GIGAスクール構想とは

GIGAスクールって何?

 OECDの国際的な調査によると、日本の学校は、授業でのデジタル機器の使用時間はOECD加盟国中で最下位、デジタル機器を使った「読解力」や「情報活用能力」も平均以下という残念な結果でした。


 また家庭でコンピュータを使って学習する時間は、加盟国平均の約1割に対し、SNSやゲームの利用は約2倍となっている現状も明らかになりました。つまり、日本の子供達はコンピュータ等のデジタル機器を学習の道具として活用する経験が非常に少なく、主に遊びの道具として使っていることがわかったのです。


 これからますますグローバル化・デジタル化が進展する社会を生きる子供達に、コンピュータ等を日常的に学習の場面で活用したり、情報活用能力を身につけさせることは喫緊の課題です。


 そこで、GIGAスクール構想※として全ての学校の児童生徒に情報端末を配布し、デジタル教材や学習アプリを使用して、一人一人の学習のペースや習熟度、学習スタイルに応じた学習(個別最適化された学習)や、子供同士が双方向の意見交流を行い他者と協力しての学習(協働学習)ができる環境を整備することになったのです。


GIGAスクール構想のGIGAとは、Global and Innovation Gateway for Allの頭文字をとったもので、「(学校を)全ての子どもたちにとってグローバル人材・革新を起こせる人材になるための入り口(に変えていく)」という意味です。

 これからの学校では、「国際的に活躍できる人材」や「社会に新しい価値を生み出せる人材」を育む教育が重要であるという強いメッセージです。