるのがよいか,よくわかりませんが,とりあえず,因子が単離できるようにする必要があります.ですので,単離するという観点から,各因子毎にすべきことを書いてみます(110915).

リボソーム

評価する方法の確立

食品用胚芽から従来法で(正確には,従来法を研究室の事情に合わせた方法で)精製したリボソームに活性があることは確認済みだが,活性やfidelityを定量的に再現性よく評価できているわけではなく,従って,毎回同じqualityで同じ比活性のリボソームが取れるのかは,はっきりしていない.従って,精製したリボソームをきちんと評価する方法が必要である.

リボソームタンパク質の二次元電気泳動

「リボソーム」と言っても,どういうものがリボソームなのかは,厳密には定義できない.リボソームには多数のリボソームタンパク質が含まれており,ものによっては,ちょうど1当量含まれているとは限らないかもしれない.すべてのリボソームタンパク質が強く会合しているとは限らず,弱く結合していて簡単にはがれてしまうものもあるかもしれない.だから,自分が使っているリボソームに

定量的な活性測定法

定量的なfidelity測定法

40Sの調製

60Sの調製

調製法の改良

開始因子

伸長因子

終結因子

tRNAと関連因子

アミノアシルtRNA合成酵素

ヌクレオチド再生系