3/21(木)大口町における「公共施設等総合計画(案)」改定の資料が配信されました。
公共施設等総合計画とは、公共施設の維持管理にあたっては、無秩序に行うのではなく、耐用年数、予算など総合計画を立て、修繕、長寿命化、建替えを検討していく、という事です。
平成26年(2014)4月、総務省が全国の地方自治体に策定要請を発出し、本町においては、平成29 年(2017)3 月に「公共施設等総合管理計画」を策定しました。
この度、総務省の「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」の改訂や本町を取り巻く状況の変化を踏まえて、本計画の改訂が行われました。
大口町には、9系統の公共施設(構築物)と3系統のインフラ施設(道路、橋りょう、下水道施設(管路))があります。(詳しくは、最下段の表をご参照ください。)
3/21に配信された「公共施設等総合計画(案)」では、これらの施設等について今後の方針が全て言及されています。
今回は、「社会教育系施設」について、大口町の考え方を記事にさせていただきます。
大口町には、社会教育系施設として、「大口町立図書館」、「歴史民俗資料館」、「文化財収蔵庫」があります。
「大口町立図書館」は、旧耐震基準で建てられた施設ですが、耐震補強が実施されています。
しかし、築後43年が経過していることもあり、老朽化が進むとともに、蔵書スペースの不足といった問題も起きています。
「文化財収蔵庫」は、新耐震基準で建てられた施設ですが、木造で築後25年が経過しており、外壁等の劣化がみられます。(公共施設等総合計画(案) 資料より)
詳しくは、下記「施設概要」一覧表をご参照ください。
「大口町立図書館」は、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく利用者が減少しましたが、令和4年度(2022)は、新型コロナウイルス感染症の流行前の利用者数(4万人程度) に戻りつつあります。
「歴史民俗資料館」の入館者数は、新型コロナウイルス感染症の流行前は、1万5千人程度となっておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく利用者が減少しています。
「今後の方針」として資料には次の様に書かれています。
「大口町立図書館」、「歴史民俗資料館」、「文化財収蔵庫」については、適切な維持管理・改修を行い、長寿命化を目指します。
社会教育系施設は、「大口町立図書館」、「歴史民俗資料館」、「文化財収蔵庫」の3施設があります。
大口町の「知」の財産を管理する施設ですね。
図書つながりでひとつ…。
昨年のふれあまつりで「まちかどインタビュー」というヒアリングを行ったのですが、インタビューに答えてくれた小学生の子どもたちが口をそろえて言うのが、「小牧市のように図書館を充実させて欲しい。」でした。
小牧市の図書館は、図書の充実だけでなく、読書スペースの大幅確保や飲食スペースが併設されていたりと、寄ってみたくなる図書館をオープンされています。
最近の子どもは、情報をキャッチするのが早いので、そういった近隣市町の情報を良く知っていますね。
大口町で小牧市のような図書館をつくるのは、さすがに難しいですが、令和6年度当初予算では、児童図書費や一般図書費などで1000万円ほどの予算計上をされています。
職員さん達は、より魅力のある図書館を目指して頑張っていますので、ぜひ大口町の図書館にお立ち寄り頂きたいと思います。
さて、下記の表は、大口町の公共施設を系統別に分けたものです。
今後、このホームページでそれぞれの施設等に対しての「大口町」の考え方を順次ご紹介させて頂きたいと思います。
宜しくお願いします。
関連記事→
「大口中学校体育館」建替えの検討に入る!2024年3月23日(土)
1.町民文化系施設は長寿命化を目指す!2024年3月24日(日)
2.社会教育系施設は長寿命化を目指す!2024年3月24日(日)
3.スポーツ・レクリエーション系施設は長寿命化を目指すが、温水プールは?2024年3月24日(日)
4.学校教育系施設は長寿命化を目指すが、大口中学校体育館と学校給食センターは建替えを検討!2024年3月24日(日)
5.子育て支援施設は長寿命化と民間活力の導入、南保育園は建替えを検討!2024年3月24日(日)
6.保健・福祉施設は長寿命化を目指す!2024年3月24日(日)
7.行政系施設は長寿命化を目指す!2024年3月24日(日)