沖縄奥川における自然再生

2012年7月13日、14日に沖縄で応用生態工学会普及委員会主催のフィールドワークショップが行われました。以前アドバイスをしていた、国頭の奥川の淵の再生を視察しました。講演で使ったパワーポイントをPDF化したものを最下段に添付しましたので、ご活用ください。ダウンロードは添付資料の右端にある下向きの矢印をクリックしてください。

奥川はかつては、蛇行した河川でしたが、河川改修により直線化がなされました。リュウキュウアユの再生を目標に奥川の再生は行われていますが、河道部の瀬淵の再生、水が少ないときに瀬切れ(一部水が流れなくなること)の解消、河口部の改善、外来種コイ対策などが課題としてあげられています。今回視察したのは、自然再生区間の上流の淵の再生、第二落差工の撤去による瀬切れの解消です。いずれもうまくできていました。

さらに上流の右岸側に作られた水制です。これによって淵に流れを直接ぶつけます。

計算の結果によると効果を発揮します。

かなり深い淵が再生されています。

下流から歩いてきて淵に近づいています。かなり極端に曲げてあります。(直角)

これは堰を撤去した部分です。一部袖部を残してあるため、低水路は少し狭くなっており、淵ができています。いい感じです。