夏期休業にはいりましたが、ひきつづき第4回地域院生研究フォーラムを以下の内容でおこないました。
テーマ:修士1年の中間発表
日時:2014年7月26日(土) 14時より17時まで
場所:18号館2階院生作業室
発表者・発表題目:
1. 河合玲佳(地域文化研究専攻 アジア科 M1)
「胡耀邦路線の再評価」
2. 長塚竜生(地域文化研究専攻 ラテンアメリカ科 M1)
「19世紀後半から20世紀初頭オスマン帝国末期における、サロニカを中心としたユダヤ・スペイン語近代文学運動の概観」
3. 木船芽実(地域文化研究専攻 ラテンアメリカ科 M1)
「日本企業のBOPビジネス戦略についての一考察」
4. 倉澤正樹(地域文化研究専攻 アジア科 M1)
「中国思想者列伝〜先覚者から研究手法を盗め」
5. 信岡悠(地域文化研究専攻 ラテンアメリカ科 M1)
「アルゼンチンの市民組織による連帯経済の試み」
司会:相田豊(地域文化研究専攻 ラテンアメリカ科 M2)
<報告>
参加者は約10名でした。
7月18日に修士二年院生の修論中間報告会が終わりました。これとほぼ同タイミングに本会ではM1の構想発表会を設け、ちょうど一年後の中間報告会にむけた予行演習の場としました。中間報告会を終えたばかりのM2院生から、発表方法やレジュメ形式について実践的なアドバイスがあり、また研究内容についても活発な議論が生まれました。
現時点でM1の皆さんは、研究対象はほぼ決めたものの、対象を分析するための資料収集や分析手法について模索中、という点が共通していました。研究テーマと方法論、この2つを往復しながら研究計画を練っていくと、研究の焦点が次第に定まってくるのではないでしょうか。なおM1段階ではまだ研究テーマそのものに迷っている方もいると思いますが、修論執筆まで余裕のあるこの時期は、悩みながら様々な分野を勉強することも視野を拡げるために有効と考えます。ひきつづき本会を活用し、自分の研究計画について他の院生からアドバイスを得たり、ふだん触れない他分野の手法を学んで研究に取り入れる機会にしてもらいたいと思います。(報告者:渡辺惟央 フランス科M2)