・地球で何かを調査している身長3メートルの宇宙人に、調査の目的を尋ねると、「そうだなぁ、侵略かな、たぶん」と明るく答える。
・人類をはるかに凌ぐ技術を持った宇宙人と人類はどのように関わり合えるのか。このことを通じて、人類の認知バイアスや行動傾向、国際紛争の根本原因など、現代の課題を再考察するきっかけを与えてくれるSF。
・うっかりすると、中国人の悪口ばかりが見えてしまう最近のインターネット。統計的に考えて、中国人が悪い人ばかりだとは考えられない。ただ、日本人とは大きく傾向が異なることは確かなようだ。
・本書は、中国での会社経営や取材経験の豊富な著者が、中国人の行動の奥に潜む原理を優しく説明してくれる。
・人類の文明は崩壊するかもしれないが、人類はなかなか滅びない。人類は環境に適応して進化していく生物だから。イラストがわかりやすく、理解を助ける。進化した人類の図は、かなり衝撃的だが。
・科学的知識に基づいた冷徹な推論で、2億年とも2億5000万年後とも言われる超大陸出現に伴う環境変化への適応を経て100億年先の太陽消失まで考える。SFでよくある人類滅亡回避策への批判がきつい感じがする。もっと愛を感じられるとよかった。
・地方で生産した電力を都市が搾取するシステムを見直し、持続可能な地域社会をつくるためのヒントが得られる。電力だけがエネルギーじゃない、という視点は、改めて意識していたい。
・本書の刊行から10年以上経過し、原発が次々との再稼働してきたり、メガソーラーへの風当たり強くなったり、マスメディアは風力発電ほか再生可能エネルギーの問題点ばかり報道する傾向が依然見られるなど、心配なことも増えてきた。しかし、エネルギーの地域共生の灯火は、まだ消えていないと信じたい。私にできることはなんだろう?
・ISSにはすでに長期間ヒトが住んでいる。というか、出張で滞在する職場となっている。とはいえ、食料の自給自足はできていないし、地球地表から400kmしか離れていない。地球の半径は6,371kmなので、地球儀でイメージすると、地表スレスレを飛んでいる感覚だ。
・月や火星にある程度の地産地消を組み込んで人が住む技術の今を伝えてくれる本。
・以前、ドラマ化された時に、原作を読むタイミングを逸してしまい、今になって読んだ。
・悪役を徹底的に嫌な奴にして、懲らしめる池井戸節がすごい。
・小説のモデルとなった企業が、今も頑張っているのが嬉しい。
・かなり前に読んで、いつの間にか本棚から消えた本。新版で老眼にも読みやすくなったようなので、再購入。
・5万年前に亡くなったと推定される真紅の宇宙服をまとったミイラを巡って展開される物語。専門家の考察を鳥の視点で俯瞰的に統合する存在の重要性がよくわかる。
・人の感覚の歴史を紐解くと、ジェンダーや人種差別の歴史と重なってくるという、新しい気づきを得られた本。
・また、感覚の変化が科学技術の発展によるものであるというのも興味深い。
・魔法と区別のつかない高度な技術が普通にある未来。それでも、市井の民の生活は苦しい。なかなか切ない物語。
・技術の進歩で、機械と生体の境界が曖昧になった社会での「愛の形」について考えさせられた。