画像の特徴点を検出する手法として、
Harrisコーナー検出器、SIFT検出器、FASTコーナー検出器などがあります。
そのうち、もっともアルゴリズムが単純、かつリアルタイム性能が優れているのが、
FASTコーナー検出器です。
FASTコーナー検出器の理論と、その実装が、⬇のリンクにあります。
http://www.edwardrosten.com/work/fast.html
上記のリンク先で、Mac OS Xのバイナリが配布されてましたが、
ボクの環境(※)で、稼働しなかったので、検出器のソースを流用&OpenCVを組み合わせて、
コマンドラインツールを作ってみました。
ソース&Xcodeプロジェクトを、このページ下部のリンク(Fast-OpenCV.tar.gz)に貼付けておきます。
unameで、示したボクの環境と同じであれば、このリンク先にあるプロジェクトで
ビルドが通るハズです。ただ、念のため、Mac OS X上でOpenCVビルド環境を構築
しておく方が、ベターだと思います。
※環境
$ uname -a
Darwin hogehoge 12.4.0 Darwin Kernel Version 12.4.0: Wed May 1 17:57:12 PDT 2013; root:xnu-2050.24.15~1/RELEASE_X86_64 x86_64
用途は、
$ ./Fast-OpenCV 入力動画のパス 出力動画(※AVI)のパス
んで、出力動画に、特徴点が青色で、表示されてます。
また、
$ ./Fast-OpenCV /l 入力動画のパス 特徴点リストのパス
とすると(オプション /l )、動画出力する代わりに、指定したリストに特徴点を出力します。
あんど、
$ ./Fast-OpenCV /w 入力動画のパス 出力動画のパス
$ ./Fast-OpenCV /w 入力動画のパス 特徴点リストのパス
とすると、動画生成、特徴点リスト生成してる間、ウィンドウに特徴点を描画します。
ただ、動画生成にOpenCVを使ってるのですが、
Mac OS Xだとコーデックの関係上、無圧縮のaviファイルしか生成出来ないみたいです。
StackOverFlowに、この現象について言及している箇所がありました。
http://stackoverflow.com/questions/4872383/how-to-write-a-video-file-with-opencv
なので、出力される動画サイズは、大きいのでご注意を。
Max OS X上で、このツールを稼働させた結果、得た動画がこれ⬇