アザメ氾濫 2011/06/12

佐賀県唐津市相知町の松浦川のアザメの瀬に昨日行きました。昨日の午前中はすごい雨で松浦川は増水し、湿地再生されたアザメの瀬にも松浦川から水が逆流し、氾濫しました。これまでも氾濫の状況は何度か見たことがありますが、昨日は氾濫するころには晴天でいい写真が撮れました。本流と比べて、きわめて静かな水面でその対比が面白かった。本流で産卵するよりも、氾濫原のほうがいい理由がわかります。あんなに早い本流だと産卵も大変だし、下流にすぐ流されてしまうでしょう。川づくりに洪水時の流れの遅い場所が重要なことが体感できます。いつもは、棚田になっている一番上の水田まで水没しました。水際に網を入れると稚魚がたくさん取れます。フナ、コイ、モロコ、タナゴ、ムギツクなどです。非常に幻想的な風景で、約10年前に考えたプロジェクトが実現し、本当にありがたいと思い、関係した方々、国土交通省、納税者の方々に感謝しました。

アザメの瀬の氾濫の状況

いつものアザメの瀬 すごい氾濫です

松浦川本流は激流です 魚は住みにくいですね アザメの瀬 やはり氾濫原は流れが遅いです 氾濫原に依存した生き物住みやすいですね

水位の上昇で セイタカアワダチソウにたかった色々な虫 ちょっと気持ち悪いぐらいですね

いつものアザメの瀬 こんなに氾濫しました。学習館からの写真です