1,500円で買える、”パソコン”。なんと、本体にキーボードとテレビをつないでBASICでプログラムが組める。
行番号を入力してからコマンドやステートメントを打ち込み、Returnキーで登録するという、昔懐かしい、PC-8001やMSXを思い出させるインタフェースだ。もっとも、画面がモノクロなのでSHARPの初期のMZシリーズの方が印象が近いかもしれない。”パソコン”という言葉が一般的でなく”マイコン”と呼ばれていた頃の製品に触れているみたいだ。
当然のように、LaQで筐体を作ってまとめてみた。
IchigoJamで遊ぶためには、まず本家のサイトから御覧ください。
http://ichigojam.net
皆無軟体では秋月電子通商からキットを入手した。このキットのファームウェアは、日本語PS/2キーボード対応。
どうしても、USキーボードが使いたい方は、本家のサイトにある最新ファームウェアをダウンロードし、マイコンにUSキーボード対応のファームウェア"ichigojam-us.hex"を書き込めばよい。
ファームウェアの書き換え方法は下記のPDFファイルを参考にした。
http://jf1vru.web.fc2.com/ichigojam/Ichigojam_farm_update.pdf
なお、AppleのOS Xでマイコン書き込みソフトウェアFlash Magicを使うには、COMポートを探索しないといけないのだが、偶然にも、他のWebサイトにあった”COM9"を選択したら、書き込めてしまった。
IchigoJamのスゴイところは、キーボードとディスプレイをつないで、本機だけでプログラムが開発できるところにある。
しかし、指導書や解説書を作りたいとか、ファームウェアを頻繁に書き換えたいとか、ちょっと高度な要求があると、キーボードとディスプレイだけでは心細い。
そこで、USB-シリアル変換基板を亀の子式に本体の上に乗せることにした。
皆無軟体で使用したのは、秋月電子通商で入手した
FT232RL USBシリアル変換モジュール[AE-UM232R]だ。
この亀の子基板では、ファームウェア更新モードに簡単に移行できるようにRESETのプッシュボタン(RSTと記載)とISPの切り替えスライドスイッチ(ISPと記載)を装備している。
ISPスライドスイッチをISPという文字のある外側(GND側)に倒してから、RESETボタンをしばらく押してから離すと、ファームウェア更新モードになる。
100円ショップで入手した小さな木箱を筐体として、IchigoJamを収めたものも作ってみた。