3/21(木)大口町における「公共施設等総合計画(案)」改定の資料が配信されました。
公共施設等総合計画とは、公共施設の維持管理にあたっては、無秩序に行うのではなく、耐用年数、予算など総合計画を立て、修繕、長寿命化、建替えを検討していく、という事です。
平成26年(2014)4月、総務省が全国の地方自治体に策定要請を発出し、本町においては、平成29 年(2017)3 月に「公共施設等総合管理計画」を策定しました。
この度、総務省の「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」の改訂や本町を取り巻く状況の変化を踏まえて、本計画の改訂が行われました。
大口町には、9系統の公共施設(構築物)と3系統のインフラ施設(道路、橋りょう、下水道施設(管路))があります。(詳しくは、最下段の表をご参照ください。)
3/21に配信された「公共施設等総合計画(案)」では、これらの施設等について今後の方針が全て言及されています。
今回は、「スポーツ・レクリエーション系施設」について、大口町の考え方を記事にさせていただきます。
大口町には、スポーツ・レクリエーション系施設として、
「オークマ温水プール」、「オークマグラウンド」、「わかしゃち国体記念運動公園」、「グラウンド」3施設、「野外活動施設」の計7施設があります。
全てが新耐震基準で建てられた施設ですが、オークマ温水プールや野外活動施設は建築後約40年が経過しており、老朽化が進行しています。(公共施設等総合計画(案) 資料より)
詳しくは、下記「施設概要」一覧表をご参照ください。
「オークマ温水プール」は、新型コロナウイルス感染症の流行後は大きく利用者が減少しましたが、令和4年度(2022)は新型コロナウイルス感染症の流行前の利用者数(11 万人~12 万人程度)に戻りつつあります。
「オークマグラウンド」の利用者数は、新型コロナウイルス感染症の流行前は、22万人程度でしたが、新型コロナウイルス感染症の流行後は利用者が減少しました。土日及び平日の夜は利用がありますが、平日の昼間においては空き時間が多くなっています。
「わかしゃち国体記念運動公園」の利用者数は大きく増加していますが、それ以外の施設は、概ね横ばいの状況となっています。
スポーツ・レクリエーション系施設は、土日及び平日の夜は利用がありますが、平日昼間の空き時間が多くあるといった共通の課題を抱えています。
「野外活動施設」の利用者数は少なく、遊具の著しい老朽化が課題となっています。
「今後の方針」として資料には次の様に書かれています。
スポーツ・レクリエーション系施設については、基本的に存続を図っていくものとし、今後も適切な維持管理・改修を行い、長寿命化を目指します。
また、指定管理者制度導入の施設については、利便性のさらなる向上により利用者増を図る意味からも、指定管理者制度の維持に努めます。
「オークマ温水プール」については、老朽化に伴う安全面・衛生面からの問題もあり、今後のあり方を検討します。
「野外活動施設」については、適正な規模、必要性を検討します。
スポーツ・レクリエーション系施設は、基本的な方針は、存続を図り、維持管理、改修を行い長寿命化を目指すとの事です。
「存続」という言葉を使われていますので、「廃止」なり「縮小」「建替え」を考えている施設もあるようです。
それが、「オークマ温水プール」と「野外活動施設」です。
今後この2つの施設に関しては注意深く見ていきたいと思います。
さて、下記の表は、大口町の公共施設を系統別に分けたものです。
今後、このホームページでそれぞれの施設等に対しての「大口町」の考え方を順次ご紹介させて頂きたいと思います。
宜しくお願いします。
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