3/21(木)大口町における「公共施設等総合計画(案)」改定の資料が配信されました。
公共施設等総合計画とは、公共施設の維持管理にあたっては、無秩序に行うのではなく、耐用年数、予算など総合計画を立て、修繕、長寿命化、建替えを検討していく、という事です。
平成26年(2014)4月、総務省が全国の地方自治体に策定要請を発出し、本町においては、平成29 年(2017)3 月に「公共施設等総合管理計画」を策定しました。
この度、総務省の「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」の改訂や本町を取り巻く状況の変化を踏まえて、本計画の改訂が行われました。
大口町には、9系統の公共施設(構築物)と3系統のインフラ施設(道路、橋りょう、下水道施設(管路))があります。(詳しくは、最下段の表をご参照ください。)
3/21に配信された「公共施設等総合計画(案)」では、これらの施設等について今後の方針が全て言及されています。
今回は、「10.インフラ施設(道路・橋りょう・下水道施設)」について、大口町の考え方を記事にさせていただきます。
インフラ施設は、生活や産業の基盤であり、安全な暮らしを支えるうえで必要不可欠な施設です。
これまで多くの施設を整備してきましたが、老朽化が進んでおり、順次更新の時期を迎えようとしています。
本町の主なインフラ施設の保有状況は以下のとおりです。(公共施設等総合計画(案) 資料より)
【道路】
道路の総面積は、約143 万㎡です。
これまで多くの道路を整備してきました。
必要に応じて、順次、舗装の打換えなどの更新を進めています。
【橋りょう】
橋りょうの総面積は約0.6 万㎡です。
橋りょうの耐用年数を踏まえると、今後多くの橋りょうの更新時期を迎えます。
【下水道】
下水道の総延長は約165km です。
下水道の耐用年数を踏まえると、今後20 年後から多くの下水道の更新時期を迎えます。
「今後の方針」として資料には次の様に書かれています。
(1)道路
平成30年度(2018)に主要路線の新たな舗装修繕計画を策定しました。
大型車交通量の増加により、舗装状況は悪化していることもあり、この舗装修繕計画に基づき必要に応じて舗装修繕を実施して適正な道路(舗装)施設管理を行います。
町道内津々線及び町道高橋替地線については、令和6年度(2024)から道路整備を始めます。
(2)橋りょう
大口町橋梁長寿化修繕計画に基づき、橋梁、横断歩道橋の長寿化を図っていきます。
5年毎に定期点検を実施し、適正な維持管理を実施し、予防保全に努めていきます。老朽化の対策修繕で対応できない橋りょうについては改修を検討します。
平和橋については、令和5年度(2023)に改修を始めました。
巾下川4号線については、令和7年度(2025)に改修を始めます。
(3)下水道施設(管路)
面整備完了後は、長寿命化(管更正=既存の管の内面に新しい管を作る工法)に重点を置いた体制にシフトし、必要に応じて既存施設を更新し、今後とも同規模での存続を図っていきます。
インフラ施設は、生活や産業の基盤であり、安全な暮らしを支えるうえで必要不可欠な施設です。
住民の安全安心を担保して頂くためにも、計画的に修繕を行っていただきたいと思います。
町長は、幹線道路、生活道路の整備拡幅を進めています。
国道41号線、155号線を大動脈、町内を隅々まで通る道路を毛細血管とたとえ、それらを整備して、町内の交通をより良いものにしていく、という方針で動いています。
近隣市町との境の道路を見ていただくと良いのですが、大口町に入ると急に良い道路になっているのがわかると思います。
これは、「際を整備する」という町長の戦略であります。
そんな視点で大口町の道路を見ていただくと、大口町の施策の一端が垣間見えます。(笑)
さて、下記の表は、大口町の公共施設を系統別に分けたものです。
今後、このホームページでそれぞれの施設等に対しての「大口町」の考え方を順次ご紹介させて頂きたいと思います。
宜しくお願いします。
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