2023年7月25日(火) 全員協議会が開催され、鈴木町長をはじめとする各部課長および私たち議員全員(15名)が集まり、9月定例会に向けての議題質疑をしました。
企業支援課から、「令和5年度 賑わい創出事業について」の議題が提案されましたのでご報告します。
この事業は、昨年度行われた町制60周年記念事業で、キッチンカーを何台か出してもらってのイベントを行ったところ大変盛況で、アンケート調査で「今後も継続して欲しい。」というご要望も多数寄せられた事から、本年、試験的にやってみようという事になり企画されました。
大口町に「賑わいの場」を創ることで、多くの住民の方々、在勤者の方々に集っていただき、楽しんでいただこうというのが目的です。
行政としては、定期開催をすることで賑わいの場を「定着」させていきたいと考えています。
2023年8月29日 追記です。
2023年9月 大口町広報誌Oguchi 9に「大口にぎわい横丁」のチラシが入りました。詳細等はチラシをご覧ください。秋の夜長をぜひお楽しみください。
「ビックテント」
「役場南ひろば」
今年は、令和6年度からの定期開催に向けた試行 という位置づけになります。以下の予定が組まれていますので、お時間の許される方は、せひお立ち寄りください。
9月22日 (金) 16:00〜20:30 健康文化センタービックテン ト内
9月23日 (土) 11:00〜20:30 健康文化センタービックテン ト内
10月20日 (金) 16:00〜21:00 役場南ひろば(⾬天時:町⺠ 会館第一駐車場)
10月21日 (土) 11:00〜21:00 役場南ひろば(⾬天時:町⺠ 会館第一駐車場)
11月3日 (金) 16:30〜21:00 役場南ひろば(⾬天時:町⺠ 会館第一駐車場)
11月4日 (土) 16:30〜21:00 役場南ひろば(⾬天時:町⺠ 会館第一駐車場)
12月22日 (金) 16:00〜20:30 健康文化センタービックテン ト内
12月23日 (土) 11:00〜20:30 健康文化センタービックテン ト内
なお、11/4(土)は、花見橋周辺で 薪能「裁断橋」を同時開催する予定 です。
演目の「裁断橋」と聞くと、大口町から「裁断橋」で演目を作ってほしいとでも依頼したのかな、と一瞬思いましたが、そうではありませんでした。
もともと「裁断橋」という演目はあったそうです。
それを聞きつけて、ぜひ「裁断橋」ゆかりの地 大口町でその演目で能を舞ってほしいという発意から、今回の企画につながったそうです。
※薪能について、現在(7/25時点)、企画段階で詳細はまだ決まっていません。その事はご承知おきください。
※追記(10/21)
薪能の開催が決定しました。以下が当日のパフレットです。
入場無料です。秋の宵、幽玄の世界をお楽しみください。
個人的に私は、20代と30代で、「薪能」を主催者側で3回経験させて頂きました。
主催者側と言っても、ぺいぺいでしたので、1回目は設営や後片付け、2回目にシテを舞われる方との連絡、調整などを担当しましたが、裏方で走り回っていましたので「能」を堪能することは出来ませんでした。
それでも、「能」とは何ぞや、から勉強しましたので、「能」の魅力は少しわかります。
観世流の故梅田邦久先生のお宅に、大口町で「能」をお願いするためにお邪魔したのは、今から30年ほど前の事でした・・・。
当時20代だった私に先生は、「これで少し勉強をすると良いですよ。」と言って雑誌を貸して頂きました。
その雑誌は写真付きのグラビアで、タレントのタモリさんとシテ方の先生との対談が掲載されておりました。
対談形式の記事でしたので、「能」の歴史、魅力がとても分かりやすく、読みやすく書かれていました。
主催者側としての責任もありましたが、先生の朴訥とした穏やかなお人柄に感銘し、貸して頂いた雑誌を何度も繰り返し読んだ事を覚えています。
ちなみに「薪能」は、豊田区の豊田児童遊園地で行われました。
能舞台を作る専門業者の親方がとても良い方で、お金の無い私たちに、「人件費分、若い衆を手伝いに出してくれれば良いよ。」という心意気で、かなり安くやって頂きました。
親方は良い人なんですが、厳しい人でもありましたので、設営時は、滅茶苦茶叱られたことも覚えています・・・。
若き日の青春の1ページでした。
良い経験をさせて頂きました。
故梅田邦久先生を偲んで、徒然なるままに書きしたためてしまいました。
さて、私もそこそこの年齢になりましたので、あの頃に勉強した「能」を、今回こそはたっぷり堪能したいと思っています。(笑)
Q.「能」とは何ですか。
A.能は完全な分業からなりたつ演劇です。
謡と演技を担当する立方はシテ方・ワキ方・狂言方の3つの役から成り、伴奏担当の囃子方は笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方の4つの役から構成されます。そして、さらに各役がいくつかの流儀にわかれているのです。
江戸時代までは、ワキ方、囃子方、狂言方を「三役」と称して、シテ方の流派が専属の三役をもつようになっていましたが、明治維新でその仕組みは崩れました。現在では、7つの役籍に24の流儀があります。
これらの流儀は、シテ・ワキ・狂言方ならば詞章や謡い方・所作が、囃子方なら、囃子の手組や演奏法が、それぞれの流儀ごとに違っています。基本的に、シテ方というひとつの役籍のなかで、流儀の異なる混成チームをつくることはありません。しかし、座付きの役がなくなったことから、今ではそれ以外の役籍間で流儀の組み合わせは自由になっています。