「吃音」てなんだろう?
6年生の学級で、言語教室の先生が「吃音」についての授業を行いました。
・単元名:「吃音」てなんだろう?
・本時の目標:吃音とは何かを知り、吃音のある人に対して自分ができることを考えよう
・活用するICT:オクリンク、パワーポイント
吃音の症状を大まかに知る
パワーポイントで資料を提示して、吃音には、連発・伸発・難発があること、世界中で100人に1人いること、吃音当事者の著名人について知ります。
吃音のことを詳しく知る
パワーポイントのスライドを見て、原因はわかっていないこと、症状には「波」があること、吃音がある人は、そのまま吃音を出して話すのが良いことを知ります。
吃音のある人の気持ちを知る
吃音のある小学生のインタビュー(動画)やメモ(写真)を紹介して、その人の気持ちについて考えます。
真似される、笑われる、吃音の話し方の理由を何度も聞かれると、いやな気持になることを知ります。
自分たちでできることを考える
吃音のある人に自分たちでできることをオクリンクに入力して送ります。中には、インターネットで吃音について検索して、調べながら自分の考えをまとめている人もいて、6年生になると、情報活用能力も身についているのだと感心しました。
入力を終えたら、オクリンクで送られた他の人の意見を読んで、様々な考え方について知ります。
交流する
自分の考えを友達同士で発表し合います。
どんどん相手を見つけて積極的に交流している様子からも、日常的に交流学習が行われ、定着していることがわかります。
自分ができることを発表する
オクリンクで共有した意見や交流した友達の考えで参考になったと思う人の名前を挙げ、発表をします。
まとめとワークシートへの記入
最後に吃音についてまとめをし、自分にできることを友達の意見を参考にしながらまとめて、ワークシートに記入します。
授業を終えて
桃瀬小学校には、言語教室があり、他校からも大勢のお子さんが通級として通っています。しかし、吃音等については、私たち大人も含めて正しく理解していないことも多くあり、知らずに本人を傷つけてしまうこともあります。
吃音について正しく理解して、お互いに思いやりを持って生活できるようにしていきたいですね。
その他にも、言語教室では、ビデオ会議MeetやGoogle Classroomを使ったリモートでの指導等、積極的にICTを活用した指導を取り入れています。