足摺宇和海国立公園 あしずり うわかい こくりつこうえん
仁淀ブルー観光協議会
黒潮「短期」予測
四国・足摺岬では黒潮が近くを流れていますが(図1~2, D)、次第に離れると予測しています(図3) 。九州の南から東にかけて、黒潮が九州から離れ(E)、それが拡大しそうです。九州の南からDに合流する流れも存在します(F)。その流れは弱まり、逆向きの流れになりそうです。
黒潮は、東シナ海を北上して九州と奄美大島の間のトカラ海峡から太平洋に入り、日本の南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる海流です。流速は速いところでは毎秒2m以上に達し、その強い流れは幅100kmにも及び、輸送する水の量は毎秒5,000万トンにも達します。
https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/knowledge/kuroshio.html
大蛇行流路では、黒潮が潮岬から離れて流れます(図1の3)。非大蛇行流路では、黒潮が潮岬に接して流れています(図1の1または2)。黒潮が潮岬から離れると、串本と浦神の潮位差は小さく安定し、潮岬に接すると、串本と浦神の潮位差は大きくなり、激しく変動します。このことから串本と浦神の潮位差が、黒潮大蛇行の目安となります。