・LinuxをインストールしたRaspberry Piの基板と、USBハブ、モバイルバッテリ、10インチ小型モニタをまとめた「超小型デスクトップパソコン」をつくった。バッテリで動作するので、持ち運び可能なデスクトップPCになった。
・ケースは立体ブロックLaQでつくった。モニタをPC筐体の上にのせて使う形は、昔のMacintosh LCシリーズをイメージした。
・使った部品は次の通り。
Raspberry Pi Type B 512MB
マイクロSDHCカード(Class10)8GB+SDカードアダプタ
USBハブ(USB2.0対応4ポート)
モバイルバッテリ(出力5V, 2.1A 2系統出力、スイッチ付)
モバイルバッテリ用トグルスイッチ付きUSBケーブル
10インチ小型モニタ Century LCD-1000VH2 (1280x800 pixel, HDMI/Dsub/Video入力対応、USB2.0バスパワー対応)
Bluetooth ワイヤレスキーボード ELECOM TK-FBP052
Bluttooth ワイヤレスマウス iBUFFALO BSMBB16
Bluetooth USBアダプタ ELECOM LBT-UAN05C2
WiFi USBアダプタ BUFFALO WLI-UC-GNM
USB Webカメラ BUFFALO BSW13K05H
・Raspbianの初期設定では、HDMIから音がでない。そこで、次のように設定ファイルを変更する。
変更するファイル: /boot/config.txt
変更箇所:#hdmi_driveで始まる行の行頭の#を削除し、
hdmi_drive=2
に変更。
※使用上の注意
・電源は、次の順序で投入する必要がある。
・(1) モバイルバッテリ本体の電源スイッチをON(10インチモニタの電源を先に入れる)
・(2) トグルスイッチをON (次にRaspberry Piの電源を入れる)
・電源を切るには、OS上でshutdownした後で、Raspberry Piの電源とモバイルバッテリの電源スイッチを切る。
上記の操作方法でも、画面に文字が出力されない場合が多かったので、/boot/config.txtを次のように編集してみた。
(前略)
frame_buffer_width=1280 #横方向の解像度を指定
frame_buffer_height=800 #縦方向の解像度を指定
hdmi_force_hotplug=1 #HDMI無接続でもHDMI出力
(中略)
hdmi_drive=2 #音声をHDMIから出力
(後略)
・処理速度については、Raspberry Piということで、快適とは言いがたい。普通のPCのようには使えないとしても、御容赦いただきたい。
(第2弾)
・モバイルバッテリにスイッチがついているので、トグルスイッチを外して、縦型のスリムタワーにしてみた。
・Bluetoothのキーボードやマウス、Centuryのディスプレイは、あまり.安定して使えなかったため、有線のデバイスを接続することにした。