2023年8月15日(火) 台風7号の接近に向けて、昨夜から、警戒や住民からの問い合わせに町民安全課の皆さんが当番制で待機されました。
午前4時22分には、暴風警報が発令されたため、町民安全課全員と建設部3名が出勤し、町内の巡回などをされました。
また、午前6時には「避難所」を、大口町健康文センター4階の畳の部屋に開設されました。
職員の皆さん、事前の台風予測があったとはいえ、万全の体制で準備をされていました。
日頃、こういった災害対策活動にふれる機会が無いので大変勉強になりました。
町民安全課内です。職員の皆さん、頑張っています。
頭が下がります。
ココで情報を集約して、適切な指示を出しています。
こちらのパソコンに町の被害データを入力します。データを入力すると愛知県のデータベースに反映されます。
テレビで流れる各市町のテロップは、愛知県のデータベースとリンクされています。時間差なく現況がテロップ上に流れるので、刻々と変化する状況を随時データで入力する作業も大切な災害対策の一つになります。
このモニターに映っているのは、CCNetさんのライブカメラ映像です。このライブカメラを利用させて頂いて河川状況などをモニタリングしています。CCNetさんに感謝です。
避難所(大口町健康文化センター4階)にもお邪魔しました。
ポンチョを着て避難されている方々とお話ししているのは、松本議員です。
写真には写っていないのですが、酒井議員もおられます。
今回は、幸いにも大きな被害は出ませんでした。良かったです。
以前、町長が
「災害時の職員の動き、頑張りを見てほしい。」
というお話しをされました。
災害時の対応は、実際にこうして現場で見ると本当に勉強になります。
災害マニュアルなどの紙面はあり、何となく勉強は出来ますが、読むと見るとでは全く違います。
現場で体感する事が議員の仕事だと改めて感じました。
最後に、今回の視察について、経緯をご説明したいと思います。
災害が発生又は発生しそうな時に、議員が災害対策本部などに出向くことで、議員対応に職員が追われ、本来の災害対策という任務に100%の力を注げなくなるのではないか、という批判があります。
私もその懸念はありました。
先輩議員から、災害時の議員は「自宅待機」というのが原則ともお聞きしていました。
今回の選挙で私を含め、大口町議会議員15名中8名が「新人議員」になりました。
そのため、経験値が極端に少ない議員の議会構成になりました。
災害対策についても、大口町はどのような体制で、どう対応しているか、全くわからない議員ばかりとなった訳です。
そういう事を見越して、町長は災害があった際には、「災害時の職員の動きを一度は見てほしい。」、というお話しをされたのだと思います。
議会事務局もその意を汲んで「時間が取れる方は課の見学を!」という連絡を発信されたのだと思います。
そういった経緯があり、私は町民安全課の視察、というか「見学」をさせて頂いたのです。
「避難所」の見学もその流れでさせて頂きました。
酒井議員、松本議員、私は、3人とも新人議員であり、今回の視察は大変貴重な経験となりました。
この経験は、今後の大口町の防災に必ず活きていくと確信しています。