2023年10月30日(月) 建設課岩崎課長から豊田地区治水工事の説明を受けました。山本部長もおられました。
当日は、佐名議員、宮川議員も同席され説明を受けました。
さて、豊田地区としては、東海理化さんの駐車場が水が出て大変なことになるとの事でした。
近年の短時間集中豪雨が現在の排水限界を上回ってきているとの事です。
特に、豊田地区では東海理化さん、新宮地区では、さくら病院駐車場が冠水してしまうとの事でした。
そこで、冠水するその駐車場地下に「調整池」を作り、そこに水を流し、その後、天候が回復したら、調整池に溜まった水をポンプを使って排水路に流す、という手段を取りたいとの事でした。
今後そういった計画を立て、用地交渉等を進めていくとの事でした。
予算についも説明を頂きました。
国も治水対策は重要視しており、「新川流域水害対策計画」として大口町対策容量を5,000㎥取ってもらっているそうです。
この容量内で治水対策を行えば、国と県で合わせて3/4の補助を出すとの事です。
それが、左の資料です。
この「新川流域水害対策計画」は、2000年に起きた東海豪雨の大被害から出来た水害対策補助金です。
ここで少し問題があります。
実は5,000㎥のうち、既に1,400㎥を使用しており、残りは3,600㎥になっているのです。
今回、豊田小折新田地区(東海理化駐車場)で2,500㎥、新宮地区(さくら病院駐車場)で1,000㎥を使用予定であり、それを使ってしまうと残り100㎥の調整池しかできなくなるとの事です。
今後も冠水する地域は出てくるので、現在、5,000㎥の枠をさらに増やすよう国に働きかけているところだそうです。
現在は、こんな状況となっています。
最後に私から質問させて頂きました。
今回の調整池の件とは違いますが、「御供所地区越水」の件です。
集中豪雨が起こるたびに、左の資料にある箇所が越水の危険にさらされています。
この対策は、どうなっているかをお聞きしました。
「基本的に「河川」は愛知県の管轄であり大口町では手が出せない。ただ、福玉さんの南に調整池を作り、そちらに水を排水出来ないか、国、県と話はしている。なので、何とかしたいとは考えているので、今しばらく時間を頂きたい。」との事でした。
今後、この件は、ことあるごとに聞いていき、1日も早い対策をしてもらうよう働きかけていきます。
追記です。
2023年12月14日(木) 文教福祉常任委員会が開催され、その際、鈴木町長が「御供所地区越水」のお話しをされました。
「つい先日、一宮建設事務所に行き、この地域の越水対策を要望しました。従来は、越水しても周辺の田んぼで水を溜めることができ、何とかなってきたが、その田んぼに大きな配送センターが出来たため、今後起こりうる集中豪雨や線状降水帯の発生にともなう豪雨に耐える事ができない。何としてもこの地域の対策を早急にお願いしたい。」
と要望されたとの事です。
地元議員の私としては、本当に有難く、その話しを拝聴しました。
今後、何らかの動きがありましたらご報告します。